日本庭園へ花見に行った日曜日

昨日のベルギーは一日好天となった日曜日。土曜がイマイチだったので、絶好の行楽日和。よって僕らも久々に遠出しました。

行った先はブリュッセルから車で一時間ほどのハッセルト Hasselt にある日本庭園です。僕らは昨秋菊まつりの際に二人揃って訪れているのですが（ブログには書けませんでした…）、今回の桜シーズンは初めて。

ブリュッセル市内各地で満開になっている様子を見ていて期待していました。東京もこの週末全国に先駆けて満開になったとか。

お昼過ぎの1時半前に到着。駐車場は満車。その周りの道も車がいっぱい。それでも、少し住宅街に入ったところに空きを見つけて、そこから5分ほど歩いて向かいます。すると、日本庭園の入場口には長蛇の列。しかも、およそベルギーでは見たことのないような長さ。入場まで30分ほど掛かっちゃいました…。

一人5ユーロの入場料を払って園内へ。ほどなくして鯉が泳ぐ池が出てきた後で、最初の桜の木が見えてきて日本らしい風景が広がります。

そして、最初の満開ポイント。

奥のピクニックエリアに到達。

その脇からまたもや行列ができています。右が軽食などを求める人の行列。左がトイレ用の行列（トイレは男女兼用の個室が3つのみ）。ちなみに、男子小用は2つあるので並ばなくても大丈夫です。

昨日の花見イベントでは、特別に日本メニューもお目見えしてて、この人達はそれに群がっていたわけです。

日本人醸造家の造る欧和ビールを飲みたかったのですが、また並ぶのは嫌だったのでさほど順番待ちしなくて良い他のドリンクコーナーで梅酒をオーダー。Yvesは初めて口にして、かなり気に入ってました。そのお隣では、日本茶と和風のトリュフチョコの販売もあって、こちらも人気ありました。

日本と同様に藤棚の休憩所があって（藤はまだ咲いていませんでしたが）、浴衣に身を包んだ若い女の子のグループがキャピキャピはしゃいでいましたね。

そして、和太鼓の演奏には多くの観客が足を止めて聴いていました。ちょうどここからだと色々な種類の桜の木が見渡せるようになっていますが、比較的暖かかった3月だったためなのでしょうね、ピークが過ぎてちょっと葉っぱの緑が伸びてきていて、ピンクに染まってるという感じではなかったですかね。

その後で鏡割りが行われ、進行役の人の日本語での1、2、３の数え方の指導にしたがって「サン、ニィ、イチ」と観客も一緒になって掛け声をかけて樽のふたが割られ、日本酒が振る舞われました。結構な勢いでギャラリーの人達、前に突進して行ってましたよ。

先ほどのフードトラックのお好み焼は早々完売…。この前に出ていたたい焼きはまだ焼いてましたけど。

特設舞台の裏手あたりが花見ゾーンの中心で、多くの家族連れやグループがシートを広げてワイワイ楽しんでいました。

八重桜が多い中、ようやくソメイヨシノも少しだけ咲いていました。

これは、ペットボトルの底に絵の具をつけて、桜の花びらに見立ててパネル絵に仕上げていくというイベント。

そして、園内あちこちに出没して撮影会をしていたコスプレの集団。

この周りにも日本酒販売のお店やアクセサリーなどのお店も。そちらを物色する着物姿の現地の女性。

奥の花見客の様子を眺めながら気分に浸った後で、庭園ゾーンへ引き返して行きます。この池にも鯉がたくさんいて、子供達が戯れています。

ここからなら、日本にある何処ぞの日本庭園の景色そのまま。

その後も所々桜は出てきます。

色が薄いからソメイヨシノかなぁと近寄っていくと、違ったりすることも多々あり…。でも、綺麗な花弁ですよね？

前回もそうでしたが、ウェディングの記念写真を撮る新婚カップルの姿も。この花嫁の衣装はペルシャ風なのかな？ご本人同様美しいです！

このように、既に散ってしまった木も多く、

奥の緑の芝生は散った桜の花びらで覆われていました。

例年ならこれからが見頃となるこのハッセルトの桜。Yvesは行く前にまだ早いよ〜、と言ってましたが、来年はドンピシャのタイミングで来れたらな、と思います。それとも、イースター休みを利用して、本場日本での花見っていう可能性もあるかな？