輸入ビジネスの自動化の9つの手順と外注化について【1人社長でも大丈夫?】

輸入ビジネスの自動化

「作業ばっかりで全然自由になれない」

「そもそも時間が取れず輸入ビジネスの結果が出ない」

そのようなことでお困りの方のために今回の記事をまとめています。

輸入ビジネスの自動化と聞いて思い浮かぶのは何でしょうか?

商品リサーチツール?FBA?

FBAは自動化に関係ありますがリサーチツールは効率化しているだけで自分で使っている限りは結局自動化ではないです。

自動化というのは仕組み化と言い換えてもいいかもしれません。

コンピューターだけで自動化するのはなかなか至難の技ですがこの記事では仕組み化や外注化を活用した自動化について詳しく解説しています。

1人社長でも大丈夫?

まず輸入ビジネスを始めたり続けていると自分1人で進めるべきか、外注化すべきか、社員を増やすべきか迷う方が多いと思うので自分なりの考えをまとめました。

まず1人で稼ぐ、ということをブランディングにしている人がわりと多いですがこれは年齢によってはダサいことになるので注意が必要です。私も20代の前半までは1人社長で稼いでいるということをかっこいいことだと思いブランディングに使っていました。

輸入ビジネスを1人でやること自体は全然可能です。

しかし先輩経営者から20代や30代前半は1人で稼いでいても全然いいけど30代後半位になって1人で稼いでいるというのは恥ずかしいことだから組織を作り幸せにしていくべきだと言われ20代半ばくらいから従業員を増やすようになりました。

副業ならずっと1人でもいいと思いますが本業で30代後半を過ぎて組織を作っていない社長は確かに格好悪いです。

好きな時に海外旅行に行ける、好きなことが出来るみたいなブランディングは20代で卒業しないと本物の経営者達からは白い目で見られて相手にされません。

やはりノブレス・オブリージュの考えは常に持っておくべきでお金を稼ぐということは社会に対して責任を追うことになります。

物販で〇〇円稼ぎました、株で〇〇円稼ぎました、自分みたいに自由になる方法教えます、というやり方でいつまでも1人でいてはそれに憧れる似た属性の人を引きつけることは可能ですが人間的成長は望めません。

1人社長の方が気が楽なのは間違い無いです。そのためまだあまり収益化出来ていなかったり副業ならば1人で全然いいですがなるべくなら歳を重ねるにつれて組織を作って幸せに出来る人数を増やしていくことを意識していきましょう。

外注化するべきタイミング

特定の作業が自分の時給を下回った場合すぐにでも外注化しましょう。

例えば物販で20万円稼げていて作業時間が月200時間であれば時給は

20万円÷200h=1000円/h

です。

時給1000円以下の作業は人に振って浮いた時間を使って収益を増やす努力をして行った方が効率がいいことになります。

また自分でやると時間がかかったりクオリティが低くなってしまう作業も外注化や外部の企業に依頼しましょう。

物販ビジネスではロゴデザインや商標取得などがそれに当たることが多いです。

自動化に必要なものって何?

What-you-need

長年ビジネスを続けていく中で思ったことがあります。

人を雇うということは責任が伴うということです。

私の知り合いでも外注をいっぱい雇って人間で仕組みを作っている人がいます。

稼いでいる人の多くがこうしているかもしれません。

しかしこれでは奴隷産業になりかねません、ワ◯ミやす◯屋が成長した方法と同じです。

とにかく安い人件費で利益を生み出す。

その利益から社長や役員は億単位、あるいは数千万円のお金を稼いで受け取る。

資本主義の行き着くところです。

しかし私はこのやり方をする経営者を批判はしません。

なぜなら嫌ならば辞めればいいからです。
嫌ならば起業すればいい、それだけです。
(もちろんルールを守ってない企業は論外)

奴隷制度は強制されているからこそ疎んじられるものでブラック企業で働いているとしても何も強制して働かせれている訳ではありません。

大人になるまでいっぱい時間があったはずです、数ある選択肢のうちからそれを選んできたのは他でもない自分自身。

経営陣側も創業時は苦労しているので功労者はそれにふさわしい賃金をもらってもいいと思います。

しかしそれはよその会社の話。
そして会社を拡大して仕事に生きる人たちの話。

会社を大きくしてより利益を出そうとするのはいいことだと思います。

私は会社を大きくすることには興味がありません。
何だったらいつでも辞めることのできることを大事にしています。

だからこそある程度の社員と外注の方にお金と自由を提供することで会社を経営しています。

輸入ビジネスの先にやりたいことがある人はぜひ以下の自動化の仕組みを参考にしてください。

輸入ビジネス自動化の手順

輸入ビジネス自動化の手順

人それぞれ持っているカードが異なるので一概にこの通りにしてください、という手順は書けませんがスタンダードなモデルを想定してまとめました。

  1. 発送代行会社・フォワーダーなどを見つける
  2. 商品リサーチを自動化
  3. 仕入数の判断を外注化
  4. 卸交渉の外注化
  5. 商品ページ作成を外注化
  6. 発送・ラベル貼りを外注化
  7. 価格改定を自動化
  8. 購入者のフォローアップを自動化
  9. 需要予測の自動化

