下手の横好き(馬と獅子が好きです)

主に西武ライオンズ、競馬のことを主に書いています。

8/22ソフバン19回戦(inヤフオク)敵地・福岡で鷹軍団にぐうの音も出ない完敗でリーグ制覇の道が遠のく。もちろんマジックはまだ点灯していないが。しかし一番の悲願達成の道は十二分残っており、その悲願成就に向けてやることはまだまだある。でも失うモノは何も無いのだから、気負わず存分に。

今日から敵地・福岡鷹軍団との決戦。
今の差を開かれている状況を踏まえれば、
優勝を目指す以上、カード三連勝が必須条件に。


今日の試合は出張で観ることができず、
新幹線の移動時間にYahooの速報で
ちらちら見ており、
帰ってからプロ野球ニュースと、
録画をざっざっとを見ました。


しかし、結果は
ウルフは先発として試合を作るものの、
打線がバンデン、岩嵜、嘉弥真の前に
ぐうの音も出ない状態で封じられ、
ソ7-0西と完敗。
おまけに
ヤフオク・北九州で1勝9敗。
これでゲーム差は
鷹軍団に9.0ゲーム差に拡大し、
(鷲軍団には2.5差)
再び自力優勝が消滅し、
リーグ優勝の実現が遠のきました。


まあ7/20の北九州での鷹戦敗北で
「自力優勝」が一度は消えており、
「炎獅子」の勢いで
自力優勝が復活していた
わけなんですけどね。


しかし、残り試合が少なくなって
今のゲーム差を考慮すると、
今日の敗戦で、
リーグ優勝の実現は
さらに厳しくなりました。


ただし、その現実問題もありますが、
鷹にマジックは
まだついていないですが、、、
それより
今日の敗戦における深刻な課題は、
打線が借りてきた猫状態
 になっていること。
ヤフオク・北九州で
 ほぼ負けばかり(1勝9敗)で
 ある意味で
 イップス状態になっていること。

正念場ゲームの
 戦い方の違い(守備の乱れ)
です。


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まず③の守備の乱れについて
3回裏の無死一塁の場面
 髙谷のところでのパスボール
6回裏の一死三塁の場面で、
 三塁走者・今宮を
 三本間挟みながらも刺せず
 その間に打者・中村は二塁へ。
逆に鷹軍団の方は
いい緊張感を保って中村の好プレーが出る状態。
優勝争いのかかる正念場試合では
このようなミスは致命傷になります。

ただ、このようなミスの要因は、
「負けられない」という焦りから
雰囲気に呑まれていることによる可能性
が考えられます。
おまけに、苦手な敵地・ヤフオクですから
いっそうに雰囲気に呑まれがちです。


今の順位を考えれば、
当然、「負けられない」空気がありますから
実際にプレーする選手らにかかる
プレッシャーは相当重いのはやむを得ません。
しかし、「最低限CS出場」の実現は濃厚であり、
現在、三強として優勝争いに再び加わりましたが、
一度は7月に自力優勝消滅しているのだから、
一度死んだ命と思って開き直れる立場にあります。
それだけに3位という立場で、
「失うモノは何も無い」
というくらいの気持ちで
「優勝」の二文字を忘れて
気負わずプレーすればいいと思います。
それはCSに入っても、
日本シリーズに入っても
同じです。
そこに下克上の強み
あるのですから。


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次に①打線が借りてきた猫状態
にあることについては、


8/17楽天戦から今日までの
近5試合における得点状態は、
3点、0点、3点、3点、0点です。
結局、得点できた場面は、
◇8/17:栗山のサヨナラ3ラン
◇8/19:山川の2ラン
◇8/19:井口の二段モーション騒ぎで1点
◇8/20:金子、源田のポテン安打攻撃で1点
◇8/20:栗山の2ラン
のみです。


今日は2安打、1与四球で出塁が僅か3つ。
おまけに日曜日の日ハム上原のときと同様、
12個と三振の山も積み上げました。
しかも、バンデンが西武戦で4勝0敗
負けっ放し状態にあります。


辻監督は試合後に、
バンデンハークはあまりよくなかった。
  最初にタイムリーがでていればよかった。」
低めどうかなっていうところが
 ストライクになって、高めでやられる。

