混んだ道でお客さんは余計に運賃を支払っているのか? 実像はどうなのでしょう?
タクシー運賃の「前決め」制度の実証実験のときも言われていましたが、最近、信号待ちなどでは「タクシー運賃を余計に支払わされている」という論調が増えてきています。
なぜ混んだ道で余計にタクシー運賃を払うのか? 日経Biz Gate
私、タクシードライバー暦もソコソコありますが、それ以上にタクシー利用暦の方が長く、その両方の立場から書くとすると、上記の記事はタクシーを利用していない人の「悪意」に満ちている、そんな印象があります。
特に、リーマンショック以降は道路混雑の発生箇所も限られたものになってきているので、それさえ避けられれば「余計に払わされている」という感覚は生まれてこないものだとさえ思っています。
私の感覚では、お客さんとルートの相談をして、その上で避けられる渋滞は避けるようにしたとして、それでも「余計に支払わせてしまった」と感じるのは、一年に1回ある程度です。
このドライバーの感覚とお客さんの感覚がズレているとしたら、タクシー運賃について「時間併用制」をヤメロ!という声を挙げていただくしかないのが実情ではないでしょうか?
繰り返しますが…
リーマンショック以前にこの問題が発生していたとしたら、「理解できる」側面も大きかったと思うのですが、道路混雑も少なくなり「余計に支払わされる」側面が激減している今にこの問題が大きく取り上げられるのは、不思議でもありますし、「悪意」のようなものを感じるのが正直なところです。
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