この記事は連作です。

 

こちらから読んでね→ツインと聖地巡礼の旅1

 

 

「佐那河内!?なんで、そんなとこの神社に来たんです?」

「えっと・・・タロットカードで、そこの神社に行けって言われて」

「タロット?占いで使う、タロット?」


もう、その彼、顔に大きな?マークがついてしまっている。

東京の人がタロットで佐那河内村の神社にやってきた。

意味が分からない。


そんな会話から始まった、彼。

徳島市在住の広瀬さん。


彼との出会いが僕とツインを佐那河内村に縁を結ぶことになろうとは。


本当に不思議なものだね、縁、というものは。


佐那河内村というのは、徳島市の隣にある村。

バスで徳島駅から40分くらいのとこにある。


位置的には、だいたい西。

山間にある自然豊かなとこ。

というと、かっこいいけど、言い方を変えると、何もないとこ。


お店もほとんどない。

村役場がある近くにサークルKサンクスが一軒だけ。

ほかはほとんど、ない。


そもそも、徳島県には村はひとつだけ。

佐那河内村だけ。


それほど、ローカルなとこに、なぜか東京から来たふたり。

「どうして、佐那河内の神社に来ることになったのか」

確かに、広瀬さんじゃなくても、不思議に思うだろう。


実は、その神社に行きつくまで、長い話がある。


まずは、千葉県の房総半島のさきっちょにある、千倉の神社。

高家神社からつながったんだ。


高家神社も、タロットで行くことになった不思議な神社。

その話は、『ツインソウルと房総の旅』で書いた。


それが3/22の話。

その後、もう一回高家神社に行ってきた。


それが4/19。

お礼参りでお米を奉納した話。

その話は、『ツインソウルと房総の旅2』で書いた。


もしかしたら、四国の旅行も、高家神社と関係があるのかもしれない。


そう思って、高家神社のことを調べていたら。

四国が出てきた。


実は、高家神社がある房総のさきっちょの方は、

昔は、安房の国と呼ばれていた。


安房を調べていたら、安房じゃなくて、阿波が出てきた。

阿波というのは、阿波踊りで有名な場所。

四国の徳島県の昔の呼び名。


安房と阿波。

同じ読み方で「あわ」。


もしかして、何かつながりがあるのかもとネットで調べていたら、


阿波忌部氏が出てきた。

どうも、阿波にいた技術者集団の忌部氏が、黒潮に乗って

全国に技術を伝えたらしい。


だから、千葉の安房を開拓したのは、徳島の阿波忌部氏。


となると、もしかしたら、高家神社の本家筋も徳島にあるのかも。


そういえば、安房の一宮、安房神社が祀っている神様は、天太玉命。

阿波忌部氏の祖神なんだって。


おおっ、つながってきた。

四国と千葉の。

忌部氏でリンクしている。


でも、房総旅行で行く予定だった安房神社は、

タロットに「行ってはいけない」と言われてしまっている。


代わりに高家神社に行くことになって、行ってきた。


だから、阿波の忌部に関わりがある神社は違うしなぁ。


そう思って、徳島の神社をネットで調べていたら・・・

「あれ?」


不思議なことに諏訪神社のことが出てきた。

諏訪神社は全国に一杯ある。

長野の諏訪湖の近くにある諏訪大社が本宮。

祀っているのは、建御名方神。


でも、阿波にある建御名方神を祀っている神社は、

諏訪神社ではない。

多祁御奈刀弥神社。

ひらがなだと、たけみなかたじんじゃ。


あれ?神様の名前の神社、それも漢字が違う。

もしかして・・・うわっ。


なんと、こっちが諏訪大社の本宮・・・らしい。

本当かよ。と思いつつ、古事記の建御名方神のおかしなことを思い出した。



建御名方神は、古事記の国譲りのとこに出てくる。


天照大御神が出雲を治めていた大国主に「私が治める地だから、国譲りしなさい」って言ったけど、

そこに出てきたのが、大国主の息子の建御名方神。


天照大御神が派遣した建御雷神と力比べをして、ポロ負けして、諏訪に逃げて、そこに籠った。

それをみて大国主はあきらめて、天照大御神に国譲りをした。


ざっくり言うと、そんな出雲でのお話が古事記に出てくる。


だけど、どうも、このお話。

なんか怪しい。


というのも、出雲地方の伝承をまとめた出雲風土紀には出てこない。

古事記を編纂したとき、作ったお話じゃないかと言われている。


でも、国譲りに登場する神様、

建御名方神を祀った神社が阿波の国にはある。


それも、地名が諏訪。

阿波国にある諏訪に、建御名方神を祀った神社がある。


どうも、気になる。

この神社、もしかしたら、高家神社につながりがある神社かも。


だから、タロットに聞いてみた。

「僕らは四国に行くとき、多祁御奈刀弥神社に行くといいんですか?」

『その通り!』

おおっ、いいカードが出た。

大アルカナ11番正義、ジェスティス。


僕らが多祁御奈刀弥神社にいくことが正義につながるのか。


さらに阿波国のことを調べていくと、元々は粟国と呼ばれていたらしい。

ただし、粟国は今の徳島の半分。

もう半分は長国と呼ばれていた。

粟国と長国、ふたつが合併してできたのが阿波国。


粟国は、粟稗の粟が主食で、長国はお米が主食。

長国には古い神社がないのかな。

調べて出てきた神社が

阿波國名方郡 御間都比古神社。

長国の開祖を祀った神社らしい。


「僕は御間都比古神社に呼ばれていますか?」

『良く分かったな!』

大アルカナ21、世界の正位置。完成と言う意味がある。

「ここにいくといいことありますか?」

『とってもラッキーだよ』

大アルカナ10、運命の輪の正位置、まさにラッキーカード。


高家神社の奉納は、お米だった。

御間都比古神社は、お米が主食の長国の開祖を祀った神社。

となると、四国の長国の氏族が渡ったのが千葉の安房になるのかも。


こうして、僕が四国でいく神社が決まったんだ。
 

続く

 

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