A Humanitarian Philanthropistのブログ

A Humanitarian Philanthropistのブログ

弱い者いじめ、差別主義、排他主義、民族主義、排外主義的愛国主義、独善主義に断固反対し、今の社会の在り方や世界観や生き方に、ちょっとだけ新たな視点を提示するブログです。

 外国人による犯罪が多いので、外国人を排斥しようという意見や政治運動がありますが、この様な考え方は人種差別的などという大げさな話を持ち出すまでも無く、そもそも論として、人間一人一人をその人の人格や個性や人柄で判断するのでは無く、その人の見かけや属性によってのみ判断しよとする極めて幼稚で愚かな発想に基づくものであると言えます。

 犬でも、一目見ただけで、その人の人柄を感じ取って、それに応じた対応をします。

 そういう意味では、人間をその属性だけで判断して、その対応を決めるなどというやり方は、犬以下の愚かな考え方であると言えます。

 外国人の犯罪が多いからと言って排斥するのは、東京で凶悪犯罪を犯した者が、埼玉県人だったからと言って、埼玉県人の東京への越境を禁止するの同じです。コメディーなら笑えますが、そういう事を本気で考えている人は、半ば精神的に病んだ人々であり、むしろ自分達の病的排他主義の根本原因を治療するのが先決であると思われます。

バイデン大統領の5月31日のニューヨークタイムズへの寄稿文 


5月31日のバイデン大統領のニューヨークタイムズへの寄稿文は、アメリカがウクライナ戦争の今後の行方を外交交渉の方にカジを切ろうしている事を思わせるものでした。今後のウクライナ情勢のカギを握るとも思われますので、その和訳を載せておきます。


バイデン大統領:ウクライナでアメリカがやること、やらないこと (2022年5月31日)


ウラジーミル・プーチンが数日で終わると思っていた侵攻は、今や4カ月目に突入している。ウクライナの人々は、その犠牲、気概、戦場での成功によって、ロシアを驚かせ、世界を鼓舞した。米国を筆頭に自由世界と多くの国々が、前例のない軍事、人道、財政支援でウクライナの側に結集した。


戦争が進むにつれ、こうした取り組みにおける米国の狙いについて、私は明確にしたいと思う。


アメリカの狙いは単純明快だ。さらなる侵略を抑止し、自らを守る手段を備えた、民主的で独立した、主権と繁栄に満ちたウクライナを見たいのである。


ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領が言ったように、最終的にこの戦争は「外交によってのみ決定的に終結する」のである。すべての交渉は、現地の事実を反映している。私たちは、ウクライナが戦場で戦い、交渉の席で最も強い立場に立てるよう、大量の武器と弾薬を送るために迅速に行動してきた。


そのため、ウクライナの戦場で重要な標的をより正確に攻撃できるよう、より高度なロケットシステムと弾薬を提供することを決定した。


我々は、主要経済国に課された史上最も厳しいロシア制裁について、同盟国やパートナーとの協力を継続する。我々は、ジャベリン対戦車ミサイル、スティンガー対空ミサイル、強力な大砲と精密ロケットシステム、レーダー、無人航空機、Mi-17ヘリコプター、弾薬などの最新兵器の提供をウクライナに継続する。また、議会で承認された通り、さらに数十億ドルの資金援助を送る予定である。我々は、ロシアの侵略が悪化させている世界的な食糧危機に対処するために、同盟国やパートナーとともに取り組んでいく。また、欧州の同盟国やその他の国々がロシアの化石燃料への依存を減らし、クリーンなエネルギーへの移行を加速させるのを支援する。


また、米国および他の同盟国の部隊と能力により、NATOの東側陣地の強化を継続する。つい最近、私はフィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請を歓迎した。この動きは、民主的で高い能力を持つ2つの軍事パートナーを加えることにより、米国と大西洋横断地域の安全保障全体を強化するものである。


