昨日の木曜18日は、相方Yvesの職場での月一定例ランチ会。引きこもりモードの時だったら絶対に行きたくないこの会ですが(とは言え、数週間前には出欠を問われるのでドタキャンはご法度なのですが…)、昨年の後半から続き年明け後も絶好調なので、かつて外で働いている時に着ていたちょっとスーツの上からだと格好のつく黒のコートを羽織って出掛けました。ここ近年真冬となると、グリーンのイタリアンなダウンジャケット一択だった僕ですが、寒さも緩んでますし、下は別でもいつも同じモノ着ているのも…と思った次第です。

 

でも、これも調子が悪い時だと「どうせ誰も見てないし」とか「急に雨に降られても問題ないし」などと言い訳じみた理由をつけて、いや、そんなことも考えずに単純に「ラク!」ということだけで当たり前のように着て出てたような気がします。

 

それが、気分が乗っている時、昨日は起きる前から窓の外よりヒューヒュー音がうるさいほどに強風が吹き荒れていたんですが、昼頃は少し弱まって晴れ間も広がってきたことも追い風になって、「新年らしい格好で」などと自然に思ったのかもしれません。僕の背では容易にハンガーから外せない高さに掛かっているこのコートを、小型の脚立に乗って手に取って久方ぶりに着用しました。そう言えば、これまたちょっと忘れ去られていた存在だった、むか〜し昔にパリのアウトレットなセレクトショップで買ったヴェルサーチのパンツを穿いて。それにトリッペンの革靴合わせて準備万端!

 

外に出ると、それでも風がだいぶ強かったのですが雨は降ってなくて良かったと。ご近所のパティスリー、ブライアンの店のある道の隔てた反対側を歩いていたんですが、アナスタシアが気づいて手を振ってくれたので、こちらも返します。

てくてく20分ちょっとでYvesの職場到着。50半ばでアーリーリタイアしている台湾人の奥さんをもつDの姿を見つけたので、誰よりも先に新年の挨拶。その後もいつも見かけるメンバー数人に挨拶して席に着きました。

 

年内クリスマス前の回で既に予告があったとおり、本日のメニューはソーセージにザワークラウト(シュークルート)。イモも添えられててドイチュだわ〜。

 

 

毎回葡萄酒は紅白で用意されますが、白は珍しくイタリアワイン。まぁ、サーブしてくれるトニーはイタリア人だからイタリアものがもっと出てもいいはずですが。

 

 

Verdicchio dei Castelli di Jesi ヴェルディッキョ・ディ・カステッリ・ディ・イエージ と、えらく長い名前ですがマルケ州のワインとして最も知られるワイン。

 

 

アンフォラ型と呼ばれるくびれたボトルがどこか美しいのです。

 

 

いつものフランスものとは全然違う味。太陽の恵みが詰まった感じの濃厚な味。フルーティーだけど、どこかどっしりしたところも感じられて、飲みごたえがあります。美味しい♪ 気を良くしてフランスの赤にも手を出して見たら、こちらはかなり不味かった…。で、まだ残っていたヴェルディッキョにまた戻ったのでした。

 

本日のメニュー、ザワークラウトとソーセージの盛り合わせは結構好きなのですが、中にもっと肉肉しいハムが入っていたりするので、主催者Yvesが気を利かせてくれてトニーを通じて代替案を訊いてくれてました。そして、僕のプレートだけ特別にエイヒレのムニエル。イモの替わりにザワークラウトでも良かったんですけどね…。

 

 

このエイヒレ、レストランで食べるより美味しかったです。シェフありがとう!Yvesのザワークラウトをちょっともらったけど、こちらも美味でしたよ。ちょうど一年前くらいに前のシェフが病気になって、後任人事が難航してたような話を小耳に挟んでいたけれど、結果この一年ずっとナイスな食事を提供してくれているではないですか。

 

そして、今日は右隣に座っていたDがあんまり喋らなかったので、僕も食事とワインに集中してたのですが、テーブルの左のほうから英語が聞こえてくるので、美味しいもの白ワインの話題をとっかかりに初顔のお隣さんと話し始めたのですが、そこから話題は広がって。

