今回は最近読んだ漫画について。

ミステリーの漫画なんだけど、とっても深い話なので親の愛情の大切さについてもいろいろと考えさせられました。

 

 

浦沢直樹さんの漫画『MONSTER(モンスター)浦沢直樹』をはじめて読みました。

 

きっかけは彼氏から「面白いよ」ってオススメされたから。単純。

実際読み始めるまでは「つまんなそう」って思っていたけど、

見事にハマって一気に全18巻読破した。

 

 

MONSTER(モンスター)浦沢直樹

 

『MONSTER』(モンスター)は、ビッグコミックオリジナルに1994年から2001年まで掲載された浦沢直樹による日本の漫画。

https://ja.wikipedia.org/wiki/MONSTER

 

 

ゾクゾクする怖さがたまらない。

幽霊とかより、実際のオカシイ人間の方が恐怖。

 

ラストがどうなるか気になって気になって徹夜で読んだけど、最後はなんだか『え?』って感じでした。

想像にお任せします的なのかな。読む人にとって解釈が全然違いそう。

私は白黒ハッキリさせたい性格(病気?)だからモヤモヤした。

自分なりに「こういう事かな」って意味を考えたけどまだスッキリしない。

 

 

でも結末のモヤモヤよりも、この漫画の中で心に響く言葉なども多くて。

ただの漫画ならわざわざこのブログに書かないけど、

ウィキペディアにもあるように『家族の在り方(親子愛、兄弟愛)、人間愛、児童虐待、アダルトチルドレン、トラウマ』なども深いテーマになってるから読んだことがない人に読んでもらいたくなった。

基本はドイツ、チェコを舞台とした本格ミステリー漫画なんだけど。

 

 

ネタバレになるから、知りたくない人はここから先は読まないで下さい。

作中で1つ気になったセリフを書きます。

脇役だけど孤児院で働くあるおばさんの言葉。

 

「あの子たちは本当の親の愛情というものを知らない。人間として成長するには愛情しかないのよ。」ってのが私の心には重くてドキッとした。

 

 

境界性パーソナリティ障害によく言われるのは親の愛情不足。

私はそれにピッタリ当てはまると思う。

 

両親は物心ついた時から不仲だったし、私の中学卒業を待って離婚。

私は生後3ヶ月で保育園に預けられて、母親は仕事ばかりで家にほとんどいない。

父親も長い出張が多かったから基本、祖母に育ててもらった。

 

両親とも優しくて良い人間なので、どちらとも仲は良い。

ただ、無償の愛を幼い時に親から十分に与えられなかったから自信のない人間になってしまったと思う。

恋愛依存症になったのも、境界性パーソナリティ障害になったのも愛情不足からだと思う。親のせいにしているだけかもしれないし、同じ環境で育った姉は至って普通だし、自分にも原因はあるのも分かる。

 

ただ、子供にとって、親の愛情ってすごく大切。

親から十分な愛情を受けられなかった子供は精神的なストレスからさまざまな問題が起きてしまうのも事実。

 

 

今回のモンスターという漫画では、母親に疑念を抱いた1人の少年が連続殺人犯になっています。幼い頃から冷酷無比な殺人鬼。恐ろしい“怪物”と呼ばれます。

彼には双子の妹もいるけど、妹は幼少時の記憶はなく、ある夫婦の養子になり愛情深く実子として育てられたので歪むことなく普通に成長しています。

子供にとっての親の愛情の大切さを感じました。

こんな風にこの漫画で感じるのは私のような人だけかも。ただそれを除いても普通に面白いのもあるからハマりました。

 

 

殺人鬼の青年はもちろんモンスター。

でも本当のモンスター“怪物”は子供の心に疑念を抱かせた母親なのかもってオチ。

私の解釈でしかないけど。

幼い子供の育て方や愛情のかけ方でどんな人間になるかある程度決まっちゃうのはあるんだと思う。努力次第では人間は変われると思うけど、それってすごく難しいと思う。

 

 

色々書いたけどモンスターはまた1巻から読み返したいくらい好きになった。

アニメも見てみたいかも。

 

あと、同じ作者の20世紀少年も見たいかな。

これもラストがモヤモヤ系って聞くからどうなのかなぁ。。笑

 

 

 

 

 

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