スマホが速度制限される条件とかかったときの症状について

速度制限

ガラケー時代になかった速度制限は、スマホユーザーにとって悩みの種になる事もありますよね。

速度制限はいつ起こるの?制限中はどうなるの?速度制限にならないためには?など、速度制限について詳しく説明します。

目次

速度制限はスマホの誕生がきっかけ

通信の速度制限が誕生したのは、スマホが誕生してから少し経った後です。ガラケーしかない時代にはありませんでした。

スマホとガラケーで大きく違うのは、通信量の多さです。

ガラケーの場合、動画を見ようとすると1つの動画を4分割して見るようになる、写真を撮影したら携帯電話本体に保存するなど、利用する通信量がそこまで大きくありませんでした。

一方で、同じ動作をスマホでやろうとするとガラケーよりも自然に通信量は多くなっていきます。動画を見ようとすれば、分割なしで長時間の間の再生が可能です。また、写真を撮影したらそれをサーバー上に預けてデータの保存ができます。

ガラケーよりも通信量を使うスマホは、ガラケーと同じ事をしても利用するパケット数が多く、さらに多くの通信量が利用できるからこそゲームや音楽のダウンロードに便利となり、どんどん通信量を消費していきます。

スマホ人口が多くなってくると、全体的に消費データ量は多くなって行きます。そして、データ量が多くなるとドコモやソフトバンクなどの通信会社(キャリア)が所有するサーバーがパンクします。

スマホ誕生で通信量が多くなってきたのがきっかけとなり、キャリアは通信料金の定額制を維持しながらも量に上限を設けて通信量をコントロールするようにしています。だから速度制限があるのです。

速度制限になる条件は2つ

速度制限がかかる条件は2つあります。

まず1つ目は、短期間である一定額の通信量を使用した場合です。

もう2つ目は、1ヶ月の間に決められた通信量を使用し切ってしまった場合です。

このどちらか1つの条件を満たすと、スマホは速度制限がかかります。ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル、UQモバイルの5つの会社で、それぞれの速度制限になる条件を見てみましょう。

短期間で一定額の通信量を利用した場合

ドコモ
短期間での通信量制限なし

au
直近3日間に「WiMAX 2+」「4G LTE」の利用通信量が6GB以上の場合、速度制限を終日行う。

ソフトバンク
パケットし放題フラットなど一部のプラン以外で、3日間で3GB以上の利用があった場合に速度制限があり。24時間の制限。(2017年8月1日から改正された)

ワイモバイル
短期間の通信量制限はスマホにはなし

UQモバイル
3日間で6GB以上の利用で、3日間の速度制限がかかる

1ヶ月の間に決められた通信量をオーバーする場合

ドコモ
500MB~7GBの利用(プランにより、決められたGBがある)

au
決められたGBによる

ソフトバンク
366MB~1.2GBの利用

ワイモバイル
1GB~7GBの利用

UQモバイル
通信量無制限プランあり。3GBまでの利用プランあり

大手キャリア3社と格安スマホの代表的なキャリアの速度制限を簡単に一覧で示しました。

3日間のデータ使用量で速度制限がかかるキャリアもあれば、短期間のデータ使用量は関係ない会社もあります。月間の使用量に対しての速度制限はどのキャリアもあり、選ぶプランによって速度制限までの通信量は違ってきます。

どのぐらいのデータ使用量かチェックできる

一概に1GBまで、7GBまでと言っても、その通信量がどのぐらいか分かりませんよね。キャリア各社では、このギガ数ならウェブページがこのぐらい開けるなどの目安がパンフレットやホームページに載っていますが、あくまでも目安で利用状況は人によって違うため、あまりあてにはなりません。

そこで、一体どのぐらいの通信量を使っているのか確認できる方法が各キャリアにはあり、それを利用すると自分の日々の利用がどのぐらいの通信量なのか分かりやすいです。

その方法が、各キャリアの公式ホームページから自分のページを開く事です。お客様サポート、マイページ、マイソフトバンクなど各キャリアで自分のページの呼称は変わってきます。

携帯電話番号と暗証番号でログインし、そこから自分が利用しているプランの確認、プラン変更などができます。そして、直近でどのぐらいの通信量を利用しているのか表示されます。

マイページで自分のプランが何ギガまで利用できるのか、どのぐらいのギガ数を今月は利用して、どのぐらいまでなら速度制限なしで利用できるのか計算できます。

注意点は、表示されている数字が直前までのギガ数ではない点です。今まさにどのぐらい利用しているのかではなく、数時間前までどのぐらい利用しているのかが分かります。

だいたいこのぐらい利用してるんだなと分かれば、自分の利用ペースが分かります。そして、速度制限まで残りわずかなギガ数しか残っていないのならば、通信量を節約して利用できます。

また、各キャリアでは速度制限がかかったり、一定の通信量を利用したらメールでお知らせするサービスがあります。そのサービスもログインして利用するマイページなどで利用できるため、予めメールが来るように設定しておくと速度制限がかかった事や利用通信量などが分かります。

速度制限がかかった時の速さはメール閲覧なら十分な速さ

では、速度制限がかかった場合はどうなるのか?

