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高額ポイント還元案件「みんなのクレジット」にご注意ください

「みんなのクレジット」にご注意ください

いつもとは少し毛色の違う内容の記事となっていますが、このブログでもご紹介しているポイントサイトが関係しそうな情報がありましたのでシェアさせていただきます

 

目次

 

証券取引等監視委員会金融庁行政処分するよう勧告

タイトルの通り、本記事の主旨としては「みんなのクレジット」にご注意ください、というものです。

当ブログではご紹介していませんが、当ブログでご紹介させていただいているポイントサイトに掲載されている高額ポイント還元の案件がありますので、利用に際してはこれから紹介する情報を参考にした上で慎重にご判断ください。

 

2017年3月24日に証券取引等監視委員会が、みんなのクレジットを運営している株式会社みんなのクレジットを行政処分するように勧告を出しております。

監視委によると、同社は組成したファンドの償還資金や貸付先の親会社の債務超過状態を解消するための増資資金などにも出資金を充てており、投資家保護の観点でも問題が認められたという。

親会社の貸借対照表上では短期借入金が流動資産を大きく上回っている状況だといい、今後ファンドからの貸付金の返済が滞る可能性が高いと指摘している。

www.nikkei.com

www.nikkei.com

www3.nhk.or.jp

www.sankei.com

「みんなのクレジット」についてと勧告の主旨

「みんなのクレジット」は、個人が企業に貸出しをするソーシャルレンディングとしてローリスク・ミドルリターンを謳っています。

みんなのクレジットスキーム図
進化する「ソーシャルレンディング」 ローリスク・ミドルリターンを実現する 『みんなのクレジット』 | マネーポストWEB |『マネーポスト』(小学館)公式サイト

社長のインタビュー形式の記事では、

「すべての案件に、融資金額の120%以上の価値を有する担保を設定している」

みんなのクレジット 白石伸生 代表取締役インタビュー <トップの視点> | 市況 - 株探ニュース
進化する「ソーシャルレンディング」 ローリスク・ミドルリターンを実現する 『みんなのクレジット』 | マネーポストWEB |『マネーポスト』(小学館)公式サイト

自社の募集ページでも

「有担保の投資案件だけが、募集スタートとなります」

低金利時代の新しい投資を「みんなのクレジット」で始めよう!

としながらも、証券取引等監視委員会の勧告では、

設定された担保の大半が貸付先(みんなのクレジットの親会社)の発行する未公開株式であり、中には担保が設定されていないものもあった。

 

証券取引等監視委員会による「みんなのクレジット」事案の概要

他にも、

  • ファンドの償還資金に他のファンド出資金が充当されている
  • キャンペーンにファンド出資金が充当されている
  • 社長がファンド出資金を自身の借入れ返済等に使用している
  • 親会社の増資にファンド出資金が充当されている
  • ファンドからの借入れを返済することが困難な財務状況にある

とされており、仮にこれらが事実であるとすれば自転車操業状態にあります。

「みんなのクレジット」側の主張

「みんなのクレジット」はこの勧告を受けて、自社サイトにおいて以下のとおり主張しております。

みんなのクレジット側の主張

現在運用中のローンファンドは予定通り、正常に運用されている。

(みんなのクレジットの)財務部門の見解では、ファンドの返済は直近の不動産の販売推移から十分可能という判断である

「みんなのクレジット」はポイントサイトの高額案件

この「みんなのクレジット」は、某アルファブロガーが紹介する等アフィリエイトに力を入れているようで、このブログで紹介しているポイントサイトでも高額還元案件として注力されています(上記報道がされた後でも執筆時点では、下記のとおり掲載され続けています)。

「みんなのクレジット」側は今後も運営を続けていく旨の主張をしており、この高額案件が削除されるかは不明ですので、利用に際しては十分ご注意ください。

ちょびリッチ
ちょびリッチ


PONEY
PONEY


ポイントタウン
ポイントタウン


ハピタス
ハピタス

特にちょびリッチではトップページで高額還元として大々的に紹介されていますので、高額のポイントがもらえるからと安易に申し込みをするのではなく、しっかりとリスクを判断した上で取り組んでください。

最後に

ポイントサイトでは、こういった案件が紹介されることもあります。

「みんなのクレジット」のようにリスクの高い案件以外にもリスクを抑えつつ、ポイントを獲得できるものは多くあります。

「ポイントが高いから」という理由だけで、案件に飛びつかず、中身も確認した上でポイントサイトを活用してマイルを貯めましょうという話でした。

 

hanna.hateblo.jp

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