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マグデブルグの聖アダルベルト大司教  St. Adalbert de Magdeburg

2017-06-20 04:51:42 | 聖人伝
マグデブルグの聖アダルベルト大司教  St. Adalbert de Magdeburg    記念日 6月20日


 ロシアのキエフのオルガ女王は長い間、国を統治していたが70歳の時キリスト信者となり、ドイツのオットー大帝に頼んで自分の臣下たちを改宗させるために宣教師を派遣してくれるように頼んだ。オットー大帝は聖マクシミン修道院のアダルベルト修道士を選んで、勇気のある宣教師のグループを引き連れて行かせた。ところが、宣教し始めるやいなやオルガ女王の異教徒の王子シャストラフが母親を退位させ、キリスト信者たちを殺し始めた。その時、難を避けて、ドイツに帰ることのできたのはアダルベルトだけであった。

 オットー大帝はアダルベルトをウェイセンベルグの重要な修道院の院長に任命した。アダルベルトは、修道士のひとつの義務は教会の歴史を記録することだと信じていたので、修道士達によって書かれた年代記が今日に至るまで残っている。

 オットー大帝はマグデブルグ市を創設し、キリスト教の中心地とするために新しい修道院を建て、教皇に勧めて大司教を置くことにした。968年にアダルベルトが最初の大司教として任命され、981年に死去するまで力を尽くして宣教に献身した。



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