来月開幕するVプレミアリーグ。
オリンピック後の今シーズンは、新戦力の台頭にも期待です。まずは女子からいってみましょう。


順位予想は…
優勝 NECレッドロケッツ
準優勝 久光製薬スプリングス
3位 東レアローズ
4位 JTマーヴェラス
5位 日立リヴァーレ
6位 トヨタ車体クインシーズ
7位 PFUブルーキャッツ
8位 岡山シーガルズ



優勝予想はNECレッドロケッツです。キャプテン島村春世選手はオリンピックを経験し、たくましさを増して帰ってきました。さらに、その島村選手抜きで出場したアジアクラブ選手権で優勝を果たした、今乗りに乗っているチームです。今後全日本の中心を担うであろう古賀紗理那選手ら攻撃力の高いスパイカー陣を、山口かなめ選手の打点を活かすセットで自在に操ります。攻守の要近江あかり選手や、スパイカー出身でセカンドセッターも難なくこなすリベロ鳥越未玖選手、更にはどのポジションの選手が交代しても力を発揮してくれる選手層の厚さも魅力のチームです。


準優勝予想は久光製薬スプリングス。近年圧倒的な力を発揮している久光製薬スプリングスは、ワイルドカードで世界クラブ選手権に出場します。チームの中心はオリンピックに出場した石井優希選手と長岡望悠選手。その攻撃力を活かすのは、守備の要新鍋理沙選手のレシーブです。また、岩坂名奈選手のブロックや、二枚替え等で出場しても全く引けを取らない野本梨佳選手らの控えの選手の力も魅力の1つです。


3位予想は東レアローズです。オリンピック出場の木村沙織選手、迫田さおり選手も現役続行でシーズンを迎えるようです。また、セッターの田代佳奈美選手もオリンピックでスタメン出場する試合もある等多くの経験を積みました。セカンドセッター白井美沙紀選手も、アンダーカテゴリーで国際経験が豊富であり、セッターの経験値が高いチームです。パワフルなスパイクが持ち味の若い伊藤望選手や、杉原若葉選手らがどこまで活躍できるかが、今シーズンの鍵となってきそうですね。


4位予想はJTマーヴェラスです。怪我人が多く1度は降格を経験しましたが、プレミアに復帰して最初のシーズンです。黒鷲旗でも連続優勝を果たす等、実力をしっかりとつけてきています。中心となるのは、奥村麻依選手と芥川愛加選手のMBです。身長は高くないものの、安定したブロック力と機動力のある攻撃が武器です。田中瑞稀選手やオヌマー選手ら身長は高くないものの攻撃力の高いWSの活躍にも期待したいところです。


5位予想は日立リヴァーレです。昨シーズン、高い攻撃力でチームの準優勝に貢献した井上奈々朱選手はチームの中心MBです。佐藤美弥選手の高い位置からのセットアップで操られるスパイカー陣が躍動すると手がつけられません。攻撃力抜群のMBに加え、昨シーズン大活躍の渡邊久恵選手や、ワールドカップにも出場した内瀬戸真実選手らWSの層の厚さもこのチームの魅力です。


6位予想はトヨタ車体クインシーズ。荒木絵里香選手の移籍で注目を集めるチームですが、正セッター藤田夏未さんの引退で、比金桃子選手らの新セッターの争いに注目です。スパイク・ブロック共に安定感のあるMB平松美有紀選手を中心に攻撃を仕掛けていきたいところです。守備型のWSが多いチームで、高橋沙織選手がどれだけ力を発揮できるかが鍵となってきそうです。


7位予想はPFUブルーキャッツです。昇格を果たした原動力は、ロンドンオリンピック代表の江畑幸子選手です。同じくロンドンオリンピック代表の狩野舞子選手が復帰したことでも注目されました。松浦寛子選手の高い位置からのセットをドリス選手ら攻撃力の高いスパイカーが決めていきます。パイオニア廃部以来のプレミア復帰となる、攻守の要三橋聡恵選手がどれだけプレミアのサーブに崩されないかがチーム躍進の鍵となりそうです。


8位予想は岡山シーガルズ。昨シーズン攻撃の要であった浅津ゆう子さんが引退し、泉夏子選手ら他の攻撃陣にかかる負担が大きくなります。肩の柔らかさからきちんと打ち切る金田修佳のコース幅の広さは魅力的ですので、宮下遥選手にはその良さを出すセットをして欲しいですね。若手を支えるベテラン山口舞選手や川畑愛希選手らの安定感にも注目です。


個人的にはNECと久光以外のチームは混戦かなと思います。4年後の東京オリンピックに向けてもスタートのシーズンとなりますので、特に若手の活躍に期待したいところですね!