イースターサンデーのエスペランス
曇り。
朝6時半の気温は15度前後。
長袖のサマーセーターを着込んでホテルを出発。
旅行三日目は、まず、エスペランスからアルバニーへ約484km/5時間のドライブだ。
ここまでの3日間、いつも道路はガラガラ、順調に距離を稼げる。
アルバニーは、西オーストラリア州で最初に建設された入植地で、秋の南端に位置する町。
オーストラリア政府観光局のサイト(https://www.australia.com/ja-jp/places/wa/albany.html)によると、歴史と自然に溢れた街らしい。
12時少し前に アルバニー ヘリテージ パーク(アンザック関係の公園)に到着。
まずは、高台にあるデザート マウンテッド コー メモリアルへ。
アンザック軍の一部として、ここから出発した騎兵隊をデザインした記念碑。
アンザック デーには、ここでドーン サービス(夜明けの記念式典)が行われるらしい。
アルバニーの街を見下ろしながら、昨日スーパーで買ったパックのサラダでお昼ご飯。
ここには、遊歩道とともに、マウンテンバイクのコースがあって、この日も自転車で山下りを楽しむ人たちがたくさん来ていた。
(わかりにくいけれど、オレンジの人がこれから山を駆け降りようとしている。)
広い公園の中を少し移動してナショナル アンザック センターへ。
第1次世界大戦に従軍したオーストラリアニュージーランド軍団に関する展示がされている。
音声ガイドやタッチパネルなど、子供も楽しく歴史を学べるように工夫された展示の中で、夫と私の興味は、もっぱら「伊吹」関係の展示。
(写真左奥の戦艦が伊吹。手前のボートは、陸から船に戻る途中の日本海軍兵。)
残念ながら、トルコのガリポリに向かうアンザック船団の護衛のために、日本から派遣された巡洋戦艦「伊吹」に関する展示は、上記のパネルと、鐘くらいしかなく、あっという間に見学終了。
でも、このセンターの窓から見る景色は一幅の絵のようで、素晴らしかった。
外には、(艦載?)高射砲など、ミリオタ(軍隊マニア)なら垂涎もの(?)かもしれない兵器の展示があって、いい年をしたオジさんたちが、実際に乗り込んで銃座を操作していた。
アルバニーの町の東側にあるヘリテージパークを見た後は、アルバニーの町を通り抜け、
(フリーマントルに似た雰囲気の街並み。)
最初にアルバニーに入植した人たち(囚人)が乗ってきた船「ブリッグ アミティー号」のレプリカを見、
ミュージアムを外から眺め、
ショールベイを回り込んで、街の西側にあるフレンチマンベイにあるくじら博物館(Whaling Station)へ。
捕鯨船を隅々まで見学し、
ここにあった捕鯨会社の栄枯盛衰を学ぶ。
鯨の骨の展示も、興味深かった。
ただし、入館料が一人$32(約¥2,500)と高い!
値段が高いといえば、ここの後に訪れたナチュラルブリッジも高かった!
ザギャップとナチュラルブリッジを見るための駐車場に、ウエーブロックの時にもあったチケット自動販売機があって、車1台につき$14払うようになっている。
なんでこんなにお金を取るの?
キャットウォーク設置にかかった建設費用を回収するため?
(新しくできたキャットウォークを紹介するビデオ)
「観光に力を入れている」と言いながら、初期投資を自己負担しない方針なのだとしたらなんだかな〜と思ってしまった。
(もしかしたら、全然違う理由での料金設定なのかもしれないけれど。)
(ナチュラルブリッジ。)
こちらは、ただで見られる景色。
時刻はすでに4時を過ぎていたので、街に戻ってホテルにチェックイン。
この日のお宿は、「アルバニー ハーバー パノラマ B&B」。
部屋は、清潔で気持ちが良い。
でも、ここの売りはなんといってもこの景色。
街から少し離れた高台にあって、歩いて食事に行けないので(車で行ったら飲めない!)、この日は、KFCでフライドチキンを買って、ベランダで景色を見ながら食べることにする。
夕日が沈んでいくのを見ながらの夕食は、寒かったのを除けば(フリースを着込まなければ辛いほど)、ドライブ疲れの体をリラックスさせることができて、十分満足。
今日も1日、お疲れさん!
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