インターネットのおかげで簡単に情報が得られるようになりましたが、玉石混交の情報の山の中から真実を知ることは容易ではありません。
先日、空港の書店でたまたま見つけた、「東大物理学者が教える『考える力』の鍛え方」という本を読みました。
著者は大学院の教授です。
社会人になって役立つのは、マニュアル的な知識やノウハウではなく、時々刻々と変化する状況に即応できる知恵や創造力、問題発見力です。
それをいかにして身に付けられるかを大学院生に教えたりした実体験や実例を交えて解説しています。
著者は、①問題を見つける力、②解く力、③諦めない人間力を身に付けることを勧めていました。
特に、「自分はいつも何か考えている」と自覚することが大事とのことです。
これは、言い換えれば常に脳を鍛えるようなものです。
また、情報への接し方としては、次のように解説しています。
確かな事実と思われるものを選び(ノウハウ系はあまり信用しない)、シンプルにメモを取った後はその情報を捨てることで情報過多へのストレスを減らします。
また、収集した情報の関連性を見つけて、情報の点を線へ、そして面状にリンクを増やします。
最後に空白地帯、つまり分かっていないことをはっきりさせるということを明確にする作業を地道に行います。その空白地帯が、解決すべき問題ということでした。
人生には正解はありませんが、社会人になると自分なりの答えを見つけることが求められることも多いです。
しかし、そもそも日ごろ何が問題かにすら気付いていないことが多いものです。
情報は日々増えていきますが、収集力の質を上げることが大事だと思いました。
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