初夏のころ、毎年何百ものアヤメの鉢が土塀と境内を飾る美しい寺がある。浄光寺という。
アヤメは寺の住職の御内儀が一つの鉢から毎年株分けして育ててきたもので、今や寺を覆い尽くすほどになっている。季節には住民の心を和ませてくれる優しい寺だ。
この寺に絵を飾りたいと思った。
菖蒲咲く浄光寺 奥は親鸞聖人の像
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ここから、組作品「浄土」をカテゴリーにして、制作過程を連載いたしました。
御住職の厚いおとりなしで、「浄土」展示の展覧会を、奉賛会とするお言葉を頂き、のしてんてん絵画奉賛会に向けて、制作が始まったのです。
その過程は、当ブロブにてリアルタイムで報告いたしました。
80を越す記事になりますが、通して読んでいただければ、「浄土」に託した意味がいくらか共有して頂けるのではと思います。
興味ある方は、時間の許す限り、カテゴリー 組作品「浄土」を、2013/10/10まで遡って頂き、時系列で読んでいただければ幸いです。
ここでは、組作品「浄土」を構成する4組のパーツを簡単に紹介いたします。
①4枚組作品「門」
浄土に向かう門。
それは真実に生きる覚悟を示す。発心が見せる風景
② 4枚組作品「道」
生きるということは道を歩むということ。
その道は未知なる道。同じように見えて、どれ一つ同じ道はない。
③ 4枚組作品「苦楽」
人の道は螺旋のように続いて行く。その道は苦楽のでこぼこ道。登ったら降りなければならない。そのことわりを知ったものだけが浄土の光を見る。
④ 4枚組作品「輪廻」
延々と繰り返される輪廻の回転運動。それは螺旋だ。
銀河の螺旋、太陽も月も螺旋軌道を動く。
遺伝子の螺旋、素粒子の螺旋
人間の苦悩さえ螺旋をえがく。
それこそが、宇宙に満たされたエネルギーを証明している。
すべてを加えて一つにしたら、そこに浄土が見えてくる。
2014年 第1回浄光寺 のしてんてん絵画奉賛会 16枚組作品「浄土」
御住職との対話から始まり、1年がかりで仕上げた作品を、浄光寺本堂に展示いたしました。
>この寺に絵を飾りたいと思った。
その気持ちが伝わります
静かで落ち着いた 佇まいが好いですね
心和む風景です
個人の想像力を超えさせる、力動性が静かに伝わってきます。
のしてんてんさんの心は果てしなく広いのですね。
宗教を抜きにして、寺院仏閣教会を見るとき、
やっぱり日本の寺が一番だと、
私など思います^ね^
日本人だからなのかもしれませんが、さりげない自然が大切にされている気がするのですよ。
映像でっみるヨーロッパの見事な教会や、中東の寺院を見ても、威厳がありすぎて、人間なんてちっぽけなアリのようです。
そんな教会寺院より、やっぱり寺の方が、寄り添てくれている安心感がありますね。
広いというより空っぽなのかもしれません。
世間のこと何も知りませんし、
最近テレビのチャンネルかえもまともにできないのです。
大体、多すぎます!チャンネル!!
昔はかちゃかちゃ回すだけでよかったのですよ。
それが桂蓮さん、いくつもちっさなボタンを、しかも正確に押さなければ現れない。
どうなっているの!責任者出てこい!!って言いたいぐらいです。
空っぽで申し訳ありません。
でも案外それが気楽と思うところも在るのです^よ^