診療所だより

開業医gobokuの日記

こんなこと考えながら、
こんな生活しています。

予防接種の前に

2016年10月24日 | 診療
10月からインフルエンザの予防接種が始まりました。

今年は9月の予約開始から、予約者の数が少なく、
「例年ならもっといるよねえ。」などとスタッフと話をしていたのですが、

10月に入ってからも、予約数は相変わらず低調でした。

16日 夜間診療所に行ったとき、まだインフルエンザはでていないよねぇ、と聞くと、
1名でました。とのこと。
まあ そんなものだろうと思っていました。

それが、
21日のこと。
学校医をしている中学校の校長先生から電話がかかってきました。
でると、
「先生、まだインフルエンザは流行っていないですよねぇ?」
「まだ流行っていませんけど、どうしたんですか?」
「それが あるクラスで、熱がでて休んでいる子が、3人いまして、
さらに、体調が悪くて早退した子が3人でているんです。
その中の一人が今日先生のところにかかるというので、
なんだか判ったら、連絡していただけますか?」

「ハイ、わかりました。」

やがてやってきた子は、
39度の熱があり、フーフーいってます。

まだインフルエンザは流行っていないし、なんの病気だろうかと考えていましたが、
とりあえず、インフルエンザのテストをやってみることにしました。

すると、

なんとまあ、これが陽性。
インフルエンザでした。

その子が帰った後、
学校へ連絡。
「校長先生、インフルエンザでした。他の子の検査するように指示して下さい」

そのあと、1名来て、インフルエンザ。
その晩の夜間診療所に連絡したところ、この地区の生徒さんが1名やはりインフルだったそうです。
土曜日にも4名ほど陽性者が出ました。

これまではC組の生徒だけだったのが他のクラスにも広がってきました。
日曜日にも2人です。

日曜日に校長先生から、
「C組 11名、B組9名の生徒がインフルエンザのようです。
月曜日火曜日と学級閉鎖にしようかと思っているのですが、如何でしょう?」
との電話がありました。

そうした方がいいでしょう。と僕。


ヤレヤレです。
今年は予防接種の前に流行が始まってしまいました。



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