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土曜日の夜中にあってた物を録画して観ました。
ミステリー小説界の超売れっ子作家、東野圭吾原作を映画化した作品です。
主演は、ギリシャ人の役が何の違和感もない阿部寛。
中井貴一が始まって5分くらいで死んでしまう役で出てるのを観て、素で驚いたワタスwwwww
いや、この事件が発端になって、物語が拡がって行くんですけどね、まさかの展開に驚きの方が先でした(笑)。
んで、やたらと幼い松坂桃李君、山﨑賢人君、菅田将暉君が出てて、これにもビックリΣ(・ω・ノ)ノ
慌てて公開年を調べて納得。2012年じゃないですか~。
彼等の名前が殆ど世に浸透してない頃の作品だったんですね~。
だって、ガッキー出てるわ松重さん出てるわ溝端君出てるわ三浦貴大チョイ役(大事なポジションなんですけどねw)だわ・・・・・・・
今このキャスト使って同じモン撮ったら、どんだけ興行成績挙げなきゃならんねん!!
くらいの豪華な顔ぶれ。
黒木メイサや向井理(向井君に関してはポスター出演www)なんかもサラッとチョイ役で使ってるんですよ?
観始めてしばらくは開いた口が塞がりませんでした( ゚ ▽ ゚ ;)
腹部を刺された状態で8分間も歩き続け、東京・日本橋の麒麟(きりん)の像の下で息絶えた男性。一方、容疑者の男は逃亡中に事故に遭い、意識不明の重体となる。日本橋署の加賀恭一郎(阿部寛)は事件を捜査するにつれ、関係者の知られざる一面に近づいていく。被害者はなぜ必死で歩いたのか、はたまた加害者の恋人が彼の無罪を主張する理由とは……。
≪Yahoo!JAPAN映画より≫
この作品は、サブタイトルにもあるように「新参者」と言う作品が原点。
主人公の加賀恭一郎という一風変わった刑事が、事件の表に見える面だけでなく裏側までくまなく捜査し、関係者の背後関係や因果関係を、時には暴き出し、時には紐解き・・・・・と、まぁミステリーの王道的内容ですね。
加賀恭一郎シリーズとしては、9作目に当たります。
腹部を刺され、日本橋で死んだ青柳武明という男性。
事件直後に現場から逃走し、トラックに撥ねられ昏睡状態に陥ってる八島冬樹と言う男が、容疑者として捜査線上に上がった。
所轄の刑事である加賀恭一郎は、八島の同棲相手で恋人の中原香織に聞き込みに行くのだが、香織は八島の無実を訴えるばかり。
捜査を進めて行く内に、被害者である青柳が労災隠しの責任者である事が発覚し、世間は一転して青柳と青柳の家族をバッシングする。
しかも、その労災隠しの被害対象になったのが八島だと言う事も判明し、犯人は八島と言う事で事件は決着をつけようとしていた。
しかし、別の面から事件を探っていた加賀は、八島は犯人ではないとの確信を持っていた・・・・・・・
私が東野圭吾の小説にハマっていたのは10年以上前で、2011年に発表された「麒麟の翼」の存在は全く知りませんでした。
正直、当時は東野圭吾に飽きてたんです(;^ω^)
邦画に関しても、私が邦画を好んで観るようになったのは5年くらい前の事で、それまではよっぽど興味を引かれない限り(好きな俳優が出るとか)、邦画を進んで観る事はありませんでした。
なので、この映画を観たのは今回初めてです。
率直な感想を言うと、
かなり面白かった!!
の一言
阿部チャン独特のあの演技が、内容に余計な先入観を感じさせません。
場面場面の見せ方もなかなか秀逸で、現在と過去を混ぜて見せるシーンなんかも、違和感なくスルッと入り込めるような設定に仕上げられてます。
んで、この映画でもまた、菅田君の上手さが光ってます。
彼が演じた役は、決して簡単なモノではありませんでしたが、本当に「そう」と見えるような演技です。
演技・・・・・セリフや立ち居振る舞いがあるならまだしも、車椅子に座ってるだけでの「アレ」は本当に凄い。
今の菅田君の才能の片鱗だったんだろうな~と、何度もその瞬間のシーンをリピートして観てしまいました。
でもって中井貴一。
上手いわ、やっぱ。
伊達に佐田啓二の息子じゃないのね、なんてwwwww
演技で人を泣かせる事の出来る役者は、私は「本物」だと思ってるんですけど、今回中井貴一に号泣させられてしまいました
寝る前に観たので、おかげでしばらく頭がガンガンでしたよ
私的評価:
これもまた、厳密にいうと4.5。
欲を言うなら、青柳一家の「その先」にも触れて欲しかったな~と。
桃李君の妹役は自殺未遂まで冒してしまうのに、結末に全く絡んで来ないのはちと残念
最後までネタバレ書きたい気持ちはあるんですけど、折角のミステリーなので、未見の方は実際に観て感動してもらいたいです。
JUJUの「sign」がエンディングに流れるんですけど、これがまた・・・・・くぅぅぅ~
んで、このMVの主役が門脇麦ちゃん・・・・・・ん?? 菅田君にヤマケン君に麦ちゃんって・・・・・・
「トドメの接吻」かい!!( ̄▽ ̄;)
日本橋にある麒麟像。
肉眼でまだ一度も見た事はないんですが、いつか機会があったら見に行ってみたい。
麒麟って、龍が地上に降りた姿なんですよ。
だから劇中でも言ってますが、本当の麒麟には翼はありません。
そして、麒麟は雌雄一体とも言われます。
「麒」がオスで「麟」がメスを表す文字。
しょーもないトリビアでごめんなさい
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今月27日公開の「祈りの幕が下りる時」、観に行っちゃおうかな~・・・