私たちは、NATOとロシアの間で戦争が起こることを求めてはいない。私はプーチン氏に同意しないし、彼の行動は言語道断だと思うが、米国はモスクワでプーチン氏を失脚させようとはしない。米国や同盟国が攻撃されない限り、ウクライナに米軍を派遣したり、ロシア軍を攻撃したりして、この紛争に直接関与することはないだろう。ウクライナが国境を越えて攻撃することを奨励したり、可能にしたりすることはない。ロシアに苦痛を与えるためだけに戦争を長引かせることはしない。


この危機の間、私の原則は "Nothing about Ukraine without Ukraine"(ウクライナ抜きのウクライナはありえない)である。私はウクライナ政府に対して、公私を問わず、領土の譲歩を迫ることはしない。そうすることは間違っているし、確立された原則に反する。


ウクライナとロシアの協議が停滞しているのは、ウクライナが外交に背を向けたからではない。ロシアがウクライナを少しでも多く支配するために戦争を続けているから、話し合いが滞っているのだ。米国は、ウクライナを強化し、紛争の交渉による終結を達成するための努力を支援し続けるだろう。


いわれのない攻撃、産科病院や文化センターの爆撃、何百万人もの人々の強制移住によって、ウクライナでの戦争は深い道徳的な問題となっている。私はポーランドでウクライナ人難民に会った。女性や子どもたちは、自分たちの生活がどうなるのか、ウクライナに残った愛する人たちは大丈夫なのか、わからないでいる。良心ある人なら、この惨状に心を動かされないわけがない。


ウクライナの窮状に寄り添うことは、単に正しいことではありません。平和で安定した欧州を確保し、「力は正義ではない」ことを明確にすることは、われわれの死活的な国益にかなうものである。ロシアが自らの行動に対して大きな代償を払わなければ、他の侵略者となりうる者たちに、彼らも領土を奪い、他国を服従させることができるというメッセージを送ることになる。それは、他の平和的民主主義国家の存続を危険にさらすことになる。そして、ルールに基づく国際秩序の終焉を告げ、他の国への侵略の扉を開き、世界中に破滅的な結果をもたらす可能性があるのだ。


世界中の多くの人々が、核兵器の使用を懸念していることは承知している。しかし、ロシアが時折見せる核のサーベルを鳴らすようなレトリックは、それ自体が危険であり、極めて無責任である。この紛争でいかなる規模の核兵器が使用されたとしても、私たちにとっても世界にとってもまったく容認できないことであり、深刻な結果をもたらすだろう。


アメリカ人は、ウクライナの人々とともに歩んでいくだろう。なぜなら、自由は無料ではないことを理解しているからだ。自由の敵が罪のない人々をいじめ、抑圧しようとするときはいつもそうしてきたし、今しているのもそうだ。ウラジーミル・プーチンは、これほどの団結や私たちの反応の強さを期待していなかった。彼は間違っていた。もし彼が、今後数カ月でわれわれが揺らいだり分裂したりすると思っているのなら、それは同じ間違いである。


 1人の凶悪な人間のせいで、多くの人々が犠牲になる事は歴史上何度も繰り返されて来ましたが、その中でも最も最悪だったと見なされているのはヒットラーだと思います。

 彼と彼の率いるナチスによって何百万ものユダヤ人や障碍者や同性愛者がガス室で虐殺されていったのです。

 しかし、その史上最悪とも思われるヒットラーよりももっと残虐だったのがスターリンでした。スターリンは、自分に反対する人間を徹底的に殺害し、その数は数百万人を超えると言われています。更に、今のウクライナが飢饉に見舞われた時も、救済するどころか、農民達から徹底的に農作物を取り上げて、外国に売ってお金にして自国の工業化を図ったのです。そのせいで、食べるものを全部取り上げられたウクライナの農民たち数百万人が餓死したされています。更にポーランドでの大量虐殺やソ連邦内での強制移住や強制労働などでトータルで2500万人もの人が犠牲になったとされています。

