一昨日出掛けたブリュッセル墓地からの帰り、同じバスで戻ってくるのもつまんないなぁ、などと思って別の路線も見てみたんですが、基本ブリュッセル市内中心部へ向かうものばかりで何となく車窓も想像できたので、周辺をぶらぶらしました。

 

墓地の周りには花屋やカフェレストランらしきものが1軒あるだけで、マンションが立ち並ぶ住宅街。墓地ってことは元々街はずれで、ちょっと歩けば空港のあるお隣のザヴェンテムなのだから当たり前か。

 

それでも、目先に別系統のバス停留所が見えた先を歩いてみると、徐々に郊外型のお店の姿が出てきて、さらに歩いて行くと見覚えのある交差点に突き当たりました。そして、そこは家の近くからブリュッセルの2つ先のコミューン(自治体)まで伸びている長〜いルーヴァン通り。ここを真っ直ぐ歩いて行けば迷わず家まで帰れるんだなと。たまに車で通り過ぎる程度の道なので、歩いてみるのも面白いかもと。墓地から数えてほぼ1時間の道のりです。

 

その道中の話をしていると核心に到達しないのではしょりますが、途中道の反対側にパン屋が見えてきて、ちょうどパンが切れていたことを思い出しました。そして、道を渡ろうとしたところ、パッと別のアイデアが。もっと家に近いほうにパティスリーのヴァン・デンダーがあるじゃないの!

 

今までチョコレートかケーキしか買ったことがないのですが、レジの後ろにはパンも陳列しているので、今度試してみたいなぁ、と思っていたのでした。

30分強でお店に到着。もう夕方(16時頃)の時間なので、売り切れの品も多数で、シリアルっぽい Epeautre をチョイス。この日は甘いものは無しで、と決め込んでいたんですが、お店の人に "Autre chose?" (他には何か?)と訊かれたら、やっぱり心が揺らいでしまって…。ショーケースに動いて一通り見渡して、目に留まったのがこちら。

最後の1つしか残っていなかった Feuille d'Automne 「秋の葉」。説明表示に biscuit au marron / ganache au chocolat, mousse aux fruits rouges et marron と、季節モノのマロンの文字が2つ入っていたので、迷わず選んじゃいました。
 

 

夕飯後に実食!断面はこんな感じになっていますが、下層部の赤いフルーツ(上に乗っているフランボワーズとグロゼイユから作っているんでしょうね)のムースの上品なこと。美味しい!ヴァン・デンダーのガトーは1月の僕の誕生日以来(こちら)ですが、またまた大当たりな一品。その中で周りのビスキュイ(スポンジ)からなのか、ほのかにマロンの味。さらに、中からマロンペースト(ピンクのムースの中央からやや下に見えますでしょうか?)も姿を見せ、栗の味が増していきます。ムースの上のガナッシュもコーティングのショコラも柔らかくて(コーティングは切り口からトロンと滴れてきそうなくらい)主張が強くなく、名脇役といった感じ。ショコラティエのガトーって、何食べても結局チョコレートの味が前面に出てきてしまうって…なんてことありませんか?こちらはそういうところキチンと押さえていらっしゃいます。

 

 

モンブラン(ヴァンデンダーは例年作ってないと思われるのですが)と比べると、栗の存在はウンと抑えめなんですが、こういうほんのり感もなかなか良いな!と思っちゃいました。

 

もう一つ求めた「秋のエクレール」のほうは、ノワゼット(ヘーゼルナッツ)クリームとレモンのマスカルポーネをベースとしたエクレアですが、最初に口にした「秋の葉」フイユドートムの美味しさの影にすっかり隠れてしまいました。

 

 

ヴァン・デンダーのお店は、我が家からは徒歩25分の距離で、近所というにはかなり遠いのですが、今まで車でしか行ったことのないことを考えれば、以外に近いのを今回発見したのでした。

 

こないだ久々に会った友達にマロングラッセはどこがオススメ?と訊かれたけど、もしかしたら、ここのはイケるのかもしれないなぁ?などとと想像したりしながら、今日はそろそろ筆を置こうと思います。

 

VAN DENDER

Chaussée de Louvain 416, 1030 Schaerbeek

www.vandender.eu/en

 

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