自然が豊かで、山も多い日高地方。山登りを通じて日高の魅力にふれるため、日高登山部を結成しました。部の活動記録をブログにつづっていきたいと思います。
今回挑戦するのは、みなべ町にある円山(まるやま)。偶然見つけた「円山公園登山口」と書かれた石柱を頼りに、登ってみることにしました。ふもとから見たところ、それほど高い山ではなさそうです。気軽な気持ちでいざ登山!
◆円山の登り口
円山の登り口は、県道30号線から少し外れたところにあります。鳥居の脇にある石柱には、「円山公園登山口」の文字が。祠の脇にある道を登っていきます。
途中、少し険しい道もありましたが、全体的に舗装されており、手すりもあって登りやすかったです。地元の人が整備してくださっているんですね。
登り始めて約10分で頂上に到着しました。
◆円山公園
山頂は円山公園として整備されており、金刀比羅宮の祠や遊具などがあります。
円山公園は大正13年、当時の皇太子殿下(のちの昭和天皇)のご成婚を記念して地元の区長を中心として讃岐金刀比羅宮(香川県)の分神を勧請したことに始まります。それを機に桜の植樹が行われ、公園として整備されました。
時は流れて昭和59年、地元の人々を中心に円山公園保存会を結成。役場の支援もあって公園の再開発が行われました。金刀比羅宮は人々の信仰を集め、山頂の憩いの場として整備されています。
◆六角堂
頂上にはもう一つ、六角堂と書かれた東屋がありました。説明看板によると、仏教の「六道輪廻」という考え方を元に、この六角形の東屋で日頃の行いを反省してくださいとのこと。宮藤官九郎さんの映画「TOO YOUNG TO DIE」のような世界観でした。
所要時間は約30分。日常の喧騒を少し離れて、南部平野を眼下に望む素敵な山でした。