 犠牲者の多さや悪質さに於いてはヒットラー以上だとも、思えますが、たまたま、スターリンは連合国側のリーダーでしかもあの最悪のナチスドイツを打ち破った事で、その悪質さが、大々的に非難されることはなく、やっぱりヒットラーこそが最悪の極悪人であるとされてしまった節がありますが、客観的に見れば、スターリンの方がもっともっと最悪な人間であったことは明らかだと思います。

 その人類史上最悪であるともいえるスターリンの悪事を、プーチン政権は歴史教育では殆ど教えず、従って、今の若いロシア人はスターリンが人類史上最悪の独裁者であったという事実を殆ど知らないとのことです。その結果、今の若いロシア人は、スターリンこそがロシアを強国にした建国のヒーローだとして尊崇している人が多いということです。プーチンが自らの独裁的強権を正当化するために、若い人々に愛国教育を徹底して洗脳教育をしていった結果、スターリンこそが真の愛国者でヒーローだと多くの若い人が思い込むようになった訳です。

 そういう、愛国的な若いロシア人達は、ウクライナで思うような戦果をあげられていないプーチンのやり方は、生ぬるいと、思っているそうです。もちろん、ロシアの若い人々の中には海外からの情報を得て、戦争に反対している人も沢山いますが、それ以上に、プーチンはもっと強硬な手段をとるべきだと思っている若者が多いそうなのです。

 これは大変に恐ろしいことで、今のロシアの暴挙は、ただ単にプーチンが滅茶苦茶な事をしていると思われているようですが、実は、プーチンの長年の愛国主義教育のせいで、今やプーチン自身ですら、生ぬるいと批判されるほど、過激な世論が形成されてしまっているということです。

 ということは、たとえ、今のプーチン政権が倒れたとしても、場合によってはもっと過激で強硬な政権が誕生してしまう可能性すらあるという事です。

 人類史上最悪の残虐な独裁者スターリンを心から尊崇するロシア至上主義の人々が何千万人もいるという事実は、今回のウクライナ問題が本当はもっともっと深刻な恐ろしさを秘めているということを示唆しているのかもしれません。

 

Patriotic Young Russians Criticize Putin for Being Lukewarm

 

   The death of many people because of one heinous person has been repeated many times in history, but I think Hitler is considered the worst of all.

   He and his Nazi regime slaughtered millions of Jews, cripples, and homosexuals in gas chambers.

   But even more brutal than Hitler, who can be considered the worst of all time, was Stalin. Stalin thoroughly murdered anyone who opposed him, and it is said that the number of his victims exceeded millions. Furthermore, when famine struck Ukraine, instead of providing relief, Stalin took away the crops of the peasants and sold them to foreign countries for money in order to industrialize his country. Millions of Ukrainian peasants starved to death because they were deprived of everything they had to eat. In addition, it is estimated that a total of 25 million people were killed in the genocide in Poland and forced emigration and forced labor in the Soviet Union.

   It seems that Stalin was even more vicious than Hitler in terms of the number of victims and his viciousness, but because Stalin was the leader of the Allies and defeated the worst Nazi Germany, his viciousness was not generally condemned, and people still think that Hitler was the worst villain of all. However, if we look at it objectively, it is clear that Stalin was a much worse man.

   The Putin administration has not taught any of Stalin's evil deeds in history education, which can be said to be the worst in the history of mankind, and therefore, young Russians today hardly know that Stalin was the worst dictator in the history of mankind. As a result, many young Russians today revere Stalin as the founding hero who made Russia a powerful country. As a result of Putin's thorough patriotic education and brainwashing of young people in order to justify his dictatorial might, many young people have come to believe that Stalin is the true patriot and hero.

These patriotic young Russians think that Putin's methods are lukewarm, as he has not been able to achieve the desired results in Ukraine. Of course, there are many young Russians who are against the war, informed from abroad, but there are many more who think that Putin should take more aggressive measures.

