んにちは、オオイです。


今回のテーマは、


《好調と影》


です。


それでは、参りましょう。





 あなたは、
トレーニングをプラン通りにやっていますか?


以前にもお話しましたが、
トレーニングはあなたのプラン通りに行いましょう



あなたが正常な状態ならば、
プランに対してトレーニング量が、
少なすぎても、もちろん多すぎてもよくありません。


多少きつくてもやり通し、
また余裕があっても予定通りに終えましょう。





 そこで今回は、
好調の裏に潜む影についてお話します。



 もし、あなたがこの記事を読まなければ、
疲労でパフォーマンスを発揮できなくなります。



 反対に、この記事を読めば、
レースを常に最高の状態で迎えることができます。





 今回お伝えするのは、



トレーニングでは、走れるから走るのではない


です。





 あなたは、
「俺ってどこまでも行けるんじゃないか!?」って、
思ったことはありませんか?



今の時期はまだ始めていないかと思いますが、
たとえば、走り込み。


思い切って始めてみると、
「意外にいけるなぁ!?」なんてことありませんか?


それまで調子が悪かったのに、
今日はしっかり走れてしまった。


「でも、明日は動けないだろうなぁ」
と思っていたら、意外に走れたりする。





 そうこうしているうちに、
練習の質と量が一気に増えていく。



「絶好調だ!俺ってどこまでも行けちゃいそう!?」
などと思ってしまう。


そんなときは、楽しくて仕方ないですよね。


「こりゃあ、PB大幅更新間違いなし!」
などと皮算用することでしょう。





 でも、ちょっと待ってください。


よ~く考えてみてください。


そんなときのあなたのトレーニング量、
それ以前に比べて”極端に”増えていませんか?



不調だった先月よりも復調した今月のほうが、
暑かった夏よりも今の秋のほうが、
たくさん走れるのは当たり前です。





 しかし、
いくら調子が戻ったといっても、
いくら涼しいといっても、

トレーニング量の”極端な”増加は
よい選択ではありません。



なぜなら、あなたの体は、
ハードワークの”急激な”増加に
耐えられる状態ではない
からです。


あなたの体は、
そのトレーニング量の”急激な”増加に
ついていけない
のです。


今は、そのトレーニングを
何とかこなせているかもしれません。


気持ちよく感じるかもしれません。


しかし、
疲労がどこかで一気に表面化するでしょう。





 本番まで時間があれば、
修正もできるかもしれません。


しかし、
レース直前に表面化した場合は
どうしようもありません。


そんなときは疲労こんぱい、
気持ちも乗らないまま
レースを迎えることになります。


当然、結果は火を見るよりも明らかですよね。





 涼しくなった秋などに走りすぎて


・蓄積疲労がなかなか抜けない


・故障してしまった


というランナーは結構多いのです。





 秋などは、調子が上がるのは当たり前です。


「走る」と「走れる」のは違います。


トレーニングは、走れる(調子がよい)から
(たくさん)走るものではありません。



トレーニングには、
走る距離や時間にも「目的」がある
のです。


それを無視したトレーニングは、
効果がないどころか逆効果になりかねません。





 行き過ぎは賢い選択とはいえません。


冷静に余力を持ちながら、
トレーニングを続けていきましょう!