ファイナル6をトップ通過で決勝に進んだのは、去年ファイナル3で敗れた東レアローズ。そしてファイナル3から勝ち進んできたのは、連覇を狙う豊田合成トレフェルサです。

東レアローズ vs 豊田合成トレフェルサ
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第1戦の両チームスターティングメンバーはこちらです。

東レ
鈴木 ジョルジェフ 富松
李 藤井 米山
L井手


豊田合成
近 高松 内山
イゴール 山田 傳田
L古賀

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第1セット。傳田のサーブでスタートしたこの試合。東レセッター藤井選手はジョルジェフ選手を使いますが、豊田合成 近選手のブロックに捕まります。その後も立て続けにジョルジェフ選手が捕まり、6-2と豊田合成がリードした場面で東レがタイムアウトを取ります。タイムアウト明けもイゴール選手や山田選手の攻撃で試合を優位に進めていきます。流れを変えたのは李博選手。クイックにブロックに連続ポイントをあげると、ジョルジェフ選手の連続サービスエースで同点に追いつきます。しばらくお互い連続ブレイクがない状態でしたが、ジョルジェフ選手がセッターに返る前に助走を始めるファーストテンポの攻撃を始めると、ようやく気持ちよく決まります。豊田合成もイゴール選手にボールを集めて得点を稼ぎますが、東レ鈴木選手のサービスエースで東レがリードをします。最後はイゴール選手を切り返してジョルジェフ選手が決め、25-23で東レがこのセットを取ります。

第2セットも25-20で東レが取り、迎えた第3セット。序盤は一進一退の攻防が続きますが、このセットも東レの攻めたサーブが流れを作ります。崩されながらなんとかサイドアウトを取る豊田合成に対して、レセプションをきっちり返して簡単にサイドアウトを取る東レ。更には鈴木選手を始めとする強烈なサーブで山田・高松選手を崩しブレイクを重ねていきます。追いつめられた豊田合成はコンビミスも出て更に点差を離されます。東レは米山選手がノーマークで決める等攻撃がリズムに乗り得点を稼ぎますが、23点目を灯したところで東レはスパイクアウトやアタックラインの踏み越し等ミスを連発。そして豊田合成は、途中出場の川口選手のナイスレシーブや前田選手のセットでデュースに持ち込みます。更には富松選手のクイックを古賀選手が拾い、イゴール選手が決めて逆転に成功します。しかし最後はイゴール選手のスパイクがアウトになり、30-28で東レが取り、第1戦を取りました。


優勝の決まる運命の第2戦。スタメンは両チーム共前日と同じです。

第1セット。序盤は一進一退の攻防が続きますが、ジョルジェフ選手のサーブのところで、イゴール選手にミスが出る等東レがリードします。更には鈴木選手のサーブローテで東レのリードが広げます。極めつけは李博選手のサービスエースや富松選手のクイックといったミドルブロッカーの活躍です。しかし鈴木選手ジョルジェフ選手が傳田選手に連続でブロックで止められると、近選手のサービスエースも出て連続ブレイク。しかし最後は李博選手の高いクイックで25-20で東レが取ります。

第2セット。序盤は一進一退の攻防が続きますが、イゴール選手の怒涛の攻撃で豊田合成がリードをします。途中鈴木選手のサーブ等で東レがリードをしますが、イゴール選手のスパイクを止め切れず再び豊田合成がリードします。東レも李博選手を使う等多彩に攻めますが、最後にジョルジェフ選手のバックアタックがミス、被シャットとなり、25-23で豊田合成が2日間で初めてセットを取ります。

第3セットは25-16で東レが取り、第4セット。古賀選手の素晴らしいハイセットをイゴール選手が打ち切る場面があったり、山田選手が決めたりと豊田合成がリードをします。東レも好調李博選手や富松選手のクイックで応戦しますが、イゴール選手を止め切れずに豊田合成がリードを広げます。しかし米山選手がイゴール選手を止めると、少し流れが変わります。ジョルジェフ選手が連続してスパイクを決めると、鈴木選手のサーブローテで米山選手のスパイクやジョルジェフ選手のスパイクで同点に追いつきます。更には李博選手がクイックを決めると逆転。
21-20の場面でアクシデントが。イゴール選手のスパイクに対し、主審がワンタッチ有りの判定。しかし米山選手は触っていないとアピール。主審が副審と確認し、判定は東レのポイントになります。それに対し豊田合成の選手は、チャレンジなしに判定が覆ったことに不満を爆発させます。その後豊田合成はチャレンジしますが、東レにワンタッチはなく、チャレンジは失敗、豊田合成のチャレンジはなくなってしまいます。本来なら東レのチャレンジの場面だったのにということもあり、豊田合成の選手は納得のいかない表情ですが、22-20と東レがリードします。
イゴール選手のサーブで乱された場面、藤井選手が何とか上げたセットをジョルジェフ選手が打ち切ると、24点目・25点目を富松選手がクイックを決めて25-23。東レアローズがセットカウント3-1で勝利し、8年ぶり3回目の優勝を果たしました。

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※男子は1日目に行った為、表彰等の写真はありません。




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