【旅行記】スイス 2日目(チューリッヒ市内~ツェルマット)
本日はチューリッヒ市内からマッターホルンの麓の村ツェルマットまでの移動です。
ただ単に移動するわけではありません、スイスの4大特急と言われている氷河特急、ベルニナ特急、ゴールデンパス・ライン、ウィリアム・テル特急の中の一つ、氷河特急(GLACIER EXPRESS)に乗っての移動です。今回の旅での最長、6.5時間の列車の旅です。
ツェルマット
名峰マッターホルンが望める村、ツェルマット。標高は1620m。環境保全のためガソリン車は乗り入れ禁止です。村での乗り物は電気自動車か馬車。1時間もあれば回れる小さな村ではありますが、所狭しとホテル、レストラン、カフェ、バー、お土産ショップが並び旅行客を退屈させません。空気がきれいで、ゆったりできるまさに山岳リゾートでした。
9/8(fri)
時差がまだ体に慣れず、早めの起床。
そそくさと準備をして朝食会場へ。
6:15のオープンと同時に到着したのでスタッフさんもまだ髪を縛っていましたw
なんてことない朝食ですが、カラフルでかわいい♪
チーズとハムの種類が豊富でついついとりすぎてしまいます。ハムはどれもおいしいですが、本場のチーズはちょっと癖が強くて食べにくいです。
一旦、チューリッヒのホテルはこれでチェックアウト。
氷河特急でツェルマットへ
本日のメインイベントです。
氷河特急はサンモリッツからツェルマット間での運行ですが、私たちは時間的にサンモリッツから乗車できないため、途中のクール(Chur)からの乗車となります。
チューリッヒ中央駅からクールまではおよそ1時間半。
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本日はスイスパスフレックスの適用日なのでチケットを買うことなくトラム、電車に乗車できます。
https://www.sbb.ch/en/home.html
このサイトで最寄りのトラムの乗車駅からクールまでの時刻表を検索。
チューリッヒ中央駅で乗る予定の電車のホームを確認。
左から運行方法、目的地、ホームとシンプルでわかりやすい電光掲示板。しかも一覧なのでとっても見やすい。
時間を持て余したので駅周辺をふらふら。すでにオープンしているお店がいっぱい。
そして相変わらず歩きたばこの人が多い。
このひろーいホームが異国にいるんだと実感させてくれます。
左側が景色が良いとの情報。1階席からは塀や木が邪魔になりずっと良い景色は望めず。スーツケースがないなら2階席がおすすめ。
スイスの鉄道は空いていて、怖そうな人もいないしクリーンな雰囲気。日本の鉄道と同じくらいリラックスできます。
チューリッヒ湖の隣と通過します。湖の奥には丘の上にちらほら家が。すでにハイジの世界。
1時間をすぎたあたりでまた湖が見えてきました。ヴァレン湖です。奥には山が見え始めました。
11時頃、クールに到着です。コンパクトな駅でした。乗り換えホームが心配でしたがSBBのサイトでは到着ホームまで確認することができるので旅行客にはありがたいです。ちょうど向かいのホームに氷河特急が到着するようです。
11:26発車ですが、クールで長めの停車をするようで15分ほど早めに到着しました。中からは日本人の団体客が降りてきて写真を撮りまくるww
これがお目当てのようです。
スイスに親近感が湧いてきます。
スイスの鉄道は1等車と2等車に分かれています。1等車のが料金が高いですが、3列シートで広々しています。私たちはもちろん2等車。
氷河特急は座席指定なので予約が必要です。
こんな感じのパノラマ列車です。
天井高くて明るくて解放感があります。
今から5時間、ゆっくり景色を楽しみながらツェルマットへ。ランチも予約時に申し込めます。
メニュー表にはパンとスープと書いてありましたが実際に運ばれてきたのはパンとサラダでした。
メインはピラフと人参のグラッセ、ビーフストロガノフでした。どれも温かくておいしかったです。
デザートにはチョコレートケーキでした。唸るほどおいしいかった。
氷河特急で標高2000mほどまで登ったり。下ったり。大自然の中を進みます。
所々、駅にも停車します。
途中で通常の列車にもすれ違いました。マッターホルンに早く会いたい!
ここの駅で半分ほど席が空いていた私たちの車両に大陸の方たちが、、。しかも団体で。。。
車両の空気を全部持っていかれた。スピーカーで電話したり、魚臭いおやつ食べたり、大声で話したり。。
さっきまでのるんるん気分が。。。あと2時間か。
現実逃避でお昼寝。
目を覚ますと景色ががらりと変わっていました。眼下には渓谷が広がっています。
そして、崖スレスレを走行していきます。
ロゴがなんかかっこいい!このときは、もう食堂車(と言ってもドリンクのみ)に移動していたので、快適快適♪
渓谷を過ぎるとだんだん街に入ってきました。スイスの家は田舎町ではほとんどこの形をしていました。窓の扉の色が家によって違ってそれがまたかわいい。
家と家はとても距離があり、家畜を放牧していたりする家が多かったです。お父さんは藁をぐるぐるしていたり、耕運機をいじっていたり。さすが酪農の国。なんとなく、5年前に旅したニュージーランドに雰囲気が似ているような気がしました。牛ではなく羊だったけどw
次の停車駅がツェルマットに変わったころ、遠くの方に雪山が見えてきました。車内もざわざわし始めます。
アナウンスがヅェルマットって聞こえるね~なんて話していると、隣の席に座っていた大陸の団体のガイドさんが「日本人はツェルマットと言うけど英語表記ではZermattだからZの発音をするんだ!」と教えてくれました。
17:10 ツェルマットに到着です。ここまでくるとさすがに空気がひんやりします。
5時間、お疲れ様でした!
もちろん改札はなく、電車を降りたら即、街です。
ツェルマットの公式マスコット、wolliが出迎えてくれました。
送迎用の電気自動車がたくさん待っていましたが、私たちは駅から近いホテルのため送迎はつけませんでした。
今回のホテルは、ハネムーンということで、ここだけ奮発しよう!ということでマッターホルンビューの部屋にランクアップしたら、まさかのスウィートルームでした。受付のおじさんが、good room!!と太鼓判おしてくれた通り、素晴らしいお部屋!
リビングダイニングで15帖くらい。暖炉があります。
このバスルームとは別にトイレがあって
クローゼットが2つありありました。
そしてベランダからはマッターホルンが。
最高過ぎてこの部屋に住み着きたいと思いました。
ウェルカムフルーツがあるホテルなんて初めて!
明日は天気が悪そうなので、今日のうちに街をお散歩します。
教会です。近くにマッターホルンで命を落とした登山家の墓地がありました。
どうやらツェルマットと新潟の妙高は姉妹都市だそうです。
他にも富士山や京都の都市の名前がかいてありました。スイスと日本は繋がりがあったんですね。
教会を左に曲がるとマッターホルンがきれいに見える通称「日本人橋」があります。
日本人以外の観光客がたくさんでしたが、名前の由来は、日本人がたくさんこの橋に日の出を見に来るからだそうです。日の出を見るにはどうやら日本人だけらしい。
活気がありますね!
犬連れの観光客が多いですが、う〇ちが全く落ちていない。と思ったらいたるところにビニール袋とゴミ箱が設置してありました。
ゴミ箱が多いおかげで街中でポイ捨てを見かけることはありません。
過ごしてて気持ちが良い国ですね。
マックもスイス仕様です。
どこを歩いてもかわいい♪
夕飯はスーパーで適当に購入しました。
物価が高くて、毎日外食なんてできません。
やっとホテルに到着です。
明日の天気はどうなるんだろうか。。。