   This is very frightening, because it seems that people think that Russia's current outbursts are just Putin doing something crazy, but in fact, Putin's years of patriotic education have created a public opinion so radical that even Putin himself is now being criticized for being lukewarm.

   This means that even if the current Putin regime falls, there is a possibility that an even more radical and hard-line regime may be born.

   The fact that there are tens of millions of Russian supremacists in this world who truly revere Stalin, the worst and most brutal dictator in human history, may suggest that the real nature of Ukraine issue is really much more serious and frightening.

http://a.msn.com/07/ja-jp/AAXU6yx?ocid=se

 

 NHKのドラマで山下智久主演の正直不動産が毎回見る度に気分がすっきりして心が洗われる気持ちに成ります。

 今の世の中は、あの史上最悪のスターリンに次ぐ程の極悪非道人間のプーチンがいつも厚顔無恥な大ウソをつくのには、絶望的な気持ちに成ってしまします。しかし、それ程ではなくても、日本でもイジメ問題を平気で隠蔽しようとする学校の先生や校長や教育委員会や市の関係者達が、生徒の気持ちなど全く考えようともせずに、ただただ自分達の保身だけの為に、全てを無かったことにしようとして、平気で嘘を並べる姿は、プーチンに匹敵するほどの悪質さを感じざるを得ません。

 また、政治家が違法行為を全て秘書のせいにして自分は知らないと平気で嘘つく姿も、今や当たり前のようになってしまっています。

 ビジネスにおいても、本来、日本のビジネス社会では正直さや社会的信用が最も大切なものとされて来ましたが、最近はそうではないやり方が現れつつあります。

 そういう中での、この番組での主人公の馬鹿正直さは本当に痛快だし、今のこういう理不尽なご時世だからこそ、本当に心が洗われる思いがします。

 願わくば、こう言う事はドラマの中だけでなく、全世界でのあらゆる分野での大前提に成って欲しいものだと思わざるを得ません。 

 

   Every time I watch NHK's drama "Honest Real Estate" starring Tomohisa Yamashita, I feel refreshed and reassured.

   In today's world, I feel hopeless when Putin, who is the second worst diabolical person in history after Stalin, always tells a big lie without showing his face. But even in Japan, school teachers, principals, school boards, and city officials who try to cover up bullying problems with impunity and without any concern for the feelings of the students are as vicious as Putin in their attempts to pretend that it never happened, and to tell lies to protect themselves.

   Also, it has become commonplace for politicians to blame their secretaries for all illegal activities and lie with impunity about their ignorance.

   In business as well, honesty and social trust were originally considered the most important things in Japanese business society, but recently other ways of doing things are beginning to emerge.

   Against this backdrop, the protagonist's honesty in this program is truly poignant, and it is precisely because we live in such unreasonable times that it is truly heartwarming.

   Hopefully, this kind of thing will become a basic premise not only in dramas, but in all fields in the world. 

 

 

 今回のプーチン大統領の全くもって不当なウクライナへの軍事侵略は、元はと言えば、2003年に当時のブッシュ大統領が、イラクが化学兵器を作っているという根拠のない理由で、一方的にイラクに侵攻して無理やりサダムフセイン政権を打倒したことにヒントを得ていたと言われています。

 結局、侵攻の理由となった、肝心の化学兵器などどこにも無かったし、作ってもいなかった事が判明し、そもそもアメリカがイラクに一方的に侵攻する大義名分はなどどこにも無かったのに、大国が気に入らない政権は、適当な理由を付けて軍事侵攻して打倒しても良いんだ、とプーチンは思ったそうです。

