それにしても私の体温新記録40°越えは、ガッツリと小野家の正月行事に影響を与えてくれました。と言うか、ふっ飛ばしてくれました。 ここ数年、巻く巻くといっていながら巻かなかった出し巻き卵を、今年こそ正月用に巻くと約束していたのだが、巻かず仕舞い。 屠蘇も作らず、雑煮も食わず、家族間の新年のあいさつも行わず、正月の小野家の行事はすべてキャンセル。 私はひたすら寝るばかり。 正月の来客を断わり、お出掛け予定もキャンセル。 初詣でもせず、私はひたすら寝るばかり。 元々食欲が無い上、正月用の料理の色鮮やかさが胃のムカつきを呼び、目をそむけるばかり。 雑煮用にカミさんが大量につくっておいた出汁でおじやを作って、体に固形物を無理矢理ねじ込む。 床に戻り、渇きで目が覚め、水分を取りまた眠る。 二日の午後にようやく起きだして、ぼ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っとした頭で久々に縦の景色に戻る。 まだまだ本調子ではないが、無理矢理体を起こす。 溜まった年賀状を見る気もせず放置。 三日になってようやく普通に戻った感じがするも、遅れた正月を取り戻そうと言う気はサラサラ起きず、 (今年は、正月パスだな・・・・) 例年、元旦に年賀状を書いて出していた私だが、年賀状作業の全キャンセルを決意。 小野の勝手な言い分、 「え〜、明けましておめでとうございます。・・・・と言いつつ・・・・年賀状を下さった皆様、ワタクシ小野明良、今年の年賀状活動、これを一切行いません。もうしわけございませんが私から出す事も頂いた年賀状に対して返信する事も、一切の作業を放棄する事に致しました。またこれを機に年賀状活動から生涯身を引く所存でございます。来年以降の年賀状リストから私をお外しくださいますよう誠に勝手ながらお願い申しあげます。本年及び未来における年賀状不義理をお詫び申し上げます」 体温40°越えは、私の人生における新記録樹立と共に文化的方針転換を引き起した。 |