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30歳代の平均年収と手取りはいくら?最新年度の統計から中央値まで調べてみた

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結婚しない30代が増えています。

30代前半男性の未婚率は47.1%で女性の場合も34.6%と3人に1人以上が結婚をしていません。

 

30代後半になっても

・男性の未婚率は35.0%

・女性の未婚率は23.9%

もはや結婚していない30代は普通の存在となっています。 

「草食系」などの言葉もありますが、背景にあるのは賃金の伸び悩み。物価は上がっているにもかかわらず手取り金額は上がらない。

生きにくい時代です。

そんなことを考えていると気になりました。

 

・30代の平均年収はいくらなの?

・実際の手取りはどれくらい?

 

 

30代の年収の平均値と中央値を調べてみた

30year

国税庁の民間給与実態統計調査(平成29年度)を参考に30代の平均年収について調べました。

30代前半の平均年収は407万円

・男性の平均が461万円

・女性の平均は315万円

 

30代後半の平均年収は442万円

・男性の平均が517万円

・女性の平均は313万円

 

以上の通り。

昨年度に比べて約5万円程UP

出産などの影響もあるせいか、女性は30代前半が年齢別で最も収入が多い時期となっています。男性の場合は50代前半がピークです。

また30代の平均年収は全体的に上昇傾向なことを踏まえて、各年齢別の平均についておおよその数字を割り出しました。

 

各年齢別の年収平均予測値 

30歳の平均年収は約388.6万円 

31歳の平均年収は約397.8万円

32歳の平均年収は約407万円

33歳の平均年収は約414万円

34歳の平均年収は約421万円

35歳の平均年収は約428万円

36歳の平均年収は約435万円

37歳の平均年収は約442万円

38歳の平均年収は約447.2万円

39歳の平均年収は約452.4万円

 

 以上が年齢別の平均年収の目安です。

また、いわゆる普通の人。

集団の分布の真ん中に来る中央値については

・30代前半で387万円

・30代後半で443万円

となっています。

 

各世代別の平均年収は以下の通り

30year20代前半は258万円で後半は351万円

・30代前半は407万円で後半は442万円

40代前半は468万円で後半は496万円

50代前半は519万円で後半は516万円

60代前半は396万円で後半は314万円

 

賃金カープとしては20代前半から50代前半までにかけては上昇していき、それ以降はゆるやかに下降していくイメージです。

 

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一度、年収診断 をしてみましょう。自分の意外な評価に気付きます。

 

高校卒・大学卒などの学歴ごとの平均は

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次に学歴別での平均年収をチェックしました。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査を参考に、その12倍をした数字を年収として概算で算出しています。

 

30代前半の学歴別平均年収は

・大学卒男性は385.56万円 女性は328.92万円

・高専・短大卒男性は320.4万円 女性は284.64万円

・高校卒男性は305.28万円 女性は242.16万円

 

30代後半の学歴別平均年収は

・大学卒男性は444.48万円 女性は363.12万円

・高専・短大卒男性は359.52万円 女性は303.12万円

・高校卒男性は339万円 女性は252.84万円

 

年齢を重ねるごとに大学卒と高校卒の平均年収は広がり続ける傾向にあります。

全年代での学歴別平均年収は

・大学卒男性は477.24万円 女性は349.8万円

・高専・短大卒男性は373.2万円 女性は305.76万円

・高校卒男性は348.84万円 女性は253.08万円

となっています。

 

中小企業・大手企業別での平均は

企業規模別ごとにもチェックをしました。

こちらも厚生労働省の賃金構造基本統計調査を参考に、その12倍をした数字を年収として概算で算出しています。

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30代前半の企業規模別平均年収は

・大企業男性は382.08万円 女性は314.4万円

・中企業男性は328.8万円 女性は285万円

・小企業男性は318.48万円 女性は261.24万円

 

30代後半の企業規模別平均年収は

・大企業男性は436.8万円 女性は336.84万円

・中企業男性は369.12万円 女性は297.24万円

・小企業男性は351.36万円 女性は274.44万円

 

企業規模が違うことによる収入格差も定年までの年齢を重ねるほどに開いていきます。

全年代での企業規模別平均年収は

・大企業男性は459.96万円 女性は324.96.万円

・中企業男性は381.96万円 女性は289.68万円

・小企業男性は352.32万円 女性は267.6万円

となっています。

 

都道府県別の平均は?

30

都道府県別の給与金額も厚生労働省の資料から。

あくまで概算となりますが国税庁の調査も参照をして30代前半、後半のそれぞれの都道府県別年収についても算出をしました。

 

30代前半、後半とも最も年収が高くなるのは東京都。

最低となる青森県との差は約200万にも。

また、平均を超える都道府県は「千葉」「東京」「神奈川」「愛知」「京都」「大阪」の6つのみ。

地方間での給与格差はどんどん広がる傾向です

 

30代の平均手取はどれくらいになる?