とコメントされていました。


そのコメントにある最初のタイムリーとは、
唯一となった初回のチャンスを活かせなかったこと
ですね。
まあ初回は一二塁でチャンスを築きましたが、
二死から作ったのでやむを得なかったです。
ただ二死一二塁で森のときには、
配球がバラつく中、高めスライダー空振り、
内角の厳しいスライダーでファウル、
最後は内角の足下に曲がるナックルカーブで空三振
ということを考えると、
打つ気満々で挑んだところを
荒れ球を武器にかわされた

という印象です。
バンデン-髙谷のバッテリーの勝利でした。


野村氏は、打てる捕手になるには、
打席に立つとき、打者では無く
捕手の気持ちで打て!と言っていますが
森の場合、直感力で打つタイプであり、
そこに森の打撃能力の高さがありますから、
野村氏の言うタイプにはなりにくく、
相手バッテリーに上手くかわされると辛いです。


ところで、
今日のバンデンの投球について、
スポーツナビの一球速報の記録から整理してみましょう。


【1回表】
◇秋山(速球続けて最後は遅球で翻弄)
 初球、 外角低めに直球外す
  2球目、外角低め直球を空振り
  3球目、外角直球を見逃し
  4球目、内角低めに外すNカーブを一直
◇源田(緩急、荒れ球で翻弄)
 初球、 外角高めに直球外す
  2球目、内角低めにスライダー外す
  3球目、中の低め直球見逃し
  4球目、真ん中直球ファウル
  5球目、内角高めスライダーをファウル
  6球目、内角高めに直球外す
  7球目、外角低め直球で空三振
◇浅村(タイミング合わせるヒット)
 初球、 内角高めに直球外す
  2球目、中の低めスライダーで中安打
◇山川 二死一塁(バンデン警戒しすぎ)
 初球、 中の低めNカーブを見逃し
  2球目、内角高めに直球外す
  3球目、内角高め直球をファウル
  4球目、中の高め直球をファウル
  5球目、内角高めにNカーブ外す
  6球目、中の低めに直球外す
  7球目、外角低めにNカーブ外し与四球
ハム戦に続き
 山川の眼光が死んでいる。
 あの炎獅子祭りで見せた自信による鋭さが消え 
 不振の時のように不安を感じて
 ビクビクした犬のような顔つき
 開き直っていこう山川君!!
◇森 二死一二塁(荒れ球でかわされる)
 初球、 外角高めに直球外す
  2球目、中の高めスライダー空振り
  3球目、内角スライダーをファウル
  4球目、外角に直球外す
  5球目、内角低めに外すNカーブで空三振
【2回表】
◇外崎(コースで翻弄)
監督の言う「低めストライク・高めでやられる」
 初球、 外角低めスライダー見逃し
  2球目、中の低めにスライダー外す
  3球目、内角高めに直球外す
  4球目、中の低め直球を見逃す
  5球目、内角高め直球で空三振
◇栗山(荒れ球・コースで翻弄)
 初球、 外角高めに直球外す
  2球目、外角直球をファウル
  3球目、外角高めに直球外す
  4球目、外角直球をファウル
  5球目、内角低めカーブをファウル
  6球目、内角低めに外すカーブをファウル
  7球目、中の高め直球で空三振
◇銀(早打ちで打ち損じ、相手を助ける)
 初球、 中の高め直球をファウル
  2球目、中の高め直球を二飛(バットの先)
【3回表】
◇金子(左)(早打ちで打ち損じ、相手を助ける)
 初球、 中の高めに外す直球を遊飛
◇秋山(秋山らしくないバット振らず三振)
 初球、 外角高め直球を見逃し
  2球目、内角低めにスライダー外す
  3球目、内角低めスライダー見逃し
  4球目、外角直球を見逃し
 ※慎重になりすぎ手が出ず?球が際どかった?
◇源田(速球続けて最後は遅球で翻弄)
 初球、 内角低めスライダー見逃し
  2球目、外角低めチェンジアップ見逃し
  3球目、外角高めに直球外す
  4球目、真ん中Nカーブで投ゴロ
【4回表】
◇浅村(早打ちで打ち負け、相手を助ける)
 初球、 外角直球を中飛
◇山川(何を待っていた?緩急で完全に翻弄)
 初球、 外角スライダー見逃し
  2球目、外角やや低めカーブ見逃し
  3球目、外角低めに直球外す
  4球目、外角低めにNカーブ外す
  5球目、外角低めにスライダー外す
  6球目、真ん中スライダーをファウル
  7球目、外角低めスライダーで見三振
 ※カーブを待っていた?際どく手が出ず? 
◇森(森好みの初球高め)
 初球、  中の高めチェンジアップ中安打
◇外崎 二死一塁(何を待っていた?)
 初球、 外角低めNカーブをファウル
  2球目、外角直球を見逃し
   森が盗塁?!相手は無警戒
  3球目、外角直球で空三振
 ※変化球を待って振り遅れ?
【5回表】
◇栗山(早打ちで打ち負け、相手を助ける)
 初球、 外角高めに直球外す
  2球目、外角低めにカーブ外す
  3球目、真ん中直球を左飛
 ※スライダー待って振り遅れ?球威負け?
◇銀(早打ち?じゃぁ、最初は?結果、相手を助ける)
 初球、 真ん中直球見逃す
  2球目、中の高め直球を右飛
◇金子(左)(レフト好守)
 初球、 外角低め直球見逃し
  2球目、内角低めカーブ見逃し
  3球目、内角低めにカーブ外す
  4球目、外角高めに直球外す
  5球目、外角直球で左飛
【6回表】
◇秋山(荒れ球・コースで翻弄)
 初球、 内角スライダー見逃し
  2球目、外角低めに直球外す
  3球目、外角高めに直球を見逃す
  4球目、外角低めに外すカーブで空三振
◇源田(早打ちで打ち負け、相手を助ける)
 初球、 外角高め直球を遊ゴロ
◇浅村(荒れ球・コース&緩急で翻弄)
 初球、 真ん中Nカーブをファウル
  2球目、内角高め直球見逃す
  3球目、外角低めNカーブで空三振
【7回表】
◇山川(荒れ球・コースで翻弄)
 初球、 中の高め直球を見逃す
  2球目、内角に直球を外す
  3球目、内角高めに直球外す
  4球目、中の高めに直球外す
  5球目、外角高め直球見逃す
  6球目、外角高め直球を二飛(バットの先)
  ※全て直球勝負に意表突かれた?
◇森(早打ちで打ち負け、相手を助ける)
 初球、 内角スライダーをファウル
  2球目、内角高めスライダーを右飛
◇外崎(何を待っていた?緩急で完全に翻弄)
 初球、 外角低めにスライダー外す
  2球目、中の低めスライダーをファウル
  3球目、真ん中カーブを見逃し
  4球目、外角低めに外すカーブで空三振

