主訴

首と肩の痛み 肩は抜けるような違和感もあり

 

症状

3週間前にいきなり首の痛みを発症。カイロプラクティックに行ったが改善せずそのまま放置していた。患者は野球をしており、治らないままプレーを続け今度は肩の違和感を発症。そのまま段々と痛みへと移行したところで来院。

 

所見

首は左右の回旋と後屈で痛み。ある程度の見当をつけて触診したら斜角筋に鋭い圧痛があった。肩は極端な可動域制限は無いものの、動かすとゴリゴリと関節音がしており、本人曰く送球も安定しないとの事。

特にしびれや神経痛は出ていないが、関節運動の不具合という形で肩への影響が神経的に出ていると思われる。

 

治療

斜角筋を基準に考えると胸椎・頸椎・第1第2肋骨・鎖骨辺りが重要になってくる為、まずはこれら胸郭周辺の骨性の構造的な問題から取り組むこととした。

 

胸椎の歪みを調整。首の可動域はこの時点でほぼ回復。

頸椎と肋骨の調整。斜角筋の緊張が半減。首の痛みは無くなり肩も軽くなる。

斜角筋自体の緊張を緩める。痛みなし。肩関節自体の調整を追加して肩周辺の筋肉を緩める。特に三角筋と棘下筋・小円筋。

鎖骨の歪みを調整。

 

治療後は痛み・可動域制限・違和感も全て無くなった。今回の疾患は胸椎の歪みから来る頸部痛が最初でそこから肋骨が歪み、斜角筋の緊張が強まったことで肩へ行く神経が阻害され、関節運動がうまくいかなくなって炎症・神経痛という順で起こった疾患と思われる。

 

※施術効果には個人差があります。