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視線を感じて振り向くと、君がじっと見つめていた




視線って、感じるものだと思います。
なぜなんでしょうね。

視線というものが、たとえば好きな人から感じる視線ならば、それはとても幸せな気分になります。

けれど、まれに感じてならない視線というものもあり…

以前、こういうことがありました。


深夜の部屋での出来事です。
遅くに帰宅し入浴を済ませ、タオル一枚で自分の部屋に入ると。
何らかの視線を感じました。



何だろう。
深夜のだれもいない部屋で、視線など感じるのはおかしな現象のはず。

何となく視線を感じるほうに目を向けると…

ゴ、ゴキブリ!!!

もう、パニックでした。

未だにあの視線はトラウマになっています。


この間、久しぶりに同じシチュエーションで視線を感じました。
まさか、とは思いました。
もう、ゴキブリのいない生活を14年も過ごしているのに、まさかゴキブリなど、とあの時のことがフラッシュバックしました。

思いを決して視線を感じる方へ振り向くと…

ぴ、ぴよちゃん!

ぴよちゃんがつぶらな瞳で私を見つめていたのでした。

これは、うれしい種類の視線です。

そうだ。
今の私にはぴよちゃんという存在があるのでした。

思わずぴよちゃんにかけよったら、突然のことにぴよちゃんは飛び立って行きましたが。

でも、うれしい視線でした💛



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