速度を制限するのが目的なので、通信ができない訳ではありません。多くのキャリアのプランは、速度が128kbpsになります。もう少し早い速度を速度制限とするプランも会社によってはありますが、200kbpsなどで速度制限がかかる前に比べれば格段に遅くなります。

この速度でスマホを利用すると、できる操作とできない操作が出てきます。

できる操作としては、Gmailのメール閲覧、LINEなどを開いてメッセージを送受信、グーグルなどのウェブ検索で検索結果を出す事です。これらは速度制限がかかっていても比較的、不自由なくできます。

できるけど時間がかかって操作として不自由なのは、グーグルマップなどの地図機能、オンラインゲーム、アプリなどのダウンロード、動画閲覧です。

分かりやすく言えば、速度制限がかかってると文字の読み込みはできても画像や動画の読み込みは不自由になります。

従って、速度制限がかかってるとウェブ検索をして検索結果一覧を出すまではできるけども、その中から選んだサイトを表示するのは時間がかかるか、もしくは表示できないとなります。

ホームページや情報サイトは文字だけでなく、イラストや写真などが添付されている場合が多いため、読み込むには時間がかかります。あまりにも時間がかかると、タイムアップとなって表示エラーになります。

スマホゲームをする、マップを利用する、ダウンロードするなど、メール閲覧以外の事をするとなると、不自由さがあるのが速度制限です。

電波は公共のものであり、ヘビーユーザーの利用を制限するのが速度制限なので、使い過ぎたら利用を制限しているのです。

速度制限は追加料金で解除できる

1ヶ月に利用できる通信量を超えて速度制限にかかってしまっても、その月が過ぎて次の月になれば速度制限は解除されます。

そして、利用通信量がリセットされて、また通信量の計算が0からスタートします。

その月だけ我慢する事もできますが、速度が遅いと仕事に支障が出る、快適に利用できない!となりますよね。そこでキャリアは、利用できる通信量を追加で買うサービスを行っています。

ドコモを例に取ると、2GBを2,500円で購入できます。auは0.5GBを550円、1GBを1,000円で購入できます。キャリアによって追加できるギガ単位と料金は異なりますが、速度制限で不自由さがあるのならば追加するのも良いでしょう。

ただし、追加購入する通信量は決して安い訳ではありません。毎月のように追加するならば、利用できる通信量が多いプランに変更した方が割安です。

プラン変更できるならする、追加料金を払う。この2つが速度制限で悩む人の解決策です。

速度制限にかからないための方法はWi-Fi

最後に、プラン変更をしたくないけども速度制限にならないための方法を2つ紹介します。

1つ目は、Wi-Fiをなるべく利用する事です。自宅や会社にある光回線を利用する事で、スマホの通信ではなくて固定回線の通信を利用します。そして、スマホの通信量を抑えていくのです。

Wi-Fiは自宅や会社だけでなく、ショッピングセンターなど様々な場所で設置してあります。スマホのWi-Fi設定をオンにして周辺のWi-Fiスポットを探せば、無料で利用できるWi-Fiはあります。ショッピングセンターのWi-Fiはその店のWi-Fiに登録が必要な場合が多く、自宅や会社のWi-Fiはパスワードを入力します。

2つ目は、キャリアが設置する公衆無線LANを利用する事です。

ドコモやauなど、キャリアはそれぞれの公衆無線LANを駅や携帯電話ショップ、ショッピングセンターなどで利用できるようにしています。自分が所有するスマホで公衆無線LANを利用すれば、その場所では通信量を抑えれます。

速度制限がかかっていたとしても、リセットする日はやってきます。また、追加料金で通常速度に戻す事はできます。

通信速度制限のせいでスマホの回線が遅い!遅くなる前に出来る対策や解決する方法についてでも色々紹介していますので参考にしてみてください。速度制限の攻略を知っていれば、怖い物なしですよね。

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