今回の舞台は熊本・天草。
「島原の乱」の舞台となった天草で起きた奇跡の調査をするためにやってきた平賀とロベルトでしたが、宿泊先の民宿の部屋にカルチャーショックを受けるロベルト。
大量のお刺身は、宿の主人からの厚意とはいえ、辛いですよね・・
東洋と西洋の神がまじりあう神事の場面はとても美しくも妖しい雰囲気で、読むとその光景が頭に浮かんできました。
ロベルトがジェラール司祭達に拷問されるシーンは怖かったです。
聖職者も所詮人の子で、金や欲に目がくらむことがあるんだろうなと、今回の話を読みながらそう思ってしまいました。
今回は平賀の涙にほだされたシン博士が一肌脱ぎましたね。
ツンデレで、いつも石頭な彼に男らしい一面があると知り、ちょっとシン博士に興味が湧きました。
ジュリア様は登場しませんでしたが、もしジュリア様が登場していたら、財宝の真珠を根こそぎ奪い取る事でしょうね。
また日本が奇跡調査の舞台になるといいなぁと思いながら、本を閉じました。