金曜日はレッスンよ・・・4回目(楽典編・・・10月18日PM12時55分追記あり) | ピアノ男のソナチネソナタ(第1楽章)~四十過ぎの初心者だけど2年で音大受験目指してみる軌跡のブログ

ピアノ男のソナチネソナタ(第1楽章)~四十過ぎの初心者だけど2年で音大受験目指してみる軌跡のブログ

「介護は続くよどこまでも~」義理の母マミー(要介護4、一級障害者)のリハビリと介護をしながら自宅で法務事務所をやってます。その他、掃除、洗濯、買い物、チワワのちーくん(チビロワ)のお世話などもやりながら、ちょこっと空いた時間はピアノに没頭しています。

この間の金曜日55分間のピアノレッスンが終わった後、楽典の
授業に入ったピアノ男たーちゃん。

何度も言うが、僕のピアノレッスンの時間は1時間でレッスン料は
1時間2500円+交通費500円の計3000円と決まっている
のだが、こんな風に毎回毎回レッスン時間がオーバーしても

「1時間の料金でさせてもらいます!」

と言ってくれる師匠の吉田沙保里先生は、やはり僕から見ても男前
すぎる師匠なのであった。

今回の楽典も前回同様「調」に関するものだ。

先生がお見えになるほんの20分前にやった宿題を見せる僕。

師匠は僕がかなり「調」については詳しくなって来たと感じたのか
こんな事言い出した。

「ソナチネかソナタの楽譜ある?」

現在僕はブルグミュラーをやっている身の男。そんな初心者男がソナ
チネやソナタのような難しい楽譜を持ってるわけがないだろうと思わ
れたそこの貴方! 答えはノン、ノン、ノンよ!

これを見てよ!

 楽譜
(全音の楽譜の数々)

相変わらずピアノはヘッタクソだが用意だけは周到な僕。

この中からソナチネの本を取り出した先生は僕に楽譜を見せて、この
曲は何調か?と聞き出した。

「はい、これは?」

「・・・・・・・・・・イ長調。」

「当たり! では、これは?」

「・・・・・・・・・・二長調。」

「当たり! では、これは?」

「・・・・・・・・・・へ長調。」

・・・・・・・・・・が多いのは♯(シャープ)や♭(フラット)がどこにあるかを
探してるからだ。僕の長調の理解力の良さに満足した吉田沙保里は
こんな事言い出した。

「曲によってはフラットが6個とかあるのがあるんですよ! あんな
曲わざわざ作らなくても1個音をづらしてくれたら良いのにね!」

こんなピアノ暦60年のベテランでも僕みたいなド素人が考えそうな
事言うのかと少しホッとする。

その後、色々な調で1オクターブを弾いてみる僕。

「分かりましたか?」

「はい!」

25分ほどの楽典の授業が終わり、吉田沙保里先生が席を立とうとす
るとかっちんが現れた。そしてこんな事を言い出した。

「先生、さっき言ってた「清い流れ」は何で予習したらいけないんで
すか?」

「ああ、あれね。ちょっと聴いてて!」

そう言いながら清い流れの楽譜を開いてピアノで弾きだした師匠。

「ほら、これ聴こえる?」

ん? 聴こえてますよ? 師匠の弾くピアノの音は弱音機能にしてても
まるで弱音にしてない位よく響いていますけど何か?

「ほら、これ。」

よく見ると音がするのに指が動いてないかのように見える部分がある
事に気づいたかっちんは驚きながら言った。

「あっ、それはピアニストがテレビでピアノ弾いてる時に指が動いて
ないのに音が聴こえてくる感じの時があるけど、それと同じや!」

「そうです! この部分は初心者が弾くと、どうしてもシソレシソレドラ
レラファレとしっかり弾いてしまうんですけどそれでは駄目なんです!」

これが「清い流れ」の楽譜

 清い流れ
(右手(上)の部分がシソレ、シソレとしっかり弾いてはならない部分)

かっちんは言った。

「へ~スゴイな~弾いてるように見えへん。おいおい、たーちゃん
スゴイで!」

はしゃぐかっちん。

しかし僕にはいつだって師匠がピアノを弾いている時の指が動いてい
るように見えないのである。だから今更はしゃぐ必要もないのだ。

先生は言った。

「この弾き方はギター弾く時なんかに多いんですよ。アルハンブラの思
い出って曲知ってる? あの曲もタ~ララ~ラ~ラ~ってメロディを弾き
ながら絶え間なく指が動いてて違う音がずっと聞こえてくるんです。」

「あっアルハンブラの思い出は知ってます!そうか、あのピロロピロロ
ってなってるのをピアノでやるんか・・・。」

アルハンブラの思い出という曲をかっちんは知ってるみたいだったけど
僕は知らなかったので何をピアノでピロロピロロやるのかは全くピンと
こないのであった。

僕みたいなピロロピロロにピンと来ない方の為に、僕の電子ピアノが奏
でる「清い流れ」をお聞かせします。

どうぞ♪


(この美しい花は僕が以前折り紙にはまってた時に作った作品)



みんなメロディのバックで流れるピロロピロロがわかったかな?



よくわからんけど難しいというのだけはわかったから吉田沙保里先生
の仰るとおり、この曲に関しては予習しないでおこう。 そうしょう。


(追記)
この「清い流れ」なんですけどね~ホント純粋に文面のまま僕の電子
ピアノが奏でてます。なので僕が演奏してるわけではありません。

今時の電子ピアノはバイエルやブルグミュラーやツェルニーの練習曲
がいつでも聴けるように内蔵されているのだ。

なのでこの映像を見て、また

「たーちゃんったらなかなかやるじゃない、素敵♪ 素敵よ~♪」

とお思いになった方がいましたら騙されてはいけませんよ。~以上~



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