 つまり、プーチンにあのような暴挙を決行しようと、思わせてしまった遠因は、あのブッシュ大統領のイラク侵攻にあったと言われています。

 この度、そのブッシュ大統領が、その自分の事を棚に上げて、よせば良いのに、わざわざプーチンのウクライナ侵攻を批判するスピーチをしたのですが、その中で、ウクライナ侵攻の事を、図らずも、イラク侵攻!と言ってしまったのです。慌てて、言い直しましたが、人間はやっぱり潜在意識で思っていることが言葉にでるものなので、ブッシュ大統領本人もやっぱり今回のウクライナ侵攻の遠因は自分のイラク侵攻にあることを自覚していたのかもしれません。

 とにかく、正にネタのような皮肉な結果になったスピーチなので、是非皆さんにも見て頂きたいと思います。

 分かりやすいように、英語と日本語の字幕を付けておきましたのでお楽しみ下さい。

 

 

ロシアの外交官Boris Bondarev氏の投稿 


テレビのニュースでも取り上げられてるロシアの外交官がロシア政府のウクライナ侵攻に抗議して辞任しました。彼の勇気を称賛し、その彼が命はがけで書いたフェイスブックでの投稿を和訳しましたので、沢山の人にシェアして下さい!宜しくお願いします



ずいぶんと遅くなりましたが、今日、私はロシアの外交官を辞職しました。
外交官としての20年間、私はわが国の外交政策のさまざまな展開を目にしてきましたが、今年の2月24日ほど自国を恥じたことはありません。プーチンがウクライナに対して、いや、実際には西側世界全体に対して放った攻撃的な戦争は、ウクライナ国民に対する犯罪であるだけでなく、おそらくロシア国民に対する最も重大な犯罪であり、わが国の豊かな自由社会への希望と展望をすべて太字のZで塗りつぶしてしまったのです。
この戦争を企てた者たちの望みはただ一つ、永遠に権力の座にとどまり、豪華で味気ない宮殿に住み、ロシア海軍全体に匹敵するトン数とコストのヨットに乗って、無限の権力と完全な免責を享受することです。それを実現するために、彼らは必要なだけの人命を犠牲にしようとしています。このために、すでに何千人ものロシア人とウクライナ人が亡くなっています。
この20年間、外務省の仕事における嘘と非専門性のレベルが常に上昇してきたことを、私は遺憾ながら認めざるを得ません。しかし、ここ数年、それはまさに壊滅的なものとなって来てます。偏りのない情報、公平な分析、冷静な予測に代わって、1930年代のソ連の新聞のようなプロパガンダの決まり文句があるだけです。自分自身を欺くシステムが構築されてしまったのです。
ラブロフ外務大臣は、このシステムの劣化を示す良い例なのです。私の同僚の多くが高く評価していた専門的で教養ある知識人から、この18年の間に、常に矛盾した発言を発信し、世界(つまりロシアも)を核兵器で脅す人物に変わってしまったのです
今のロシアの外務省は、外交のためにあるのではなく、温情主義、嘘、憎悪の為にあるだけです。外務省は、ごく少数の人々の利益に奉仕し、わが国の孤立と劣化をさらに助長しています。ロシアにはもはや同盟国はなく、その無謀で考え抜かれた政策を非難する人もいません。

私は外交官になるために勉強し、20年間外交官を務めてきました。省は私の家であり、家族でした。しかし、私はもうこの血なまぐさい、機知に欠けた、まったく必要のない不名誉を共有することはできないのです。


#BorisBondarev 



 今や、世界中の人々がプーチン政権の暴挙と残虐性とそれらの悪行を平気で否定する厚顔無恥さに呆れ果てていると思いますが、一体なぜ、彼らはこのような非人間的な所業を平気で出来るのでしょうか?

 彼らには人間としての良心というものは無いのでしょうか?

