本日で全国大会で買ったCDレポートは終わります。四枚目は立正大学です。

 

結果自体は残念ながら銀賞でしたが、少なくとも私の中では金賞でした。結果を見る前に龍谷と合わせて好きな演奏だったので買ったのでした。

 

今聞き返してますが、やはり金賞でしょう。まあ賞の色にとらわれる必要もないか。いい演奏だと思います。

 

課題曲 二番

自由曲 故郷…鼓響Ⅱ

 

課題曲二番の演奏はこの日の立正と次の日のソノーレが抜群でした。といっても大学の部はここだけですが。今年度のコンクールで二番は何とも言えない曲だと思ってましたが、いい曲だなあと。

 

どちらの団体も指揮者は佐藤正人さんだったので、その作り方が自分の好みだったんだろうなと思いますが。

 

低音のリズムパターンがきちんと作られていました。特に中間部のハバネラ風のところ。

 

市大会や県大会で聴いた団体はすべてタメがなく、楽譜通りといえばそうなんですが、リズムの特性を活かしきれていない演奏ばかりでした。

 

さすがは全国大会というべきか、しっかりとハバネラっぽいリズムで演奏されていてよかったです。

 

あとはメロディに絡まってくる様々な合いの手がきちんと役割をはたしていました。どこを目指して吹いているのがわかるように演奏されています。

 

これも今まで聞いた演奏はなんでここにこのフレーズがあるの?整合性は?みたいな演奏ばっかりだったので立正の演奏を聴いてやっと腑に落ちました。

 

 

自由曲はタイトル見て変な曲だなと思っていましたが、途中の笛のソロから怒涛の展開で一人で興奮してました。吹いてる姿が自身に満ちていてとても楽しそうだったのも非常に効果的だったなあと。

 

まあ全体的にはピークが少し見えずらい曲だなって気はしましたが。生で聞いた時の興奮度はかなり高かったですね。

 

このパートのこの部分がいいんだ!!みたいな強烈なアピールポイントがないといえばないのでその辺りが金賞と銀賞をわけたのでしょうか。。。

 

同じ環境で四枚聞くと若干強奏時の音抜けが他三つに比べると劣るかなあという気はしますが、私の中で大学の部を聞いてああ、これぞ大学生。高校の部とはまた違う魅力があるなあと最初に感じさせてくれた演奏でした。