シールをクレジットカードに張り、使用が出来なくなる。
こんなケースが増えているそうです。
元々はICカード類の一部に対して、張り付けて装飾しても使用可能な(全てのICカードで、使用可能ではありません) 『ドレスシート』 という物だそうですが、これをクレジットカードなどに張り付けて、ICチップの部分が読み取れずに、使用が出来ないというトラブルが起きています。
また、交通系のICカードでも機械が詰り、駅員さんから注意や、定期券カード自体が無効です。
という注意をうけるトラブルも、多数出ている様です。
これって少し考えれば、使用が出来なくなるリスクがある事くらいは、解りそうなものですよね?
この 『ドレスシート』 なる物は、使用上の注意が書かれている様ですが、そもそもが、交通系のICカードに装飾とはいえ、手を加えるのは偽造扱いの違法行為になる様です。
クレジット系のICカードも同様に違法な可能性があります。
この辺の問題は、シールの販売元はキチンと使用目的について説明を商品に記載しているのかな?
こんな戦国武将のステッカーによる装飾は、してみたいと思ってしまう、マサ村田ですが・・
ただし、何でもかんでも取説で事細かに書く必要もない気はしています。
昔、訴訟の国アメリカで、猫 🐱が寒そうにしていたので、電子レンジに入れて暖めてあげようとして死んでしまい (これは、卵などが中で爆発してしまうという、レベルのミスとは違い、大馬鹿ですよね) その事で家電メーカーに
『取説には、猫を温めてはいけない。 とは書いていなかった』
として、メーカーに訴訟を起こしたという話がありました。
少し意味は違いますが、タバコ😃🚬のパッケージには
『喫煙は、あたの健康を損なう恐れがあります』
的な、標記がされています。
いったい何処までが、商品の販売元の責任で、どこからが消費者の自己責任なんだろう?
常識的な勘違いや、怪我などのリスクに付いては、取説や商品のパッケージに注意書きを行うのは、販売元の親切(リスクヘッジ)として理解できますし、ICカードのシール等には、使用目的として不適切なケースの説明も必要だと思います。
一方で、ナンセンスな使用方法にも気を配り、何でも使用上の注意が必要なのは、ちょっと馬鹿げている気がします。
タバコやお酒の様な嗜好品における、過剰な脅しの様な注意勧告などの標記には
『だったら、売るなよ❗️』
の、突っ込みを、わざと狙っているギャグかな?
と思ってしまいます。
販売元は、過剰な注意書きでリスクを減らし、買い手は商品の説明が無いと何でも自由に使用する。
これじゃあ、過保護な親に手取り足取りで育てられた事により、自分で物事を判断出来ないアホな子供が増えるのと一緒で、一億総アホ消費者に、なりそうな気がしてきますね~❓
お客様は神様です。
この考え方で接客や激安販売をして、更に細かな常識的判断の枠を越えた過剰な説明が多数あるかと思えば、必要な説明や使用目的として不適切なケースが記載されていない(これは、使用目的の制限を付けると売れなくなるからの意図的な事でしょうか?)現状。
これじゃあ消費者も、つけあがりクレーマーや、安くて良い品物という矛盾をベースにした考え方を持ち、自らがおかしな使用方法をしても文句をつける様な顧客を生み出している様な気さえもしてしまいます。
消費者のレベルが低くなっているのか?
販売する側が、過剰な反応をしているのか?
兎にも角にも、価格破壊と、過剰なサービスや説明によるリスクヘッジは、消費者のレベルをさげますよね。
こんな当たり前の事にも、説明をしなければいけない状況は、基本的な商売のWin Winで成り立つという関係値を壊してしまいます。
互いに感謝の気持ちで取引するという、お店(企業)とお客様(エンドユーザ)の良好な関係の抱懐を招いている気さえしています。
『必要なサービスと説明や、適正な価格の値引き』
『不必要なサービスと説明や、過剰な激安価格での販売』
この区別は、販売元も消費者も互いに考える必要がある気がしています。