これらを見ると、
いい具合の荒れ球を武器にされ、
緩急もつけて翻弄されながら、
速い速球でさし込んだり、
コース一杯を突いたり、
球種等の意表を突いたり、
おまけに早打ち打ち損じもあり、
バンデンのリズムで
完全に手玉に取られましたね。


球数は7回までで90球で、
イニング別で見ると
25、14、9、12、10、8、12球/回消費。
3回以降はバンデンのペースで
くるくると振らされている形に。


少なくとも、
カットすらさせてもらえなかったのか?
カット等で粘る作戦は無かったのか?


一方、ウルフの方も調子は良く、
鷹打線ウルフの術中にハマっており、
ウルフに振らされている形でした。
先制点も打たれたのは、
 上林のバウンド高い遊安打のみであり、
 パスボール進塁、ゴロアウト進塁、
 ゴロアウトの間の失点という形。
 ただし、こういう足を使った内野安打で
 その後にこちらの守備ミス&
 ウルフ得意のゴロゴロで先制される
 というのは、こちらにストレスを溜めさせて、
 流れを失うきっかけにつながりやすいです。

5回までならヒットらしいヒットは、
2打席目の上林の右安打のみ。 
ただ6回裏一死から
立て続けに粘って上手く打たれてしまい、
もう1点失った形です。
特に明石の安打後の今宮の打席では、
走者・明石はうろちょろしながら、
打者・今宮はファウルで粘ると、
ウルフに嫌なことを続けて
最後はタイムリー左三塁打
を決めました。
その直後に三本間挟みながらの
ミスが生じ、大きな痛手になります。
しかも、走者・今宮に足で揺さぶられ
そのミスを誘われてしまいました。
それでもウルフが最後の渾身の力で
デスパ、松田を倒し、このピンチの6回を