普通の人間なら、他者を傷つけたりすれば、多少なりとも心が痛み、良心の呵責に苛まれるものですが、プーチン政権の人々は、ずっと前から、何の罪もない自国の人々のアパートを爆破して多数の犠牲者を出しながら、それをチェチェンの過激派のせいであるとして、彼らに濡れ衣を着せ、それを理由にチェチェンに攻め込み、今、ウクライナでやっているような街を完全に破壊して、抵抗する気力を失わせるように一般人を大量に拷問して虐殺して徹底的に生き残った人々を拉致して、僻地へ追いやり、代わりにロシア人を住まわせ、その土地を完全支配するというような事をやってきたわけであります。

 そこには、罪もない人々を虐殺したり拷問したりする事への躊躇は一切見られず、完全に計画通りにロボットの様に必要な事を遂行しているようで、良心を持った人間のやることには全く見えず、そういう点にこそ、今、世界中の人々が底知れない違和感と恐怖感と嫌悪感を感じているのだと思います。

 では、一体、彼らのそのようなロボットのような非人間性はどのようにして育まれたのでしょうか?

 今の、プーチン政権の主要人物は一人残らず全員元KGB出身であり、そこにこそ、そのような現政権の非人間性の要因があるように思われます。

 KGBとは元ソ連邦の諜報機関であり、アメリカのCIAに相当する機関であります。諜報機関とは、当然ながら秘密裏に情報を収集したりするだけでなく、要人暗殺や破壊工作など、ありとあらゆる不法行為を国益のためと称して平然と実行していく機関であります。しかし、どれほど、悪質で残虐で非人間的な事をしても、全て秘密裏に行われる、つまり、匿名で行われるため、誰も罪には問われないし、徹底的に証拠まで隠滅するので、誰も罪に問う事も出来ないようになっています。

 つまり、KGBにしろ、CIAにしろ、諜報機関は法律にも道徳にも良心の呵責にも縛られることなく、必要であると思われることは、それによってどんな沢山の無実の人々が犠牲に成ろうとも、気にすることなく、誰に咎められることもなく、平気で実行できたのであります。

 したがって、長年KGBのような何でも自由気ままに出来てしまう組織にいると、いつのまにか、本来、人間なら誰もが持っている良心や道徳心や他者への思いやりなどの気持ちは完全にマヒしてしまい、ひたすらに必要なことを血も涙もない状態で淡々と実行するのみの人間に成り果てるのだと思います。

 プーチン政権が全員KGB出身者でずっと前から、そういうやり方をしてきたし、チェチェン紛争のような国内事であれば、情報統制で、自分たち自身の悪事は完全にもみ消すことができたし、シリアであればアサド政権のせいにすることも可能だったので、これまでと全く同じやり方でウクライナに侵攻し、同じように悪事も誤魔化すつもりだったのでしょうが、今回は西側諸国総動員で証拠集めをされてしまった為に、たまたま悪事がばれてしまっただけだと思います。

 つまり、今のプーチン政権の、常識では理解しがたいほどの残虐性と非人間性の根源は、諜報機関としての匿名性を隠れ蓑として、長年の間、ありとあらゆる不法行為を平気行ってきたことにこそ由来すると思われるわけであります。

 匿名性という事で言えば、指殺人とも言われるネット上での誹謗中傷の嵐も、身元を明かさず、社会的責任も人間としての良心も問われることがない状態だからこそ、あれほどまでに、酷い事を言えるわけだし、それによって被害者が死に至ったとしても、平気で居られる訳なのだと思いますが、それは正に、諜報機関が秘密裏に匿名性を隠れ蓑としてありとあらゆる悪事を平気で行っているのと全く同じ構造なのであります。

 従って、今現在もネット上で匿名で他者を誹謗中傷して無用に傷つけている人は、正に今のプーチン政権の人々と同様に、人間性を失った悪魔のような存在に成り下がっている事を自覚するべきだと思います。犯罪者でも、犯した罪を贖罪する機会が与えられていますが、匿名で他者を傷つけて続けている人は、もはや人間と呼ばれる資格も失っている事を忘れてはならないと思います。

 

Is anonymity the biggest factor in dehumanization?

-The similarities between online slander and the insanity of the Putin regime.-

 

I am sure that people all over the world are now appalled at the outrage and brutality of the Putin regime and their brazen denial of their evil deeds. Do they have no conscience as human beings?

