楽天爺さんの気まぐれ日記

・田舎暮らしを楽しんでいます。

心に響く!!名経営者の言葉No.045

2018-06-21 | 先人の知恵に学ぶ

 PHP『心に響く・名経営者の言葉』
       第3章 高いモチベーションを保つには?・No.013

「多くの仕事をしようとする人は、

   今すぐひとつの仕事をしなければならない」
         マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド
             ロスチャイルド財閥の創始者 (17441812

 マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは、ドイツのフランクフルトで生まれた。
ロスチャイルド家はユダヤ系で、彼の父は、当時キリスト教徒が営むことを
禁じられていた金融業を生業としていた。
 父の仕事を継ぎ、堅実な商売を続けていたマイヤーは、1801年にウィル
ヘルム九世に資産の運用をまかせられる。
 その資産は、1795年に父のフリードリヒニ世の死去によって相続したもので
ヨーロッパ一の額だったという。 
 その後、ナポレオンがドイツを占領すると、ウィルヘルム九世は亡命。
マイヤーはナポレオンから直々に管財人に任命され、ウィルヘルム九世の全資
産を管理するようになった。マイヤーはこの機会を利用して、現在のロスチャイ
ルド財閥の基礎となる莫大な財産を築いた。
 豊富な資産を武器にしてマイヤーはヨーロッパに支店網を築き、フランクフルト、
ロンドン、パリ、ナポリ、ウィーンという重要拠点には五人の息子を配した。
 そして、ヨーロッパの金融業界を支配するようになる。
ロスチャイルド家には「街に血が流れるときこそ、いちばんよい投資機会だ」という
家訓が伝わっているという。たしかに、ロスチャイルド家は戦争の度に資産を増や
してきた。それはほめられたことではないかもしれない。
 だが、冒頭の言葉はビジネスパーソンにとっての金言といえるだろう。
ロスチャイルド財閥の基礎を築くきっかけになった、ウィルヘルム九世の資産運用は、
マイヤーが持ちかけたわけではなく、ウィルヘルム九世からの依頼だった。
 ではなぜ彼はマイヤーを選んだのか? それは、マイヤーが堅実な商売を続けて
いたことを知っていたからだ。マイヤーがあれこれ手を出して、すべてをおろそかにす
る人物だったら、大金を託す気にはならなかったはずだ。

 「二兎を追う者は一兎をも得ず」という言葉があるとおり、仕事もひとつひとつを完璧
にこなしながら進めていくことが大切である。
 
泥仏不渡水(でいぶつみずをわたらず)
                しょせん偽者はすぐに消えてなくなる
泥でできた仏は水を渡れない。
形ばかり真似てみても、中身が伴わなければ価値はない。
本物となるには自分自身を磨くことが大切。                  
                 :気持ちが楽になる禅の言葉より 



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