1点の最小失点で凌ぎます。
ただし、もうここでウルフは限界。
しかし、直後の7回表に
中軸で簡単に三凡祭りとなり、
もうこれでソフバンが流れを
完全につかみ獲り、

あとはずるずるでした。
試合はこの6回裏・7回表の
潮目を機に勝負を決しました。
※武隈の3ラン被弾は決定的なダメ押し
 になりますが、ある意味、余興です。
 誠も余興でした。
 ただ、誠はまだまだまだ壁が高いです。


結局、西武、ソフバンのどちらも、
相手の好投手に苦しめられる状況が続き、
試合は投手戦の展開でした。
しかし、なかなか打ち崩せない相手投手に対し、
相手投手のストレスを溜めつつ
相手のリズムを崩す工夫を
しながら攻め落とした鷹打線
策を図れず相手のリズムを
崩せなかった獅子打線
の差が結果に表れましたね。


早い話、双方の投手陣が好投する中、
相手の嫌がることをやった方の勝ち
という結果
です。
それを大舞台、重要な決戦で実行できるチームが
栄光を勝ち獲っていくんでしょう。



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ところで、明後日は中田らしく心配減ですが、
明日は予定通り石川が対峙してきます。


石川はバンデン同様に
長身から繰り広げる
角度のある速球ストレートでさし込み、
変化球も混ぜて緩急で攻めてきます。
しかも、獅子打線は、
この石川を打ち崩したことに乏しく、
ニューフェイスの天敵になりつつあります。
とはいえ、石川攻略の突破口が皆無か?
というと、無くも無いでしょう。
逆に無ければ困ります。それだと、
バンデン、石川、武田でCSは終わります。


ただし、石川の場合、十亀のように
左肩がやや開きやすく、
シュート回転するところ
があります。
またやや前のめりとなって
変化球の制球力が微妙なところもあります。


そのシュート回転の球は狙いたく、
またカットで粘って球数を嵩ませて、
変化球の甘くなったところを叩きたい
ですね。
闇雲に体当たり特攻ではやられます。


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最後に②ヤフオク苦手意識については、
ヤフオクの雰囲気は異常に鷹一色であり、
鷹軍団はホームのヤフオクで強すぎます。


バンデンもホームで十何連勝?!
おまけに、ラッキーゾーンがあるから、
非力打者でも一発警戒
になります。
今日の今宮の一発もそうですが、
甲斐なんてHR5本(うち西武から3本)あり、
全てがヤフオク&北九州です。


そんな背景もあって、
今年の敵地・福岡では1勝9敗であり、
しかも完全にねじ伏せられる敗戦も多いので
苦手意識が高い球場であり、
最初から心理的にも負けてしまいます。


そんなペースで
CSをヤフオク開催で行ったら、
イベント感のある大舞台が故に
鷹一色ムードはもっと高まるので、
木っ端微塵に散ります。


とにかく、CS決戦も見据えて
このヤフオクできちんと勝って、勝ち越して、
「敵地でも勝てるぞ!」という自信を取り戻し、
その苦手意識を少しでも低減したいです。


確かにリーグ優勝の芽は消えつつあっても、
最後に目指すべきは悲願である「日本一」です。
そのためには、CS決戦もしっかりと見据えて
CSで少しでも有利に戦う材料を用意
不安要素を少しでも取り除く
準備をしておきたいですね。


最高の悲願はリーグ優勝&日本一ですが、
日本一になることが一番の悲願だと思います。
その道は十分残っているのですから、
その悲願を達成するために
やるべきことはまだまだあります。

◇少なくとも鷲を撃ち落として2位の座を奪うこと。
 (CS1のホーム開催権は是非とも欲しい)
ヤフオクへのイップスのような苦手意識
 少しでも
緩和させること。
 →これは今の鷹戦カードがその機会です。
CS戦へ向けた対策を講じること。
 →これは鷲との決着する時期によりますが。
などなど


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【追伸】
花咲徳栄が東海菅生を延長戦の末、
打ち勝って決勝へ進出しました。

愛斗、喜んでいるだろうなぁ。多分。


埼玉県では甲子園優勝と縁がありませんでした。
確かに中村の居る広陵は強いですが、


是非、深紅の大優勝旗を埼玉に!
獅子軍団も日本一フラッグを!