先日、中学校の先生を希望する学生に会う機会がありました。
その時に、彼らにクラスを担任する時に最も大事なことは何か聞いてみました。すると、
「規律・ルールを徹底させること」
という答えが最も多くでました。
私は少し意外でした。小学校の先生の場合だと
「ほめていいところを伸ばす」
という答えが多い印象だったからです。
おそらく中学校は小学校よりも生徒指導において困難な場面が多いことが、理由にあると感じます。
「中学校は、子供をほめても調子にのるだけ」そんなことをいう現役の先生もいました。
私は人の成長とは大きく2つあると考えています。
・いい行動を増やす
・悪い行動を減らす
シンプルだが、分かりやすい判断基準だと思うます。
規律ルールの徹底はとても大事です。
私語をしない、廊下を走らない、いじめをしない、暴力をしない
これらの指示を子供が聞かなければ、学級崩壊になります。
ただし「規律ルールの徹底」は、「悪い行動を減らす」という成長です。
もう片方の「いいところを増やす」という成長はありません。
なので、先生を目指す学生の方には「いい行動を増やす」ための手立てをもって欲しい、と伝えました。
「ほめる」ことで、もし調子にのって逆効果であるならば、「認める」「価値付ける」「賞賛する」など、手段を色々考えて欲しいと思います。
(「調子にのる」というのは、私の感覚では喜んでいるとも取れるので、そこまで悪くないと感じますが、現場の感覚では異なるのだと思います。)
全体の前で褒める以外にも、
1人の時に伝える。
手紙でほめる。
学級通信に載せる。
他の先生を通して褒めてもらう。
子供同士で褒め合わせる。
など、いい行動を褒める手段はたくさんあります。
1日24時間の中でいい行動が増えれば、結果的に悪い行動に費やす時間は減っていきます。
「ほめる」は、いい行動を増やし、悪い行動を減らす一石二鳥の方法です(^ ^)
ぜひ子供を育てる時は「ほめる」を基本にして欲しいと思います。
以上です!
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