Ordinary human beings would feel some pain and remorse if they harmed others, but the people in Putin's regime have long been using a lot of self-induced manipulation, blowing up the apartments of innocent people in their own country by themselves, causing many casualties, and then shifting the blame to Chechen extremists, and then wetting their hands. They then invaded Chechnya, completely destroyed the cities, tortured and massacred the civilians so that they lost the will to resist, abducted the survivors, drove them to remote areas, and settled Russians in their place, taking full control of the land. They abducted the survivors and drove them to remote areas. And now they are doing the exact same thing in Ukraine.

There is no hesitation whatsoever in slaughtering and torturing innocent people, and they seem to be carrying out what needs to be done completely according to plan, like robots. I believe that this is precisely the reason why people around the world are now feeling an unfathomable sense of unease, fear and disgust.

How on earth did they develop such robot-like inhumanity?

It seems to me that the reason for the inhumanity of the current Putin administration lies in the fact that every single one of its key figures is a former member of the KGB.

The KGB is the former Soviet Union's intelligence agency, the equivalent of the CIA in the United States. An intelligence agency is an agency that not only gathers information in secret, as it should, but also carries out all sorts of illegal activities, such as assassinating important people and sabotage, with impunity, under the guise of serving the national interest. However, no matter how vicious, cruel, and inhuman the acts are, they are all done in secret, i.e., anonymously, so that no one can be charged with a crime and even the evidence is thoroughly destroyed so that no one can be accused of a crime.

In other words, the intelligence agencies, whether the KGB or the CIA, were not bound by law, morality, or conscience, and could do what they deemed necessary without concern or blame, no matter how many innocent people were killed in the process.

Therefore, if you spend many years in an organization like the KGB, where you are free to do whatever you want, before you know it, the conscience, morality, and compassion for others that all human beings originally possess will be completely paralyzed, and you will become a person who only does what is necessary in a perfunctory manner, without tears.

The Putin administration, all of whom are from the KGB, has been doing this for a long time, and in the case of domestic matters such as the Chechen conflict, they were able to completely cover up their own wrongdoings through information control, and in the case of Syria, they were able to blame the Assad regime, so they invaded Ukraine in exactly the same way they have been doing so far. However, this time, I believe that their misdeeds were only exposed by accident, as all Western countries were mobilized to gather evidence.

In other words, the root of the cruelty and inhumanity of Putin's regime, which is hard to understand by today's common sense, is thought to come from the fact that he has been committing all kinds of illegal acts with impunity for many years, using his anonymity as a cover as an intelligence agency.

Speaking of anonymity, the storm of slander and libel on the Internet, which has been called finger murder, can be said with impunity because the identity is not revealed and there is no question of social responsibility or human conscience, and even if the victims die as a result, they can say such terrible things. It is precisely the same structure that allows the intelligence community to do all kinds of evil things in secret, using anonymity as a cover.

Therefore, those who are still needlessly harming others by anonymously slandering them on the Internet should be aware that they have lost their humanity and become demonic beings, just like the people in Putin's regime. Even criminals are given the opportunity to atone for their crimes, but those who continue to anonymously harm others should not forget that they no longer deserve to be called human.

 以前、ここのブログを通じて、沢山の方ととても有意義な交流が出来たことは、今でも僕の人生にとっての貴重な財産のひとつとなっております。

 しかし、その後、個人的諸事情によって、定期的にブログを書く時間的余裕が殆どなくなってしまって、やむを得ず休止せざるを得なくなりました。

 その後は、その他のSNSで散発的に書きたいことは書いてきましたが、やっぱり僕にとっては、ここが一番大切な場所で、ちゃんとブログを再開するのなら、ここしかないと思っておりました。

 今も相変わらず時間的余裕はないままなので、頻繁にブログを更新することは難しいと思いますが、時間のある時にホントに言いたいことを語るブログとして、再開することに致しました。

