利伸ばしの極意

スキルアンドアート

勝者が口を揃える意見です。

トレードで一番難しいスキルは利食です。

 

私も同感ですし、やればやるほど奥の深さを発見します。

 

「買いは技術、売りは芸術」とは株の格言で、

 

為替で言うと、

「エントリーは技術、利食いは芸術」

となります。

 

スキルVSアートですから、エントリーより断然利食が難しく、しかも天井が見えないほど、そのレベルには差が出ます。

 

相場巧者は「逃げ」の速さもさることながら、例外なく、利伸ばしのセンスに長けています。

しかし、相場巧者をして「自分はまだ修行中」と言わしめるのも、また、利食です。

 

それほど難しいということです。

 

初級者を脱した段階のトレーダーは、トレーリングストップ(SLの適時移動)の重要性の高さに気づきますが、それでも「SL」は作業規律の域を超えません。

SLは最低限のルーチンであり、当り前に出来るようになって始めてスタートゲートに入ったと言えます。

 

(初心者はSLが出来ないか、出来てもルールがユルい)

 

 

鼻先三寸の人参をゲットする方法

 

トレーリングストップは、有効性を証明できる戦術ですが、

トレーリングテイク?(利食)という言葉は聞いた事がありません。

 

ですが、確実に存在します。

 

MT4に、トレーリングストップの単純な機能がありますが、同様の利食システムは仕組み的に不可能です。

理由は簡単で、価格と一定幅を維持をするトレーリングを利食値にすると、利食ラインに到達する事ができないからです。

 

逃げるゴールってやつで、非常に稚拙な戦術です。

 

(無意識に、そして結果的にではあるが、これと同様の事を繰り返している可能性は、とても、ある!)

 

利伸ばしの極意

 

極意を言います。

 今すぐ手仕舞うべき充分な理由が無いのなら、

 利益は相場の成り行きに任せて伸ばす。

 

 

これが利の乗ったポジションを限界まで引っ張るコツです。

 

毎回最大益になる事はありませんが、最善であり、理論上、正着といえる状況判断です。

何事も起こりうる相場では、損失を限定する一方で、利益に蓋をするべきではありません。

 

一見、真逆の行動に思うかもしれませんが、

「損失を限定する行為」「利益を限定しない行為」は、

ひとつの同じ相場原理に基づいています。

 

公式は同じで、解が違うだけです。

 

もう一つの極意

実際問題としては、

トレード初級者の段階では、薄利を徹底した方が、負けにくいし、勝ちやすいです。

 

 

しかし、
この状態ができるようになったら、今度は利伸ばしが必須になります。
(※必要でなく必須と考えます)
(この理由はメルマガで詳しく解説しているので割愛します)

 

私が自身のトレード用に自作しているツールは利便性も高まりますが、利便性で勝っている訳ではありません。

元になるトレード戦略が先にあり、ツールはそれを実行するための補佐役として開発しています。

 

パフォーマンスを上げるツールがあるに越した事はありませんが、ベースにトレーダーの手法や信念が無ければ、展示されたスポーツカーのようなものです。

必ずしもツールやマシンが、人を勝たせてくれる訳ではありません。

 

トレードに勝つ為には、自制心自己規律など、自己研磨を常に怠らないようにしましょう。

 

それはトレーダーの成長を伸ばす極意です。

 

とはいえ、「入れた翌日からバンバン勝てる」という事はありませんが、大きな助けになるのツールはたくさんあります。

このブログでも自作他作問わず厳選したツールを多数紹介していますが、一番成長に繋がるのは「メンタルに良い影響を及ぼすツール」です。

 

あまり多くはありませんが、ツールもそういう観点で探すと効率よく自分を伸ばしてしていけると思います。

 

成長にブレーキをかけない環境が極意という訳です。

 

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