 

30代前半の平均年収は407万円で30代後半の平均年収は442万円であることがわかりました。

次は実際の手取について確認をしていきます。

 

前提条件として

・独身で住まいは東京

・控除は社会保険料など基本的なものだけ

・給与と賞与のバランス:賞与が給与の2.5か月分

以上を仮定して手取金額の算出をしています。

 

30代前半の平均手取り目安 3,285,400円

30zenhan

給与(額面239,412)の手取りは190,896円

・健康保険料が11,880円

・厚生年金が21,960円

・雇用保険が718円

・所得税が4,910円

・住民税が9,048円

以上48,516円が控除されます。

 

賞与(額面598,528)の手取りは491,488円

・健康保険料が29,601円

・厚生年金が54,717円

・雇用保険が1,796円

・所得税が20,926円

以上107,040円が控除されます。

年収407万に対して手取りは329万円程。(80.7%)

 

30代後半の平均手取り目安 3,558,548円

30year

給与(額面260,000)の手取りは206,794円

・健康保険料が12,870円

・厚生年金が23,790円

・雇用保険が780円

・所得税が5,560円

・住民税が10,206円

以上53,206円が控除されます。

 

賞与(額面650,000)の手取りは533,677円

・健康保険料が32,175円

・厚生年金が59,475円

・雇用保険が1,950円

・所得税が22,723円

以上116,323円が控除されます。

年収442万に対して手取りは356万円程。(80.5%)

 

社会保険として、健康保険料、厚生年金、雇用保険が徴収され税金は、所得税、住民税が徴収されます。

30代平均年収での手取比率は81%程。ただし40歳からは介護保険料が毎月引かれる(平均5,723円 平成30年度)ので注意しましょう。

 

30代必見!手取り比率を高める方法

収入が大きくなるほど引かれるものが増えていきます。

なので手取は増えにくいです。

社会保険料は個人の意思で減らすことは難しいですが税金に関しては工夫次第で節税できます。

年収が増える30代がやっておくべき2つをご紹介。

 

iDeCo(確定拠出年金)をはじめる

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(iDeCo節税早見表)

最近はカトパンもテレビでCMをしていたりと名前を聞いたことはあるかもしれません。

イデコ=個人型確定拠出年金。

毎月5,000円から1,000円単位でお金を積み立て、"金融商品"で運用する自分年金。投資信託のような値動きするものもあれば、定期預金のタイプもあります。

その商品を選択するのは自分自身です。

 

何がいいのかというと

・全額所得控除の対象になるということ

つまり住民税と所得税が安くなります。年収500万ほどの僕でも55,200円ほどの節税ができています。

自分の場合は28歳から楽天証券のiDeCoでスタートしました。

www.shunpon.com

こちらの記事で比較をしていますが現状は楽天証券マネックス証券がおすすめです。

 

ふるさと納税をする

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(楽天ふるさと納税ランキング)

ふるさと納税とは自治体に寄附をするとお礼として特産品がもらえる制度。

(寄付した金額の合計ー2,000円)の金額が翌年の住民税、所得税から還付形式で控除されます。

また、楽天ふるさと納税を利用すれば楽天市場と同じように楽天ポイントがもらえます。なので実質負担は無料にできます。

 

 年収300万でも2万5,000円ほどは寄付できて2万3,000円の節税にも。一度シミュレーションをしてみましょう。

 

30歳の推計年収ランキング

30歳の平均年収ランキングが東洋経済オンラインより発表されていました。一部をご紹介します。

 

1位はM&Aキャピタルパートナーズで2,222万円

2位はGCAサヴィアンで1,832万円

3位はキーエンスで1,546万円

4位は日本商業開発で1,223万円

5位はファナックで1,176万円

6位は日本M&Aセンターで1,104万円

7位はドリームインキュベータで1,089万円

8位は三菱商事で1,048万円

9位は伊藤忠商事で1,030万円

10位は朝日放送で1,021万円

 

1位と2位は企業のM&Aの仲介と助言を行う会社。

3位のキーエンスは「40歳で墓が立つ」という言葉もあるほどの知る人ぞ知る高給激務メーカー。

他にも三菱商事や伊藤忠商事、マスコミなどのいわゆる激務と知られる会社がランクインしています。

 

30歳代はどの職種・産業が年収は高い?

産業別の年収についても厚生労働省の賃金構造基本統計調査を参考に、概算で算出しました。

30歳代前半はこちら

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30代後半はこちら

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一番年収が高いのは金融業・保険業。

30代前半での平均は男性で464万円。後半になれば576万円にも100万円以上UPします。

年収平均の高さはもちろん、賃金の伸びについてもトップレベルです。

 

ただし注目したいのは情報通信業。

女性の平均では

・30歳代前半で342.36万円

・30歳代後半で367.56万円

金融をおしのけて年収がトップになっています。本当の意味でのジェンダーフリー化が進んでいる証拠です。

 

まとめ

30代前半の平均年収は407万円

・男性の平均が461万円

・女性の平均は315万円 

30代後半の平均年収は442万円

・男性の平均が517万円

・女性の平均は313万円

 

年齢別の目安としては

30歳の平均年収は約388.6万円 

31歳の平均年収は約397.8万円

32歳の平均年収は約407万円

33歳の平均年収は約414万円

34歳の平均年収は約421万円

35歳の平均年収は約428万円

36歳の平均年収は約435万円

37歳の平均年収は約442万円

38歳の平均年収は約447.2万円

39歳の平均年収は約452.4万円

以上です。

 

30歳代は年収の大きな上昇期間。

その分税金などの引かれるものも大きくなります。

iDeCo(確定拠出年金)、またふるさと納税をすることで手間なく手取り金額を増やす努力をしていきたいです。

 

もし今の自分の年収に疑問を持つなら

「自分の年収が本当に適正かどうか」

 それだけは絶対調べたい。収入と仕事内容のミスマッチを防ぐためにも。

 

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