被曝の森 NHKスペシャル | まりんのぶろぐ

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おとといやっていた2018年版の 被曝の森 NHKスペシャルを観た。
その感想はあとで書くとして、あらためて2016年の被曝の森 NHKスペシャルも観た。

http://www.dailymotion.com/video/x3x9npk

2016までに殺された猪は8885頭・・・


「人間がこの土地に戻ってきた時も彼らは山に戻らないから駆除の必要がある」
という理由らしい。


人間が戻ってきた時...
戻れるのだろうか?


ツバメの顕著な異常。
左右に違いがあることで正常な飛行を妨げるという。
内臓にも蓄積されているらしい。


放射線量が高くなればなるほど異常が増えている。
異常のあるツバメの精子は動いていない。
オスの繁殖能力が低下している。


放射線を浴びれば生殖能力は奪われる。


当たり前だ。
日本でもそれを利用して生物の種を絶滅させている前例がある。



「ウリミバエ」
という虫が以前、沖縄の農産物農家を悩ませていた。

「8ミリの悪魔」とも言われ、幼虫は果実を食い荒らす。
昔はこの虫を本土に持ち込むことを防止するため沖縄のウリ類は本土に持ち込むことは出来なかった。

しかし、現在は絶滅させため、持ち込みは可能である。
どうやったのか?

大量のウリミバエに放射線を照射し、不妊虫とさせ、
それを放ったのだ。


「8ミリの悪魔VS特命班」〜最強の害虫・野菜が危ない 起死回生の突破口【電子書籍】


530億匹の闘い―ウリミバエ根絶の歴史

技術者たちは人工的に大量増殖したウリミバエの蛹にコバルト60から出るガンマ線を照射し、不妊化させ、野外に放った。
野生雌の大半は不妊雄と交尾するのだという。
そのため、繁殖力のある野生雄と交尾する機会が減少し、最終的に根絶に至った....と。

これは1972年に開始され、1978年には根絶を達成したという。
放射線で不妊化させた結果、たった5年で、ハエの一種が根絶した....

放射線というのは、動植物を絶滅させるほどの威力があるのだ。


福島にはニホンザルが生息している。
野生の霊長類が被曝したのは世界でも福島がはじめて。
汚染された食べ物を通じ内部被曝している。



駆除されたニホンザルのふとももの筋肉を調べると基準値の130倍被曝しているという。
そして、血液が作られるとされている骨髄も、
血球を作る細胞が少なくなっているという。



白く見えるのが脂肪。


これからいったいどれほどの生物にどれほどの影響があるのだろうか?

これほどまでの重犯罪にも関わらず原発関係者が処罰されない上、
まだ再稼働などという寝言を言っている者までいることに大変な憤りです。

自然を破壊し、野生動物を大虐殺するに至り、
大量の人間を不幸に陥れ、自殺に導き、
全ての動植物の遺伝子を破壊したというのに。