発送代行会社・フォワーダーなどを見つける

ある程度安く送ることのできない限り商品リサーチにも影響が出てきます。

個人で送ると2000円/kgだからそれで利益が出るものを探そうと思ってもほとんどないですしそれで見つかるような商品は同じ考えの初心者が扱うような商品になってしまうので価格競争に陥りやすいです。

まずは代行会社でもいいのでアメリカなら輸入・輸出問わず少量でも1000円ほどで送れる会社を見つけましょう。

フォワーダーとはDHLやFedexなどのクーリエ会社とは異なりそれらのクーリエ会社を臨機応変に使い分けて運送してくれる会社です。

代行会社もフォワーダーに分類されますが代行会社にはなぜか素人のような業者も混ざっていますので注意が必要です。(最近は競争が激化したためかいい代行業者がかなり増えた印象です)

商品リサーチを自動化

輸入ビジネスのリサーチツールを使うかあるいは自分のルールがあるのであればそれをマニュアル化して外注さんにやってもらいましょう。

この際のポイントは数値化することです。

しかしランキング何位以上、利幅何円以上といったリサーチはツールでできるので時給を考えても外注さんにツールを使ってもらう形に持っていくのがおすすめです。

仕入数の判断を外注化

扱う商品に目星がついたらライバルとの兼ね合いでその商品を何個仕入れるべきか決める必要があります。

Amazonの在庫数をチェックする方法を外注さんにやってもらうかこちらもツールを使って自動化しましょう。

卸交渉の外注化

OEM生産やオリジナル商品を販売している人には関係ありませんが輸入ビジネスには通常卸交渉が必須となってきます。

輸入ビジネスの仕入れ交渉の方法についてはリンク先にまとめていますがこれらの方法は自分でやるのではなく外注パートナーに任せてください。

もしあなたが英語が得意だとしてもです。

輸入ビジネスで成功するというのは経営者になることに他なりません、プレイヤーでいる限り自由にはなれないのです。

自分以外の人に出来ることは優先順をつけてどんどん人に任せる仕組みを作っていきましょう。

商品ページ作成を外注化

相乗り出品の人には関係ありませんが新規出品の場合は人に任せないと結構な時間がかかります。

しかしAmazon内SEOを熟知し商品画像も綺麗に加工してくれてブランディングのやり方にも造詣がある、そんな外注さんはまずいません、業者レベルでもほとんどいません。

うちの会社でもサービスとして提供していたのですが固定客のお客さんで埋まってしまっています。

ここは正直時間がかかっても社内で育てたほうがいい部分です。

ウチも人を増やせばもっと多くの人に提供できますがそれよりそのノウハウを使って自社商品のブランディングをして売ったほうが売り上げ的にもよほどいいと気づいているので他にもAmazonでブランディングして
商品を売ることを得意としている会社が商品ページ作成をサービスとして提供することはそう多くはないでしょう。

どうしても逆説的に思ってしまいますよね、商品ページを作って集客できるなら自分でやればいいのに、と。

そしてこれは真理だと思います。

発送・ラベル貼りを外注化

1で見つけた代行会社またはフォワーダーを活用します。

ラベル貼りはJANコードがあればAmazon側でもしてくれますが納入が遅くなるのでなるべく発送業者側で貼ってもらったほうがいいです。

価格改定を自動化

これに関しては外注化してもコストがかさむだけなので価格改定ツールを導入して自動化しましょう。

購入者のフォローアップを自動化

追客メールはツールを使うとしてそれでもレビューをもらえていない人に対してあるいは悪い評価を受けてしまった人に対しては電話でフォローアップをしたほうがいいです。

自分で電話はしていられません、営業代行の会社に任せてしまいましょう。

外注化してもいいのですがクラウドソーシング系のサービスは営業が得意な人より実務が得意な人が集まっています。

知り合いなどからうまく見つけられなければ営業代行の会社に任せたほうが確実です。

需要予測の自動化

この項目も自動化することが難しい部分ですね。

しかし需要予測を自分で勘でやることは悪いことだとは思いません。

しかし勘と当てずっぽうは違います。

理論的に予測できるデータの集計はどうしても必要なのです。

Amazonのビジネスレポートを駆使して売れた数をチェックしましょう。

前の項目で販売数を予測しているはずなのでなぜその通りにならなかったか分析したりライバルの増加数に合わせて今後の仕入れ数を調整するブレーンとなる人が必要です。

私は需要予測にはツールを導入していますがそれはツールに対してある考えを持っているからです。

それはツールは特定の作業時間を短縮してくれるものであってそれ以上でもそれ以下でもないということです。

手動でやろうが自動でやろうがデータはデータです。

同じ数字を与えられても最終的な判断は異なります。

つまりこの部分にツールを導入してもデータ集計の時間を短縮して分析するための加工(計算)時間を短縮しているだけで結局最終的に自分で多少の判断は余儀なく必要となります。

実は私はこの部分もある意味外注化していますがそれはビジネスパートナーに任せるという形で達成しています。

ビジネスパートナーとは社内の人ではないものの利益折半などの形でタッグを組む人のことです。

輸入ビジネスの自動化まとめ

結局ただの外注化では限界があり社員やバイト、ビジネスパートナーなど人を巻き込んで仕組みを作っていく必要があります。

会社をバイアウトしたりセミリタイアするには何もしなくても回る状態を作る必要があるので今回の輸入ビジネス自動化の記事が参考になれば幸いです。

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