他人に自分を委ねてしまう人へ

 

自分を明け渡しすぎて
自分で何も決められない
みたいな方がいる。


相手の意向が自分のものとなって
自分の中身をみると
カラッポな気がしてしまうみたい。
そうして、またそれに怖くなっては
他人に意思を委ねてしまう悪循環。


好きなことがわからない
好きなことはあってもなんかできない。
という方の話を伺っていても
同じ印象を受けることがある。


私も幼い頃
母に幸せになって欲しくて
家庭が平穏であってほしくて
自分を捨ててた子どもだったのだけど
委ねる人にはならなかった。


この前セッション後に聞かれたの。
なんで、さえちゃんは委ねる人に
ならなかったの？って。


うん、なんでだろうね？
ってしばらく考えたんだけど


それは母が、女は独立しろ！
と私に発破をかけたのもあったし
自分の我が強すぎた。
というのもあるかもしれない。


でも、ふと湧いた言葉にちょっと笑って
それが合ってる気がしたの。


大きい声では言いにくいけど
私は、母が嫌いだったから。
なんじゃないかと思うんだ。
そして、それをとことん
ぶつけてきたから、なんじゃないかと思うの。


他人に自分を委ねてしまう人の
一番最初の委ねた人は
お母さんなはず、なんだよね。


お母さんにイヤな思いして欲しくなくて
お母さんだけは幸せでいて欲しくて。


そして、自分の思いや気持ちより
お母さんの機嫌を取ることを選んでしまった。
そして、そのまま他人の思いを優先する
思い込み（ビリーフ）を作ってしまい...


私は、幼い頃はそれをやってたけど
結構早い段階で
お前の言うことなんかきくもんかー！！
いいかげんにしろー！！
って怒鳴りあいの喧嘩をしているから。
そこで、そのビリーフは
リセットされてるかもしれない。


反抗期万歳！！


だから、ひょっとすると
優しいあなたは、お母さん大好きなまま
他人を優先し、他人の顔色を読むくせを
そのままにしてしまったのかもしれないね。


でもね、言ってもいいんだよ。
お母さん、大嫌い！！ってさ
（あぁ、本人には言わないであげてね）。


お世話になってきたし
育ててくれたし
愛してくれたし


そんなの一回取っ払って
言ってもいいんだよ。
お母さん、大嫌い！！ってさ。


嫌いって表現することって
ほんとうの自分なんだよね。


どうしても自分が出せないって人
嫌いって自己確認するってのは
効果あるから試してみてね。