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ラジオ深夜便63・・・明日への言葉 南杏子さん

2018年06月22日 03時16分48秒 | ラジオ深夜便

夜中に一度は眼が覚める。3時台途中からラジオ深夜便「にっぽんの歌こころの歌」昭和48年の流行歌を聴いて、そのあとの4時台明日への言葉「人生最期を穏やかに」を最後まで聴いてしまった。

医師で作家の南杏子さんがインタビューを受けられて、医師の立場で看取ってきた患者本人とその家族や、自身の家族の介護を通して体験したことを参考に書いた小説「サイレント・ブレス」について語られ、高齢者の私は深い関心を持つ。南杏子さんは、大学卒業後勤めていた出版社を33歳で辞め、医大に入りなおして39歳で医師となったこともすごい人だと感心した。

ネットで調べたら「サイレント・ブレス」の前書きにこう書かれている。

静けさに満ちた日常の中で、穏やかな終末期を迎えることをイメージする言葉です。多くの死を見届けてきた私は、患者や家族に寄り添う医療とは何か、自分が受けたい医療とはどんなものかを考え続けてきました。人生の最終章を大切にするために医療は、ひとりひとりのサイレント・ブレスを守る医療だと思うのです。筆者

高齢化、核家族化がますます進み、孤独死が増加していくだろう世の中、自宅で家族に看取られて死ねるかどうかもわからない時代。予てから考えていた在宅医療など、今日の明日への言葉は人間の生と死、終末期医療のあり方を深く考えさせられた。



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