ベルギーほかヨーロッパ各国は今日から3連休。日本はゴールデンウィーク開始ですね。こちらは5月1日(月)がメーデーの祝日のためですが、僕らはこの連休は泊まりがけの旅行予定は無く、連休初日まったり過ごしています。
さて、こないだ日本からのご客人と訪れたゲントですが、街中の主なスポットを巡りつつ、そぞろ歩きの後はお待ちかねのビールタイム!
目指すは金曜広場 Vrijdagmarkt に面したこのお店、ビール好きの人には知られたビアカフェ、Dulle Griet デュレ・グリートです。
店内に入ると、とにかく所狭しといろんなものが飾られています。
壁には各種ビールのブリキ看板がビッチリ。天井には陶器とガラスのビアジョッキの他に、人形なんかもぶら下がっています。
お店の名前が付いたハウスビール大が1名。僕も含めた他4名が名物のMAXをオーダー。すると、ウェーターのお兄ちゃんが「MAXを注文した人はシューズの片方プリーズ!」と言われ、こうして靴を没収されたのでした…。
この靴は、ビールカウンター前の天井から下がっている籠に入れられて、吊るされてしまいます。その昔グラスを盗まれないため、代わりに客の靴を質に取ったことから続くこのお店のルールとなっています。
そして、来ました!これが、MAX van het Huis。正確には計っていませんが、高さ50cm近くはあろうかという細長いフラスコのようなグラス。取っ手の付いた木枠のグラスホルダー付きで運ばれて来ました。その量1.2ℓ!左の500mlグラスとの大きさの違いは一目瞭然!
皆さんはブロンドですが、僕のはダーク donker (オランダ語だとドンカー)です。こういうのって、話題性狙いで、味のほうは…なんてことも多かったりするのがオチだったりするんですが、予想に反し、かなり美味なんですよ!そして久々の顔出し…。
途中からは木枠を外して飲んだりも。空気が入って「ポコッ」という音がなりますが、こちらの人には「Kwak(クワック)」と聞こえるそうで、これがグラスの名前にもなっています。
また、この名前、パウエル・クワック Pauwel Kwak という醸造士の名字でもあるんですねぇ。この男、宿屋も営んでいたのですが、毎日郵便を運ぶ馬車が立ち寄っていて、その際喉が渇いた御者が馬上でもビールを飲めるようにこのかたちのグラスを考え出したというエピソードも残っています。
スペイン語を話していたこちらの二人組も同じビールを飲んでいますが、ソックスが見えるでしょ!
そして、僕ら全員しっかり飲み干しましたよ〜✌️
奥には、街中で遭遇したコスプレグループ。すっかり溶け込んでいる奥様が「あの一団とはまた後で会いそうねぇ」と言っていたのですが、本当にまた会っちゃいました!ブリュージュから来たって言ってたけど、この格好で電車乗って来たんかね?
このMAXビール一杯 €9,90、ダークが僕にはドンピシャ好みの味でしたが、日本からのご客人の皆さんにはブロンドのほうがお口に合ったようですよ。このゲント名物の地ビール、旅の話のタネにもオススメです!
Dulle Griet
Vrijdagmarkt 50, 9000 Gent
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