発達障害に向いている仕事とは

発達障害で仕事が続かないという問題

発達障害の人はなかなか仕事が続かない場合が少なくありません。

 

決して仕事が出来ない訳ではないのですが、定型発達の人ほど色々な事を起用にこなせない事が多く、なかなか向いた職種に就く事が出来ないのです。

発達障害の向いている職業

しかし自分の得意分野や好きな事に携われるような職種であれば、周囲が驚くような才能を発揮している人も沢山いますよね。

 

ADHDではないかと言われているスティーブジョブス氏などは典型的なのではないでしょうか。

 

問題はなかなか何が向いているのか分からないという事。

 

嫌いではないから就職してみたけど、思っていたような内容ではなかったり思っていた以上に難しいと感じたり・・・

 

特に誰もが当たり前に出来ている事が出来ず、自己否定をしてしまう場合もあるはずです。

発達障害でも適職は人それぞれ

一般的にアスペルガーの人は接客業には向かないと言われています。

 

  • 相手の気持ちを理解出来ない
  • 言葉の意図が分からない
  • 話しの先を想像出来ない

 

確かにこれらは自閉症スペクトラムと呼ばれるアスペルガーにとっては難しい事なのですが、私が過去から現在まで携わってきた仕事は全てが接客業でした。

 

人と会話をする事で成立する職種ばかりを選んできたのですが、最終的に今の仕事は既に25年以上も継続しているので適職と言えるのだと思います。

 

 

接客業が向いていないASD

 

同じASDという障害でも人と接する事が出来ない場合もありますが、パソコン関係の職種に就いてその能力を発揮している人もいます。

 

黙々と手を動かすような工場内作業が非常に向いていると言う人もいます。

 

そのため、同じ発達障害だったとしてもどのような仕事が向いているか?はその人それぞれ。

 

適職を見つけようと考えているなら、まずは自分が

 

どのような事なら出来そうか?

 

を考えてみる所から初めてみると良いのではないでしょうか。

 

好きな事があればそれを仕事にすれば良いですし、特技があればそれを活かす事は出来るはず。ただし、苦手な分野や嫌いな職種はかなり克服するのが難しいので避けた方が無難です。

仕事が続かないなら転職も考えよう

昔とは異なり今は転職する事がおかしな時代ではなくなってきました。

 

もし今、自分があまり向いていないと思うような職種に就いているなら転職を考える事も決して悪い事ではありません。

 

ただしその場合は

 

  1. 今の職種の何が向いていないか
  2. 今の職種でも出来た事は何か
  3. 何故転職したいのか

 

の3つは最低でも考えたいところ。

 

もしかすると業務内容ではなく人間関係で躓いているなら、極力人間関係の少ない所に行く必要があるはずです。しかしこの場合は同じような職種でも問題がないという事なので、今まで培ったスキルが役に立つのではないでしょうか。

 

そうではなく、内容に興味が持てない、意欲もわかない・・・というのであれば、全く異なった職業を選ぶ必要があります。

 

というように、就職できたからと言って全てがスムーズに進むという訳ではない可能性が高い発達障害の人にとって何よりも大切な事は

 

自分がある程度好きだと思えるような仕事

 

であれば適職とは言えなくても無理せず続ける事が出来るのではないでしょうか。

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