管理栄養士 YUHI-雄飛です。
〇家族の健康を考える
年1回の健康診断や人間ドック。
結果をみると、「中性脂肪が高い、血糖値が高め、血圧が・・」
など気になることが多いですよね。
自分自身のことであれば、意識して生活を変えていくことができますが、
家族の健康も自分のことのように気になります。
そこで、家族の健康を改善するための効果的な支援を考えていきます。
〇真実を直接伝えてはいけない
中性脂肪が高い場合、考えられることは
・内臓脂肪の増加
・食べ過ぎ
・甘い飲料、間食が多い
・お酒+つまみ または糖質の多いお酒の飲み過ぎ
など、
様々な状況が考えられますが、
現状と対策をそのまま伝えても生活を改善できないケースが多くあります。
「中性脂肪が高いから、間食やめないといけないね」
〇相手を変えようとしない
三浦将さんの著書「相手を変える習慣力」が参考になります。
→相手を変えたいなら、変えようとしない
この人ならうまくやってくれると心から信じましょう。
(三浦将さんは、「まず相手を承認する。」と表現しています。)
〇私が家族のために行なっていること
直接指摘してはダメ。
相手を変えいようとしない。
では、どのような事をすれば良いのでしょうか?
私が行なっていることを紹介します。
☆【基本原則】
・習慣を変えられるのは自分自身だけ
・相手に絶対的な信頼を持つ
(この人はうまくやれると信じる)
・人は強制されると反発したくなる
①指摘せず心配していることを伝える
中性脂肪が高くても好きで毎晩お酒を飲んでいるのは自己責任と割り切る
「お酒を飲んではダメ」 強制すると反発するためNG
飲み過ぎの時に「今日はビールに焼酎にたくさん飲んでるみたいだけど大丈夫?」
心配することはOK
(家族が心配してくれていると感じてくれればそれ以上は飲まないかも・・)
言い方によっても注意が必要です。
怒鳴るような声、大きい声
本当に心配していることが伝わる言い方
②料理で調節
相手は変えられないので、自分自身にできることをやる。
(これが鉄則です。)
相手の生活状況を考えて料理を提供する。
そのために栄養学や料理を勉強するのもいいかもしれません。
「二日酔いで体調が悪そうだから、水分の多い食べ物を用意する」 など
(アルコール代謝には水分も必要、脱水も体調不良の原因の一つ)
③家族への生活指導はあきらめ、第三者に任せる
私は管理栄養士ですが、家族に難しい話しをしたり、
「○○をしてはダメ」などは一切言いません。
聞かれれば答えますが・・
やっていることと言えば、学んだことを夕食として提供するくらいです。
家族への生活改善指導は行なわないことにしています。
理由は、家族が言ってもほとんど生活は改善できないからです。
(子どもに、「勉強しなさい!!」と言うのと一緒です(;´Д`)
なんとなくわかっていることを家族から言われると反発したくなります。
直接の指導は第三者に任せてしまいましょう。
〇参照著書
・相手を変える習慣力 著者:三浦将 出版:クロスメディア・パブリッシング
相手を変える習慣力 (BusinessLife 6)
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