夏休みのおでかけ第一弾です。
サンパウロのバスターミナルからカンポグランジを経由してトータル約20時間。
南マットグロッソ州のボニートという街に行きました。
マットグロッソとは「分厚い草」という意味で安直に草がボーボーになるくらい暑い、というイメージで大丈夫です。笑
ボニートとははポルトガル語で「美しい」という意味で、南マットグロッソの中でもさらにパラグアイやボリビアよりに位置します。
「ブラジル ボニート」でググって出てくる写真は、豊かな自然と綺麗な水!前回のオウロプレットに続いてブラジル国内で行ってみたい場所でした。
今回は同期の女子4人でサンパウロを出発。ところが直前で他地方の同期たちもほぼ同じ日程で行くそうで…到着初日は14人が同じレストランに大集合。笑
北はパラー、南はサンタカタリーナから。こうやって顔を見ると安心できる人数が多い、って心強いことだなぁ。
大集合したのはCasa do João というお店。
長時間の移動途中では乗客間での窃盗事件もあり、(荷物検査、警察召喚、犯人探し…と)かなり大幅に時間と体力を消費。
初日はみんなと晩ご飯のみで終了しました。
2日目。
出発前にホテル経由で予約していたツアーへ。
Rio Sucuriという川で魚と一緒に泳ぐ、いや流されてきました。
川底が見える透き通った1.5kmをライフジャケットとゴーグルで流れて行きます。
と言っても流れだけに任せると川脇の枝へと誘導されるので、手だけは平泳ぎです。
午後は残り2日分ツアー予約。
セントロの旅行会社で移動時間やお昼ご飯も考慮しつつ全予定埋めました。
こちらの拙いポルトガル語でも聞き取って色々と提案してくれました。
決まった予定がこちら。
- Buraco doas Araras「金剛インコの穴」
- Parque das Cachoeiras 「滝公園」
- Gruta do Lago Azul 「青の洞窟」
- Boia Cross 「浮き輪で川下り」
日本語に直訳すると名前が全部イマイチな感じになるのはご了承ください。
▼Buraco doas Araras「金剛インコの穴」
前日に他の同期からオススメされていた場所。
インコが掘った穴とかではなくて(笑)、地盤沈下によってできた南米最大の陥没穴です。深さ100mの絶壁の脇にAraraというカラフルなインコたちが巣を作っています。
ガイドさんが周りの植物について英語で説明してくれました。野生(?)のミニパイナップルとかブラジル版おじぎ草とかおもしろかった!
▼Parque das Cachoeiras 「滝公園」
陥没穴から移動して、七つの滝があるという公園でお昼ご飯。
トラックの荷台に乗って川の上流へ。森の中を歩きながら滝巡り。
中盤にはターザンできる滝もありました!
めっちゃ楽しかったけどちゃんと飛び込まないとライフジャケットで笞打ちみたいになるで気をつけてください(体験者談)
▼Gruta do Lago Azul 「青の洞窟」
イルミネーションではない、本物の青い洞窟です。
ヘルメットを着けて口の広い鍾乳洞をどんどん下って行きます。奥が深いというよりとにかく下へ下へ…最後に見えるのが青い水溜まり。
光の加減でとてもキレイでした!
▼Boia Cross 「浮き輪で川下り」
セントロ(街の中心地)から少し離れたホテルが管理するアクティビティーで、大きな浮き輪に乗って小さい滝を流れていくものです。
川を進む時はうつ伏せになって、滝に差し掛かる前に仰向けにポジションチェンジ。
ガイドが2名一緒にぷかぷかしてくれるので、枝に引っかかっても助けてくれます。
顔はお笑いコンビのガリットチュウ、体はワンピースのフランキーみたいなおじさんが、終始サポートしてくれました。
ゆっくりとした流れとスリリングな滝越えの緩急が楽しいアトラクションでした!
▼ボニートグルメ
セントロにはレストランも多くあり、ご当地グルメはもっぱら川魚。
ワニのフライも食べました!
普段は肉料理が多いブラジル、普段食べれない分の魚類を摂取した気が。笑
生演奏を聴きながら食事ができるレストランは、壁や床にメッセージをかけるサービスがあり、私たちも日本語で思い出のひとことを刻んできました。
気になるお値段は・・・?
参考までにかかった総額がこちら。
- 長距離バス(サンパウロ・カンポグランジ往復) 440RS
- カンポグランジ・ボニート間往復 134RS
- ツアー5つ(タクシー送迎・昼食込) 700RS
- ホテル(4人部屋4泊の一人当たり) 253RS
その他、お土産代、晩ご飯代がかかっています。
ツアーは少し高いという意見もありますが、どれも普段の生活ではなかなかできない経験なので妥当かな、と。
感想
【タクシーのおじさんは基本やさしい】
時間通りにくるし、出発前には車を冷やしておいてくれ、安くて美味しいレストランなども教えてくれました。彼らを味方につけると旅も充実しやすいかも。
【長距離バスの空調が異常】
とにかく冷房がきつい。体感温度がおおらかなブラジル人でも震えるほどだったので、どんなに暑くてもバスタオルやブランケットなど羽織れるものが必要だと学びました。
【なにかと前倒し】
ツアー間は余裕を持って組んでいたので、早めに終わって早めに到着、1つ前の時間帯に誘導されるパターンがほぼほぼでした。さすがアドリブ社会だなぁ。
【楽しむための言語力】
日系人のコミュニティで働いていると職場では日本語だったり、私を見ると日本語に切り替えて話してくれる人が多いです。
タクシーの中で、ツアー会社で、ガイドの説明、オススメ料理を聞く。
旅先ではとにかく情報を得ようと質問したり要望を伝えたり、普段よりも言語脳フル回転だなと感じました。
言語力、土地勘、好奇心、危機管理能力、これらをぐんぐん伸ばして、南米を楽しんで帰ります。