たまには、こんなこと 3 | Blue in Blue fu-minのブログ〈☆嵐&大宮小説☆〉

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嵐、特に大野さんに溺れています。
「空へ、望む未来へ」は5人に演じて欲しいなと思って作った絆がテーマのストーリーです。
他に、BL、妄想、ファンタジー、色々あります(大宮メイン♡)
よろしかったらお寄りください☆

 
 
ずっと前に書いたのとおんなじジャンルだなと思って、タイトルつけました。
たまには、こんなこともないとね ( ´艸`)
 
 
 
 

え…と、

どうしてオレがこんなことになってるかってというと、

簡単に言えば、賭けに負けたったわけで。

 
そんで、大野さんがやたら嬉しそうにニマニマしてんのは、
負けた相手がヤツってわけで。
 
 
 
 
エアコンの効いた快適な部屋、久しぶりの休日、午後7時。
誕生日にもらったでっかいクッションに寝ころんでゲームして、欲のないオレにとって最高に贅沢な至福のひと時を満喫していた。
 
大野さんが満面の笑みでオレの部屋にやっくる、ほんの40分ほど前まで。
 
「仕事巻いたぜーーっ♪」
 
 
嬉しそうな声とともに大野さんはいきなり現れた。
 
「わ、びっくりした」
 
めったに使わない合鍵使って、マジ、いきなり。
呆気にとられるオレの横通って、ポケットから鍵やら財布やらスマホやらを途中でソファーに放り投げつつ、
 
「風呂、入る♪」
 
バスルームに消えてった。
 
「……」
 
オレはコントローラー握ったまま、大野さんの一連の動きを目の端で追う。
 
 
なんて鮮やかな素早い動き。
忍者、まだ抜けてねぇのか。
 
まぁね、今日はオレが休みで、あっちも仕事一本だけだったから、遅かれ早かれやって来るとは思ってたけども。
 
 
 
 
……まさか、こんな目にあわされるとはさ、想定外だよ。
 
んー、と、
所謂、拘 束 プレイ​​​ってヤツ?
 
 
風呂上がりのヤツは、オレの手からコントローラーを奪ってそこらにポイして、とっととオレをハダカにひん剥いて大型クッションの上に放り投げた。
 
「にの、こないだの賭け、覚えてる?」
「え?何だっけ?」
 
 
とぼけてもムリってことは重々承知。
 
「はい、いいからこっち来て」
 
くそ、そういうことはしっかり覚えてんだから。
 
賭けに負けたら、何でも言うコト聞いてやるって、確かに言ったんだよ。
オレのこの口が。
 
「で、何すればいいのさ…」
 
なんて、言ってる間にいつの間に用意したのか、柔らかい素材のネクタイで両手首をひとまとめに縛られた。
それも、肘を上げた状態で頭の後ろんとこに固定されちゃって、真っ白い両脇は閉じることも出来ず100パー無防備。
 
 
脚はもちろん、男のあこがれM字開脚。
まさか、する側になるとはね。
 
それにしても、縛り縄代わりのネクタイを操るそのあまりの手際の良さに疑惑の目を向ければ、
 
「ふふ、最強の忍者は、縛りの術も得意なんだよ」
 
 
だと。
 
無門さん、そんな術、使ってたか?
 
 
 
というワケで今に至る。
 
「…ね、大野さん、オレいつまでこんななの?」
 
「んふ、おれが飽きるまで」
 
「それって、いつよ」
 
「分かんね」
 
「もう、限界なんだけど…」
 
「何が?」
 
「色々と…」
 
「何がだよ?」
 
 
あー、めっちゃ悪い顔。
 
「んふ、ココか?」
 
 
キレイな手が伸びてきて、指先が、 反り返ったオレの、…ウラをくすぐる。
 
「…んっ、ぁ...」
 
そのままてっぺん目指してススッとなぞられて...。
 
「おま、びっしょりじゃん」
 
 
「だっ、だから限界って言ってんだろ!」
 
 
くそ、嬉しそうな顔しやがって。
…この状態で、ビンビンに反応してるオレもオレだけど。
 
1段階ライトダウンしただけの明かりの下、テラテラと光ってるオレの先っぽ、指先がスリスリと撫でる。
 
なに、そのフェザータッチ。
憎たらしい。
もどかしさに、腰が揺れる。
 
「ぅぅ…んっ、ね、お願い、もっと、強く…」
 
このにのさんがおねだりしてやってんのに、ふふって小さく笑った大野さんは、ヒクヒク脈打つオレので十分に濡らした指で、ヤワい腹を揉み込んで真っ白い脇をゾゾゾと這い上がって…。
 
