吹奏楽部は楽しくなくっちゃ | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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4月になって、新入生が入ってきて、これからコンクールや演奏会に向けて頑張る季節。

さて、吹奏楽部、楽しいですか?
 
こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。
 
 
つらいだけの練習なんて…
 
『部活動は根性を鍛え直すところだ』とか、
『つらく苦しい練習に耐えて忍耐力をつけるところだ』とか、
『世の中の理不尽に耐えられる強さをつけるところだ』とか、
『部活動は生徒指導の道具だ』とか言ってるの、一体誰だい?
 
つらく苦しい練習に耐えないと金賞獲れない?
辛苦に満ちたつらいだけの日々を経ないと獲れないような金賞なら、やめてしまえー(・∀・)
そして、そんなムダなつらさに酔っているんじゃあない!
つらい思いをすることで音楽したような気分になっているんじゃあない!
そんなふうだから、『吹奏楽部は音楽じゃない』なんて言われるのさ!
 
 
 
音楽って楽しいもの
 
本気で真剣に音楽することは、本質的には楽しいことなんです。
音楽することって、楽しいことなんですよ。
もちろん、ラクではないですけどね。全っ然ラクじゃない。
 
でももし、ただつらく苦しいだけなのだとしたら、そこでやっていることはきっと、
音楽ではないなにか違うものなのでしょう。
日々ただつらいだけなのは、音楽をやってないからなのでしょう。
音楽とはちがう、なにか別のものを目指しているから、苦しいだけなのでしょう。
そしてそれは、金賞へとつながるものでもありません。
 
もう一度書きます。音楽をすることは、本質的に楽しいはずなんです。
 
仲間と一緒にいる楽しさ
みんなで音を出す楽しさ
ともに笑い合う楽しさ
そういうのも楽しさなのだけど、もちろんそれも大切なのだけど、
音楽の楽しさは、また格別なのですよ。
 
 
音楽しようよ
 
だから、音楽しようよ。
ただのダメ出しでもなく、根性でも強制でも試練でもなく、意味のない技術追求でもなく、
本気で音楽しようよ。
真剣に、音楽をしようよ。
そして、そこにある楽しさを感じよう。
あとで思い返して、『楽しかったねぇ』『またやりたいねぇ』って思える時間、
そういうのを体験してほしいな。
ほんとうに音楽していれば、そうなるはず。
そしてそれが、結果的にいちばん金賞に近づく道でもあるのです。
 
 
 
すべては音楽から
 
『吹奏楽部は生徒指導、教育の道具です』…?
教育ってなんでしょう?
統制すること?
従わせること?
押さえつけること?
真剣に音楽をすることが、結果的にいちばんの教育になるんです。
 
どんな音を出したいか、どんなふうに吹きたいか、
それは、音楽が教えてくれる。
音楽から始まって、音が磨かれていく。
そうじゃない技術追求なんか無意味だ。
 
 
だから、音楽をしようよ。