僕がまだ中学生くらいの頃、月刊少年マガジンで連載が開始された修羅の門。
当時はスマホで漫画を読むなんてことはできず、ましてや無料でなんて考えもしなかったし、アプリでダウンロードして立ち読みするなんてまさにジェネレーションギャップです。
しかもこの作品、第一部と第二部に分かれているんですが、全部で60巻以上・・・・
それがアプリでダウンロードすれば、スマホの中にコミックスが!
無料で立ち読みもできるとなると、これは感謝という言葉以外にないですね~。
この当時はまだ総合格闘技の大会など開催されていなくて、本格的な格闘漫画はなかったのですが、一度読んでぞっこんにはまりました。
誕生してから1000年、一度も負けたことがない伝説の古武術・・・・・という設定は、リアル中学生だった僕の中二病を激しく邁進させました。
川原正敏先生、初の長編格闘漫画で講談社漫画賞も受賞しています。
陸奥圓明流という架空の古武術を一子相伝で受け継いだ主人公、陸奥九十九(むつつくも)とその強さに惹かれて集まってくる猛者との戦いの物語です。
この九十九という男は、ひょうひょうとしていて一見全然強そうじゃないし、身長も170cmそこそこしかないんですけど、繰り出す技なんかは実際食らいたくねぇ~ってレベルのものばかりで、よく友達とふざけあって無空波ってやったものでした。
ストーリーは実践空手の王者ともいえる神武館(しんぶかん)の面々と対決するのを軸に、同じく実践空手の鬼道館(きどうかん)、ムエタイ、プロレスなどとの異種格闘技大会での戦い、もう一人の圓明流である不破北斗との死闘など見どころ満載です。
最後は結構衝撃的な結末なんですが、それでも爽やかな読後感を提供してくれるまさに王道の格闘技漫画です。
長きにわたり人気を博してきた作品ですが、実は意外にもアニメ化はされていません!!!
アニメ化されたのは、僕の大好きな修羅の刻~陸奥圓明流外伝~のほうで、これには驚かされましたね~。
いやぁ、相変わらずカッコいいっす!テレビ東京さん、ありがとう!!!