クロイドンノース

メルボルン郊外のクロイドンノースでの主婦の生活。
息子の言語発達遅滞のことやクロッシェの記録も。

学芸会がありました

2016年10月19日 | 日記

こちらでは学芸会のようなものはスクールコンサートと呼ぶ所が多いのですが、
LHの学校は何もかも親と子供達と先生達の手作りのミュージカルで、
スクールパフォーマンスと呼んでいます。
校長先生率いるバンドで、きちんとした生オケで毎年子供達がミュージカルをやります。

上の写真は、今年のテーマであるウサギの絵。LH作です。


今年のミュージカルは、校長先生が脚本を書きました。
昔や今の流行の曲を取り入れ、学校の敷地内を穴だらけにする野ウサギをテーマにしたものでした。

セリフやソロの歌があるのは一部の中・上級生で、LH達下級生はその他大勢の歌だけ。

LHのようなセンサリーキッズも中・上級生に何人かいるのですが、しっかりと役をこなしていて、
あと数年でうちのLHもあそこまで成長できるのだろうか、してくれたら嬉しいなと考え始めたら
目がウルウルし始めた私。


ミシンで何でも作れるママさんがいて、毎年衣装はデザインから全部手作りしてくれます。
今年は様々な動物の色のTシャツを見つけるのが難しくてTシャツを染めたりするなど、
多少は各家庭でやらなくてはいけない部分もありますが、この衣装係のママさんにはホント頭が上がりません!
この人の子供が卒業したらどうなるの~?という悲鳴も最近聞こえるのですが、
保護者の中にも色々な技術や特技を持った人が多いのもこの学校の特徴。
多分誰か他の人が引き継ぐか、このママさんが毎年お手伝いに来てくれるかでしょうね。

引退した先生も振付師として毎年戻ってきてくれます。


ヨーロッパから持ち込まれた猫やキツネが本来の獲物よりも捕るのが簡単な豪州土着の動物たちを獲物にし始めたため、
土着の動物たちを絶滅の危機に追い込んでいるという昔からの問題も劇に取り込まれていました。

その一環で、What does the fox say?というノルウェー発のジョークソングが使われていたのですが、
こういった、自称「大人になれない」校長先生ならではのユーモアたっぷりで楽しかったです。


蛇足ですが、
劇中では「キツネさんの意見は?」というところで使われた曲ですが、
曲自体は「キツネの泣き方ってどんなの?」と素朴な疑問のことです。
本当はWhat does a fox sound like?と言ったほうがいいかもですね。

日本ではキツネの泣き方は擬態語でコンコンとかケーンケーンと表現しますが、
私は実際には聞いたことがなかったのでyoutubeで見てみました。
全然、コンコンでもケーンケーンでもないんですね。
色んな鳴き方をするんだと初めて知りました。



去年のスクールパフォーマンスでは
モンティ・パイソンのミュージカル「スパマロット」、海賊のやつをやりました。

去年は6年生の女の子に国内でソプラノのコンコールで上位に入賞しているような実力派もいたし、よくできていました。
上に貼ったyoutubeではMajor Generalの早口で面白い歌の一面ですが、
セリフは学校関係のジョークに変えられていました。
この役をやった6年生の男の子も完璧にこなし、拍手喝采でした。
入学した時点ではものすごく恥ずかしがり屋で、
人ともあまり話もしたくなかった子だったと聞いて驚愕しました。

校長先生が音楽家なので音楽と芝居関係のことはLHの学校では
かなり力が入っています。

音楽は子供の学ぶ力を伸ばすという信念にも基づいています。


そんなこんなで、先生達も親も舞台づくりにかなり時間と労力を費やします。



こちら↓は、毎日の学校お迎え時。

お茶とキンドルと手芸道具。この日はタティングレースでした。
駐車場取りに学校にはいつも早めに行くので暇つぶしに。
さらに、3時半に学校は終わってもLHは大抵30-40分は校庭で遊んでいきます。
私は本当はさっさと帰りたいけど、帰ってもLHはゲームになってしまうだけだし、
やっぱり校庭で遊ばせていくほうがいいですね。







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