トランプ大統領の米国第一主義で新興国から資金流出懸念も直近の成績は新興国株式>先進国株式

2017年1月15日日曜日

新興国株式

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パンダ写真

アメリカの追加利上げやトランプ次期大統領の米国第一主義により新興国からの投資資金の流出が懸念されています。

その一方で、中国の新車販売台数が8年連続で世界一になったというニュースもあります(読売新聞)。新興国に目配りせず先進国への投資だけで本当に十分でしょうか?

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先進国と新興国の株式インデックスファンド成績比較

先進国と新興国の株式インデックスファンド成績比較表
eMAXISとIFreeではベンチマークが異なります

昨年末から今年1月中旬まで約半月の基準価額の騰落率では、ほぼ横ばいの「たわらノーロード 先進国株式」よりも「eMAXIS 新興国株式インデックス」(+3%)や「iFree 新興国株式インデックス」(+4%)のほうが好成績です。

もう少し期間を延ばした騰落率は下の表のとおりです。

先進国と新興国の株式インデックスファンド成績比較表2
基準価額の騰落率は2017年1月13日現在の数字

まとめ

新興国からの資金流出や通貨安が心配される時に無理に投資しなくてもという考え方にも一理あると思います。それこそ通貨危機が再来してから検討しても遅くないという冷徹な(残酷な?)見方もあるかもしれません。

ですが、大方の予想をくつがえしてトランプ候補が大統領選に勝利したように、新興国が逆境をうまく乗り越えて危機を回避する可能性だってありますよね。

冒頭でふれた中国の新車販売台数が8年連続世界一だったというニュースの背景には、「小型車減税効果に加え、若者を中心に人気があるスポーツ用多目的車(SUV)の販売が好調だったこと」が理由としてあげられています。若者の車離れが進んでいる日本とは対照的です。

ほどほどの買値に落ち着くことを期待する積立投資ならなおさら、一定の金額を新興国にも積み立てていくほうが上昇局面でも下落局面でも慌てずにすむのでは、とも思います。まとまった金額を一度に投資するのは精神的負担が大きいですよね。




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