 

このランチ会、普段は8割方男性なのですが、昨日は少し女性の割合が多くてお隣も女性でした。ほぼベルギー人で占められる参加者ですが、中には他のヨーロッパ人が混じってたりもします。大抵フランス語を解すので、当然のことながら場はフランス語で溢れます。その中で一人だけこの共通語が苦手なアジア人の僕がぽつんと居るので、コの字型に並べられた長テーブルの端っこにYvesと英語でもOKなメンバーを数人固めて、僕はそこに身を置くのが通例なのでした。

 

それが、昨日は僕の隣がやはりフランス語がまだまだという人だったので、周りが自動的に英語に切り替わっていたのに気づき…。それで声がけをしてみると、彼女はモルドバの出身。ウクライナとルーマニアに挟まれた東欧の小国で、人口約350万の国。国土面積は九州よりやや小さいながら、ベルギーよりわずかに大きいということで(ベルギーの人口は約1100万)。僕にとってモルドバといえば、数年前に流行ったユニットの曲!あー、名前が思い出せない…。三人組で…ともがいていると、彼女のほうから、O-Zone ね!と。そうそう、オゾン(オー・ゾーン)!

 

日本では『恋のマイアヒ』の邦題で大ヒットした、 "Dragostea Din Tei" ドラゴスタ・ディン・テイ(直訳すると「菩提樹の下の恋」だとか)。2004年のヒット曲だったって、えー、もうそんな昔???

 

 

日本では、のまネコの空耳バージョンウケてという話を交えて、モルドバ語がイタリア語やフランス語の語源となるラテン語系の言葉だという話から徐々に話は広がっていき、

 

 

そこから、モルドバのことを歴史を踏まえてより深く語り始め、お互いどうやってベルギーに来たか等など、とても楽しく会話が弾みました。

 

デザートは、アップルタルトなのですが、冷製でパイナップル入り。パイナップルのせいか、さっぱりしててGood! でした。

 

 

それにしても、昼間からちょっと飲み過ぎた感じで。よって、酔い覚ましに前から気になっていたカフェへ行くことにしました。ハリオのドリップコーヒーキットがまだ本格始動していないので、最初から豆を買いに行くつもりで。ひととおりラインナップの説明を受けた後で、本日のコーヒーを試飲させてもらい、再度そこから他の豆の味や香りの違いを訊いていきます。そして、ひとつセレクトしてもらって、豆を挽いてもらいました。ミルもグラインダーもまだ持ち合わせていない身ですので。

 

そこで、また立ち話をしていたら、他にも扱っているお茶の話になって、結局かなり上質な烏龍茶と緑茶ベースのアールグレイも追加することになりました。だいぶ気が大きくなってるな…。

 

 

こちらの Apex Coffee、先週土曜の新しいゲイ友Hクンと繰り出したエリアの入口です。この教会見覚えあるでしょ?

 

 

それから、トラムに乗り込み、ほんの1ヶ月前に新装オープンしたてのサンジルのパティスリー Ginkgo へ。もう結構前から車で通る度にこのリスのマークのひさしが気になってはいたんですが。

 

 

昨日の夜に日本語コースで疲れて来るであろうYvesへのご褒美も兼ねて、プティガトーを。

 

 

まだオープンしたてですが、地元サンジルのお客が付いているようですね。他にバゲットとショコラをちょいと試しに買い込んで。ここでは、フランス語のままで買い物楽しめました。

 

 

一度帰宅した後は、Yvesの学校の近くにあるプール、サウナ付きのフィットネスジムへ。学校の側なので、一緒に受付まで行き、年間プール利用オプション込みで期間限定(1月末まで)で€399 のプロモーションの説明を聞いた後で、契約して来ました。2月からふやけた体を少しは鍛え直します。

 

そこから帰宅途中の花屋さんのウィンドーにジャスミンの花を見つけたので、こちらも購入。

昨日は出逢った人達がみんな親切で、すごく嬉しくなった一日でした。そんなブリュッセルは本日も陽当たり良好です!

 

 

 

どくしゃになってね!

 

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