 時代の流れで、ここに出入りしておられる方々も大きく様変わりしていると思いますが、ずっと続けておられる方々も居られると思いますので、そういう方々とはまた是非宜しくお願い申し上げます。また、新しい方々もくれぐれも宜しくお願い致します。

ずっとお休みしておりましたブログですが、この度どうしても書きたいことがありましたので、一度限りで復活いたします。

しかし、相変わらず超多忙につき、また復活するわけではありませんのでご承知おきください。

今後は、またどうしても書きたいことがあったら登場しますので宜しくお願い致します。

 

A guy who materializes the dream of Kenji Miyazawa.

宮沢賢治の夢を実行した男:尾畠春夫

This 78 years old man named Haruo Obata is the most amazing person I ever encountered.
From my childhood I’ve been admiring Kenji Miyazawa: one of the most famous Japanese poet, for his philosophy especially expressed in his posthumous work “AMENIMO MAKEZU” (Never discouraged by the rain). Yet, even for Kenji Miyazawa himself, the life style expressed in his poem was just a dream which he could not really carry out.
This man, Haruo Obata, however, is really living a life like as expressed in Kenji’s poem.
I never thought such man can really exist nor the dream of Kenji can ever be implemented.
For those who do not know the poem of Kenji Miyazawa, I translated his famous “AMENIMO MAKEZU” as below. You may find some other English translations on the internet, yet I tried to translate it as close as the original without adding any personal interpretation.
I hope you like it.

僕は子供の頃より宮沢賢治が大好きで彼は僕が最も尊敬する人でした。しかし、彼の有名な雨にも負けずの詩もは、宮沢賢治にとってすら「そういうものに私はなりたい」という、ある意味夢であって、決して賢治自身そういう生き方を実際にしたわけではありませんでした。僕もずっとあれはある意味理想であって実際にあのような生き方を出来る人なんて、この世に居るわけもないとずっと思ってきました。
しかし、先日、マスコミを賑わしたこの尾畠春夫さんという人は、正にあの宮沢賢治が理想とした生き方を身をもって生きている人で、5万5千円の年金だけで暮らし、殆どの時間を被災地での救援活動に費やしていて、誰にも頼らす、食事も4合の玄米なんて贅沢なほどで小さな車の中で寝泊まりして、自分の時間の殆どを救援活動に捧げておられます。こんな人が実際に実在するなんて信じられない気持ちだし、理想でしかあり得ないと思っていた宮沢賢治が夢見た生き方ってホントに出来るんだということ知って、僕は大いに衝撃をうけました。一時期のブームが去った今、敢えて、この尾畠春夫さんの偉業を書き残し世界にも知らしめるためにあえて今改めて取り上げたいと思いました。
あと、皆さんご存知のあの「雨にも負けず」の英訳に今回初挑戦してみました。既に、英訳はネット上には出ているようですが、何だか余計な解釈が入ってて、原文の素朴さが失われているように思いましたので、出来るだけ原文の雰囲気のまま訳してみました。

AMENIMO MAKEZU by Kenji Miyazawa
Never discouraged by the rain, nor by the wind, nor by the snow, nor by the heat of summer, having a strong body, without ambition, never be offended,always smile gently.
Eating four bowls of brown rice with miso and some vegetables daily, never count oneself in anything, closely watch, listen carefully and try to understand and never forget.
Living in a little thatched hut under the shade of pine wood in a meadow, if I hear there is a sick child in the east, go and nurse him/her. If I hear there is an exhausted mother in the west, go and shoulder her burden. If I hear there is someone dying in the south, go and try to relieve his/her fear. If I hear there is a quarrel or a lawsuit in the north, go and tell them not to waste your time any further. Facing a drought, shed tears together and at a damaged crop by the cold summer, walk around with concern.
Called as a gawk, never praised nor disliked, I want to be such a person.

 

http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201808160020.html