言われたことを鵜呑みにしていませんか? | フクロウのひとりごと

フクロウのひとりごと

愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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こんなことが書いてあるブログに出会いました。

上手くなりたければ、指導者の言葉を信じるな!

 

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家,吹奏楽指導者の福見吉朗です。
 

 

なにごとも鵜呑みにしてはダメ

 

ほんとうに,ここに書いてある通りなのです。

一見わかりやすい言葉は危険です。

神秘的な言葉も危険ですね。

よくあるでしょ。なんだかよくわからない言葉。

 

指導者がどういう意味で言っているのか,それとも,ただ言葉だけがひとり歩きしているのか,

それに対して受け手はどういうふうに受け取っているのか,ちゃんと伝わったのか…

ちゃんと伝わっていないことの方が多いと思うのです。

そして,言葉のひとり歩き,これってたくさんあると思うのです。

たとえば指導現場で乱発される『息のスピード』という言い方,マイナスになることが多いと思うのです。

ほかにもまだまだありますよね。

 

 

 

生徒を見ている先生,自分のコピーをつくりたい先生

 

楽器の奏法にしても,音楽の解釈にしても,決して,正解はひとつじゃない

いろいろある。

 

生徒に今,必要なモノはなんだろう…

いちばんプラスになるモノはなんだろう…

そんなふうによく観察して導いてくれる先生もいれば,

自分のやり方,解釈,世界観,それをただ伝えたいだけの先生もいる。

どちらの見方から出てきた言葉なのかを見極めることも必要なのかもしれませんね。

 

もしかしたら中には,後者がいいっていう生徒さんもいるかもしれない。でも,

ひとつのものだけを見ていては,成長は止まります。

先生と同じやり方でうまくいくとは限らない。

むしろ,そうではないことの方が多いかもしれない。

もしうまくいったとしても,いずれ限界が来る。

先生とあなたは違うのだから。

 


言葉の向こう側にあるもの

 

先生はどういう意味でそう言ったのか,

なにを求めているのか,

どうなってほしいのか,

どこがポイントなのか,

その言葉の向こう側,裏側にあるモノを,考えよう。感じよう。

そしてもしわからなければ,遠慮なく訊こう。

 

わからないまま引っかかっている言葉って,マイナスになると思うのです。

言葉って,やっぱり危険なのです。

 

 

 

全体のバランスで成り立っている

 

楽器の演奏って,全体がバランスして成り立っているのですよね。

身体全体が,バランスを取り合いながら奏でている。

どこかひとつが変われば,きっと全体が変わってくる。

ひとつのものに焦点を当てた言葉,一部だけを意識した言葉,

それってやっぱり,危険性を持っていると思うのです。

もちろん,全体のバランスの中で,ここだけ少し外れているな,

っていう発見から出てきた言葉もあるかもしれません。

 

 

とにかく観察が大切だ

 

指導者,先生の言葉は,観察から出てくる。

観察した結果としての導きであるべきだからです。そうですよね。

音を聴き,動きを見て,思考を探って…

そして,その言葉がどんなふうに伝わったのか,または,伝わらなかったのか,

それも,観察することが大切なのだと思います。

観察眼がすぐれていることは,いい先生に共通する特長だと思います。

 

また,生徒のみなさんも,先生をよく観察することが大切だと思います。

いろんな意味で。

自分を観察し,先生を観察し…

それが大切なように思います。

 

 

言葉,鵜呑みにしていませんか?

ほんとうの意味をわかっていますか?

その言葉は,自分にとってプラスになりますか?