音楽短大受験校をひとつに絞る・・・師匠の言い分 | ピアノ男のソナチネソナタ(第1楽章)~四十過ぎの初心者だけど2年で音大受験目指してみる軌跡のブログ

ピアノ男のソナチネソナタ(第1楽章)~四十過ぎの初心者だけど2年で音大受験目指してみる軌跡のブログ

「介護は続くよどこまでも~」義理の母マミー(要介護4、一級障害者)のリハビリと介護をしながら自宅で法務事務所をやってます。その他、掃除、洗濯、買い物、チワワのちーくん(チビロワ)のお世話などもやりながら、ちょこっと空いた時間はピアノに没頭しています。

来年2月、音楽短大受験を目指しているピアノ男たーちゃんはピア
ノ暦たったの1年のピアノ初心者だ。

なのに無謀にもベートーベンのピアノソナタで音楽短大2校を受験
しようと企んでいたのだった。

去年の9月、バイエル終わったばかりの僕に音大受験指導をしてもら
う為に現れたのが、ピアノ指導暦40年以上の熱血アスリート系ピア
ノ講師の吉田沙保里先生だった。彼女の一番好きな作曲家はベート
ーベンだと豪語する程、激しい演奏と指導をするこの先生。

あの日から、この先生と僕は雨にも負けず、風にも負けず、インフル
エンザには負けたけど~笑、師匠と弟子2人3客での炎のレッスンを
半年間続けて来た。

しかしその半年間、ずっと僕を指導してきた先生が先日こう言った。

「小峯さんにはベートーベンは難しいです!」

この言葉を隣の部屋で聞き耳たてて聞いていた妻のかっちんは、ショ
ックのあまり寝込んでしまった・・・。

っと言うのが昨日の記事のあらすじ~

ここで話を分かりやすく整理させて頂きますが、僕が受験しようと思
っている音楽短大は2つある。(仮にA校とB校とさせて頂きます)

A校は本当に、これが音大だって言う感じの音楽短大で受験課題曲
もかなり難しい。パンフレットなどに写っている教授群も、なんか見
るからに怖そうでインテリっぽい風味。ここの短大に行ったら僕も
相当背筋伸ばして頑張らないといけないなと思わせるような感じ。

それに比べてB校はかなり緩い感じで受験課題曲もベートーベンとか
じゃなくて何でも良いから任意のソナタ。緩徐作品以外のソナタだっ
たら本当に何でも良いというのだ。パンフレットを見てもA校とは違
って先生も優しそうだし、何と言っても学生がイキイキしてる感じて
とても楽しそう。

この2つの学校を見比べた時、妻のかっちんは開口一番こう言った。

「あんたにはB校やな、B校。ここやったらあんたでも楽しく音楽学べ
そうな感じがする。」

ふ~ん。

多分、この頃はまだ「短大やったら行ってもいいで」とかっちんが言っ
てなかった頃だったと記憶する。

なので仮に合格しても行くわけじゃないのに、僕が楽しく学べるとか、
そんな事はどうだって良いでしょ?って感じだった。

だから受験するのになるべく近い所が良いとか、僕の希望はたしかそ
んな感じだったかな? だって僕にとって音楽短大を受験して合格する
事だけが目的でありゴールだったからね~。

だけどその後、「短大やったら行ってもいいで」と言い出したかっちん
は相変わらずこんな事をずっと言っていた。

「A校はあんたには無理やで。見てみ? この教授を。 この教授やった
らあんたがちょっと失敗したら「はい、また来週!」ってすぐ言うやろな。
毎回毎回10秒で「はい、また来週!」言われ続けたらたらどうすんねん
おい!単位貰われへんぞ?」

「もうB校にしとこ? B校1本。A校なんかB校よりも学費かって高いし
レベルも高いし、所詮あんたみたいなすっとこどっこいには縁が無いと
ころなんや。」

あまりにも「A校は無理」「A校は無理」とそんな事ばっかり言うかっち
ん。最初にパンフレット見た時から、行く行かないかは別としても僕は
B校が気に入ってたんだけど、このかっちんの言い草に僕のアスリート
魂がメラメラと音たてて燃え出した。僕は言った。

「A校も受ける!」

「A校も受けるだと? ほんだら仮にまぐれでA校合格してもうたらあんた
どうするつもりやねん?」

「A校に入学する!」

「まぐれで合格してA校に入学したら授業について行かれへんで?」

「大丈夫!」

「何が大丈夫やねん?」

「受験に合格すると言う事はまぐれで合格するわけじゃないんだよ? 
僕に実力あるから合格するわけ。学校側もこの生徒だったら教えたら
大丈夫だと思うから入学させるんだよ? だから大丈夫!」

「何が大丈夫やねん、相変わらず世間知らずの能天気バカチンめが!」


この時のかっちんの言葉をそっくりそのまま、この間のレッスンの時
師匠から言われてしまった僕だった。


「A校は課題曲がベートーベンのソナタだと言う事は、生徒さんもそれ
なりに弾ける方が受験しにやって来るんです! なので仮に小峯さんが
受験の時だけ上手く行ってA校に入学されるような事になったら、入っ
てからが相当苦労しますよ? 来週までに曲を仕上げて来なさいと言わ
れても、課題曲にベートーベン持って来るような学校だとそれなりの
音大なのでなかなか難しい曲でしょうからね! 最悪単位とれないと
卒業も出来ませんよ?」


駄目な弟子を持つと色々と気苦労が絶えない師匠なのだった。

師匠は僕が受験する事がゴールだと言う事は知らない。なので入学
してからの事も当然心配してくれているのだった。

ちなみに僕はどうしてもA校も受験したい。なので一応ベートーベン
以外にも課題曲があると言う事を先生に伝えて、そのリストを持って
帰ってもらった。

しかし、そうなって来ると音楽短大を2つ受ける事で課題曲が2曲にな
る。ベートーベンのソナタどれかひとつを今から10ヶ月で完璧に仕
上げるのも無理なのに、まだ何か分からない未知の曲2曲を完璧に仕
上げるのは果たして可能なのであろうか?(普通の人なら可能なのかも
しれないけど僕はみなさんもご存知の通り、曲が覚えられないとか、
リズムが取れないとか色々あるからね~笑)


まぁ、師匠はA校に僕を行かす事に関して難色を示してる感じだから
B校1本になる確率は高そうなんだけど・・・


はてさて、この先一体どうなります事やら~。


なさけないピアノ男ですが、みんなで応援して下さい~(´・ω・`)

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