今回は、「フォア側の奥へのフットワーク」についてです。

 

今までの3回をお読みいただいて・・・、今回の答えはどう思いますか?

私が書いていることが、正しいか正しくないかは別として、これから私が何と答えるか予想してみてください。

 

「奥への移動だから、"反復横跳び方式"かなぁ、それとも、フォア側への移動だから距離を出すには、普通に走る"ランニング"方式かなぁ。でも、それだと2歩目の逆の足が奥側にある時に着地点に入ってしまったらかなり打ちにくいからやっぱり"反復横跳び方式"かなぁ」とか。

お部屋で、1歩ずつゆっくり動かして、体勢を確認しながら考えてみるのも良いかと思います。

 

では、答えです。

答えは、

"ランニング"方式で自分は動いています。

真後ろ側ではなく、フォア側への奥だと、スマッシュを打てるような高い位置を打つ場合、あとは相手に長いスマッシュを打たれたり、ドライブを打たれたりで低い位置を打つ場合、ともに、"ランニング"方式です。

 

理由は、

"フォア側への奥は、基本的に移動距離が最も長くなる"からです。

もしも、バック側の奥へ打たれた場合、低い位置を打つ場合は"バックスイング"で対応しますが、高い位置の場合"バックスイング"でスマッシュを打つべきではないです。

 

"ハイバックスイング"でスマッシュを打つ場合、フォアで打つ普通のスマッシュに比べて、スピードはかなり激減します。

上級者でも、大体の人は激減しています。

コントロール精度も下がりますので、相手のチャンスにしてしまう事も珍しくありませんし、ネットやサイドアウトで逆に点数を取られてしまうことも、多いです。

なので、"フォアスイング"でスマッシュを打ちましょう。

 

とすると、ダブルスにおいては、トップアンドバックでのコートの真ん中とは、"プレイヤーのラケットを持っている腕の肩が真ん中の線に位置する"場所が理想的になると思います。

それと、"もう一つ別の理由"もあり、少なくても"へそ"の部分がコートの真ん中では不都合が生じます(これは次回に書きます)。

しかしその位置だと、バック側への移動よりもフォア側への移動の方が、足の移動距離は長くなります。

 

その為、"反復横跳び方式"では、移動距離もスピードも、足りなくなることが多くなります。

私は、移動範囲は未経験の中では広い方ですが、ライン際だと"反復横跳び方式"では難しいですし、仮に届いたとしても、ただ打つのがやっとだと思います。

 

さて、スマッシュを打つ場合ですが、普通に"ランニング"で行くと、3歩目を出した時の体勢は、「2歩目の逆足が45度くらい斜め前で、3歩目の利き足がライン方向へ45度斜め後ろ」で、スマッシュを打つのに都合がいい態勢になっています。

その態勢だと足が45度になっているので、身体が内側に向いている分、「サイドへ流し打ちをしてアウトになる可能性を下げられる」、「3歩目の足がやや奥側を向いていると思うので、腰のひねりを使いやすい態勢になっている」ので、理想に近いスマッシュになると思います。

 

今回の序盤で書いた、「それだと2歩目の逆の足が奥側にある時に着地点に入ってしまったらかなり打ちにくいからやっぱり"反復横跳び方式"かなぁ」ですが、これは"ない"と思います。

というのは、ライン際ではなく、やや内側へ打たれたとしても、奥への移動距離がある分、2歩では届きません。

それが届くほどの場所だとすると、相手のミスでしょうから時間的余裕もありますし、もしかしたらジャンプしての"飛びつきスマッシュ(ジャンピングスマッシュではない)"でイケると思うので、フットワークを考える必要はないかなと思います。

ネット付近の手前は2歩目で打つことがあり得ますが、奥側は少なくても僕は初心者の頃を思い出してもありませんでした。

 

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