熊野古道2日目(後編)近露王子~闘鶏神社 | 高橋瞳子のおいおい漫画

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いつの間にか忍び寄っている“老い”についてマンガで綴ろうと思っていましたが、
最近は習い始めた水彩画ばかり描いています。

ご訪問ありがとうございます。

初めての方はこちらもご覧ください。

はじめに

登場人物紹介

 

 

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一度は歩いてみたかった、

熊野古道(くまのこどう)へ行ってきました!

 

今までの記事ははこちらから

熊野古道1日目(前編)大門坂

熊野古道1日目(後編)熊野那智大社

熊野古道2日目(前編)補陀洛山寺~牛馬童子

 

 

 

語り部さんのお話によると、

「熊野というのだから、熊は出るの?」と、

よく聞かれるそうですが、

熊野は杉ばかりで餌になる植物はないので、

熊はいないそうです。

 

では、なぜ熊野というのか?

昔はではなくと書いたそうです。

とは、「辺境」とか「奥深い」という意味で、

熊野は片隅にあったので、そう名付けられたそうです。

 

 

ミニ知識を披露した所で、

牛馬童子像のあと、

近露王子(ちかつゆおうじ)へと向かいます。

迷わないよういたる所に道標があります。

 

近露王子の手前に屋敷のさくらの園がありました。

桜の時期には来れば素晴らしいのでしょうけど、

 

この石垣もなかなか素敵です。

 

一面咲いている小花は源平小菊(ゲンペイコギク)

 

他にも

カキドオシ

 

シャガ

 

レンゲ

 

ヒメツルソバ

 

タツナミソウ

 

唐種招霊(カラタネオガタマ)

などがあって、

花好きの私にはたまらない場所!

 

そんなものを撮りまくっている間に、

みんなはどんどん道路を渡って、

北野橋(きたのばし)を渡って、

 

日置川(ひおきがわ)を越えます。

かつて熊野詣の巡礼者は、

この川の水で垢離(こり)をしてから、

熊野三山を目指したそうです。

 

垢離とは、神仏への祈願の際、

冷水を浴びて身を清めることですが、

同時に沐浴することで、

罪が滅される意義があったようです。

 

橋を渡るとすぐ左手に近露王子跡があります。

 

木立の中で、ホッと一息付けそうな境内です。

近露王子は王子社の中でも、

最も早く現れた王子の一つだそうです。

 

熊野古道の九十九王子(くじゅうくおうじ)は、

熊野三山に祀られる熊野権現の

御子神(みこがみ・神の子という意味)とされ、

道標であり、休息所であったと同時に、

参詣者を守っていたのですね。

 

王子碑に書かれた文字は、

出口王仁三郎(でぐちおにさぶろう)という、

教祖の筆跡として残る貴重なものだそうです。

 

バスはひとっ飛びに、

滝尻王子(たきじりおうじ)へと到着します。

 

滝尻王子の拝殿

滝尻王子は、九十九王子の中で、

もっとも社格が高い五体王子の一つに数えられます。

 

拝殿の奥を進むと、急坂が現われます。

かつては熊野三山の聖域の始まりと、

されていたそうです。

 

その麓には2メートル以上ある、

大きな石が鎮座していました。

 

滝尻王子の向かいにある熊野古道館には、

熊野参詣の歴史的資料などがありました。

 

平安時代の貴族が、熊野参詣をした時の日記

 

女性がかぶっていた笠

 

一路、和歌山県の西の田辺市へと向かい、

2日目の最後の訪れたのは、

闘鶏神社(とうけいじんじゃ)です。

ここは、紀伊路・中辺路・大辺地の分岐点であり、

熊野三山のすべてを祀る別宮的な存在です。

 

国指定重要文化財である社殿は、

横一列に6棟あります。

左から西殿・本殿・上殿・中殿

 

左から中殿・下殿・八百萬殿

 

湛増弁慶(たんぞうべんけい)の像

弁慶の父は湛増(21代熊野別当)と伝えられます。

源平合戦の時、

湛増は鶏を紅白2色に分けて戦わせ、

白の鶏が勝ったので、源平に味方したことから、

闘鶏神社と名がついたそうです。

 

御神木の大楠 樹齢1200年

 

熊野古道1日目(前編)大門坂

にも出てきた南方熊楠が、

闘鶏鶏神社の森を、

熊野植物研究の中心基礎点」としていて、

楠が伐採されそうになった時、猛烈に抗議したため、

それ以上の伐採は免れたとのことです。

 

熊楠の妻は闘鶏神社宮司の娘だったそうです。

そういうご縁があったのですね。

 

闘鶏神社の御朱印

 

闘鶏神社の隣には藤巖(とうがん)神社があります。

現在の田辺の原形を作られた藤巖公の功績をたたえ、

明治19年に建立された神社だそうです。

 

御神木の梛(なぎ)の木

 

 

 

2日目はこれで終わりです。

 

その日のホテルでは、

たくさんの中国や台湾の方とご一緒して、

大浴場での出来事をマンガにしました。

“うらしまのごきげんよう”に出演しました!

 

 

 

3日目に続きます。

飽きずに見に来てね!

熊野古道3日目(前編)大斎原~熊野本宮大社

 

 

 

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内容は当ブログ内のテーマ「発達障害の夫のこと」の、

再録が多くなりますが、

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