そして辿り着いた左のちっちぇえ突起をクリクリとやった。
 
「ここも、限界っぽいな…」
 
呟いて、スッと寄せた唇の隙間から尖った舌先が現れて、右をネットリと。
 
「ひ……っ、くっ、あ…」
 
待ちわびてた刺激に、ヤらしい声が漏れるけど、当然、塞ごうにも両手は動かせない。
 
「おっ、お、のさん、も、解いてよ…」
 
「ぅふふ…、ダメ」
 
ニヤリと見上げて、再び吸い付いてくる。
前歯でカリ…と右噛まれて、親指と人差し指でぎゅうっと左を抓まれ、引っ張られ…
 
「ああ、ああ…、イ、イッ、ぁ、あああ…」
「いいわ、ゾクゾクくんな、その声」
 
煽 ってるわけじゃないんだけど、しょうがない。
コイツ、Sだから、オレのこんな苦し気な顔とか声が大好物なんだ。
 
 
世間的には、穏やかで優しくて物事に動じない嵐のリーダー、なんだけど、
実は嵐一番の、ドが10個くらい付きそうなくらいの”S”だってことは、世のサトシックの方々はすでにご存知だ。
 
「ねぇ、さとし、お願い…」
 
で、それが、もっぱらオレに向けられて発動するってことも、多分周知のはず。
 
下の方でヒクツクオレがナミダ流して、ってか、白いのもうっすら混じって溢れさしてんの、とっくに気付いてるくせに。
 
「も、ちっとな」
 
…何がそんな、楽しいんだよ。
色気ダダ漏れの雄の顔してさ、自分だって、もう弾けそうじゃん。
 
さっきまではいてたハーパン、とっくに脱ぎ捨ててブルンと現れたソレは、オレのよりも、何倍も苦しそうなくせに。
 
あ、そうだ。
 
「さとし、サワリタイ…」
 
 
「…え?」
 
「おいしそ…」
 
精一杯のエロい目で大野さんを見つめて、そっからご立派なブツにゆっくりと視線を流す。
 
「ね、解いて?」
 
舌先をちろりと見せつつ、小首を傾げる。
 
「ゥホ、マジか。ほんじゃ…」
 
はい、堕ちた…、
 
あれ?
 
「大野さん、手、解いてくんなきゃ触れないよ」
 
脚だけ解かれて、そのまま位置を変わって、オレは大野さんの脚の間に挟まれた。
 
「…口でシて」
 
……………
 
「おれの脚に寄っかかればキツク無いべ?」
 
そりゃ、お久しぶりだし、目の前にギギンと立ちあがってる素直なコイツは旨そうだし、オレがこんな風にさせてんのかと思うと、めっちゃ可愛くて愛しいけど。
 
「シて…」
 
 
でも、オレを見下ろすそのニタニタ顔は憎たらしいだけだ。
 
「賭けに負けたら…」
「あー、わかったよ。ヤるよ、ヤりゃあいいんだろ?」
 
しかめっ面して、イヤな振りしたってほんとは嬉しくてタマンナイ。
 
パクンと一気に頬張ってやる。
こうなれば、とっととイかせてやる。
 
何とも言えないヤらしい濡れた摩擦音が、耳に入ってきてそれに合わせてオレの鼻からフンフン漏れる甘い呻きと、頭上の大野さんの堪えている声。
 
あーーーー、オレのがイきそぉーーーーー。
 
夢中になって頬張って、窄めた唇と舌で何度も根元から先っぽまで往復して、いよいよ膨れ上がった凶暴なソレを喉の奥と上あごでぎゅうっと擦って締め付ける。
 
「っつ、あ、かず、離せ…」
 
やなこった。
 
オレは自由が利かない振りをして、ますます大野さんの脚の間に顔を押し付ける。
 
負けない! って、…何に?
 
