はじめてのボディ・マッピング | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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みなさん『ボディ・マッピング』って知ってますか?

きょうはオススメ本の紹介です。
 
こんばんは。
トロンボーン吹きで作/編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
 
 
この本!!
 
 
コナブルのボディ・マッピング公認講師/ナガイカヤノさんが書かれた本です。
 
 
ボディ・マッピングってなに?
 
人間は、身体を使って、それを動かして毎日生活していますよね。楽器の演奏だってそうですよね。
さて、自分の身体をコントロールしている脳(あたま)の中には、自分の身体の『地図』があるのです。
身体の、サイズ、位置、動きなどについての地図があって、それに基づいてぼくらは身体を使っている。
無意識に認識している自分の身体の図面、っていう感じでしょうか…
 
ところで、地図を見てクルマで走るときは…
地図に載っている道がもし工事中だったら、別の道を探しますよね。
でも脳は、自分が持っている地図のとおりに身体を動かそうとしてしまう。
と、もし地図(あたまの中)と現場(身体)が食い違っていたら、
うまく動かせなかったり、痛みや故障の原因になったりする…
 
だから、あたまの中にある身体の地図を、より正確にしていこう、というのが、ボディ・マッピング。
深いのですよ!
 
 
ぼくがボディ・マッピングと出会ったのは…
 
2005年なので、もう12年前!
ナガイさんを名古屋に招いて、ボディ・マッピングの体験セミナーを持ったのです。
そこで受講したのが、最初の出会い。
それからも何度か、名古屋に来ていただいてセミナーを持ったりしました。
 
基本ポジションや、身体のほんとうの構造を知るワークは目からうろこで面白く、
実際にひとりひとり楽器で音を出して身体の使い方を変えていくと、
出てくる音が変わっていくのが、自分にもまわりの人にもはっきりとわかるのです。
体験セミナーで、いわば初級コースだったのですが、
身体の使い方ってやっぱり大切だな、って、とっても実感したのでした。
 
それから、あのときのセミナーで出会った、この本や、
 
 
この本や、
 
(ボディ・マッピングの見方から書かれたアレクサンダー・テクニークの本です)
 
この本や、
 
 
いろいろ読んだりして勉強したり。。
 
そして今回ナガイさんが書かれた『演奏家のための はじめてのボデイ・マッピング』
どんな本かというと…
 
 
読みやすくてとっても実用的な本
 
さて、この本、とっても読みやすくてわかりやすくて、実用的な本ですね。
説明ばかりではなく、わかりやすい図や絵、時々ワーク(全部で16)も出てきます。
200ページ弱、一気に読んでしまいました。
また読み返して、いろいろ試してみたいです。
こまやかでやわらかくて、ナガイさんの人柄が出ている感じです。
 
 
ことばのかけちがい
 
本の具体的な内容については、ぜひ読んでいただきだいのでここでは書きませんが、ひとつだけ…
ことばの起こす問題について書かれている章があります。
ことばのかけちがいがボディ・マップの思いちがいにつながることがある、と…。
ことばって、やっぱり大切なのです。
 
使っていることばを観察しよう、そして、『ことばの変換キー』を持とう、と。
たとえば、『鍛える』じゃなくて『育む』。
それまでの思い込みから解放され、自分への働きかけが変化していく…。
 
 
やっぱり身体の使い方って大切だ
 
今も悩み中です。身体。
たとえば、とっても自然にストレスなくスッと楽器から音が出る日があるかと思ったら、
なんだか身体に力が入って不自然で、とっても心地悪い日があったりもする…
おんなじように吹いているつもりなのに…
ほんとうに身体って、奥が深いのですね。
 
本の後半にはコンディションを整えるお話や食事のお話も出てきます。
 
 
さて、そんなわけで、本を読んで、またレッスンを受けてみたくなったのでした。
本もオススですが(ボディ・マッピングを知らなかった人にもきっとわかりやすい)、
機会があればぜひレッスンやセミナーを受けられるといいと思います。
ぜひオススメです。
 
 
ナガイさんのサイト『ボディ・マップ ネット