「うう、くっ、はっ…」
 
苦し気な、それでいて色っぽいオレしか知らない声と、両手で頭を鷲掴まれる痛みとで…
 
あ、キた。
 
…オレが。
 
なんてこった。
 
スポ…
 
あ…
 
いきなり口から愛しいのを取り上げられて、あっという間にカラダが入れ替わり、気付けば組み敷かれている。
 
「…かず、イってんじゃん…」
 
気付いた? 
だって、しょうがないよ。
大好きな声と、大好きな手が与える痛みと、口ン中の大好きな、…ソレ。
 
3コ同時だもん。
ムリだよ。
オレ、大野さんがくれるもの、何でもキモチイイんだもん。
 
大野さんは超絶嬉しそうな顔して、ようやくオレの戒めを解いてくれた。
 
抱き付きたくても両腕はすっかり痺れてて、オマケにイったばっかで力も入らず、クッションの上にパタンと落ちる真っ白い腕。
 
「かず、これからだって♪」
 
なんて、オレの上覆いかぶさって指と指を絡ませて、濃厚なキス、仕掛けてくるけど、
今、オレ、指の先までドクドクしてて、力入んないのよ。
 
まぁさ、そっちはまだギンギンだし、夜は長いんだからいくらでもオレのこと喰らっていいよ。
 
賭けに負けたんだからって、オレも自分にイイワケ立つし。
 
 
「さとし、好きにシテ…」
 
 
オプションで甘々な言葉とか、いっぱい付けてやるから。
 
 
 
ほったらかしの大画面のモンスターが、所在無さげに突っ立ってる。
 
ちょっと、休憩しててよ。
 
オレ、こっちのモンスターと一戦交えなきゃだからさ。
 
 
「…かず、挿れっぞ…」
 
 
「いっぱい、ちょうだい…」
 
 
 
また、賭けしよ。
 
 
このひとのこと、欲しくて堪んなくなったら。
 
 
こんどは、どんな…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おしまい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おまけ。
 
 
この夏、世の大宮担を沸かせた一言。
あの言葉こそが賭けだったんだ。
 
あの言葉には、実は前後がある。
 
 
「おれは、かずが大好きなんだよ。チュウしよっか? カメラの前で」
『い、いえ、そこは一緒に作業してくださればOKですので』
「その先だって、ボカシ入れてくれんなら、ヤってもいいぞ?」
『!!大丈夫ですむかっ!!』
 
オレのこと、丸無視で馴染みのスタッフとやり合う大野さん。
 
「覚えといて。おれはかずが好きなの。愛して…」
『大野さんっ!!もう、結構ですからっつむかっむかっ!!』
 
いつも温厚なスタッフに大声を上げさせて、
 
「分かってんならいいんだよ」
 
 
なんて、満足げにどや顔見せてた。
隣でオレは引き攣った顔して何も言えなかった。
 
大した理由なんてなかった。
 
「あなたってさ、オレのこと、ホントに好きなの?」
 
この夏、後輩やら、最上級の美人女優さんやら、監督さんやらとやたらベタベタな大野さんにちょっとした反発みたいな?
 
「おお…」
 
下向いて、スマホ弄ったままで適当な返事する姿に苛立ったみたいな?
 
「そのこと、人前で叫べる?」
「へ?」
「オレ、大野さん大好きアピール、結構アチコチでしてるけど、そっちが言ってんの、聞いたこと無いなって思ってさ」
「…どした?」
「そういうの、聞けたら何でもやったげんのになって思ってさ…」
「まじか?」
 
急に身を乗り出した大野さん。
まさか、そんなに喰いついてくるとは思わなくて。
 
「うん、まじまじ。だから、言えるもんなら言ってみなよ。出来っこないと思うけどね」
「よし、わかった。何でもだな♪」
 
 
もちろん、そのくだりは全面カットだったけど。
あとでスタッフさんに怒られた。
 
オレが。
 
『もぉ、二宮さん、大野さんのコト、頼みますよぉ。しっかり手綱握っといてくださいよぉ』
「はい、わかりました…」
 
なんで、オレなのって思って口尖らしたら、
 
『お二人のコトなんて、私、とっくに気付いてますから。何年担当させていただいてると思ってんですかぁ? ヘタに波風立てないでくださいよ!!」
「…はい///」
 
オレは恥ずかしくて、死にそうになった。
必死こいて風船膨らませてるヤツの背中、忍者道具で刺してやろうかって本気で思った。
 
 
 
 
これがコトの顛末。
 
 
口は災いの元。
 
 
(災い…、じゃなかったかなドキドキ
 
 
 
 
 
 
おわり。
 
 
 
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